思考・手法・努力の関係 2 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

野人理論は十代より半世紀かけて組み立てた独自理論であり手法。

元々体力トレーニングを必要とせず普段のままで通用する手法なのだから、泳力や武術の体の動きは今もそう衰えてはいない。

 

70代になれば人生も終盤、通常は数十年間鍛え続けた筋力も努力も役には立たないはずであり、複数の病不調にも悩まされている人も増える。

極端な衰えだけでなく、この病不調もまた思考の「考」を誤った結果なのだ。

自ら考えて誤ったと言うより、他論や常識を選んだと言うことだ。

 

例は山ほどあるが、スポーツの一例を挙げれば・・

 

動物もそうだが人間も同じ種である以上、小差はあっても体機能はほぼ同じ。

脳も筋肉も骨も似たようなもので、同じメーカーのノートパソコンと考えればよい。

体力のなかった人も練習次第で筋肉も能力も見違えるように変貌する。

体力や技を競う競技において何故これほど大きな差が出るのか。

入部・入門して「理に適った」同じような練習をしているはずだが。

 

陸上、水泳など個人能力がわかりやすい競技において、体格も良く、体力筋力持久力が勝る者が必ず速いとは限らないのは何故か。

競技は男女に分かれているが、トップクラスの女子に同レベルの男子はともかく、練習量も豊富な多くの男子がスピードにおいて何故敵わないのか。

 

オリンピックで女子平泳ぎの金メダルをとった中学生に勝る記録を出せる男子水泳選手は国内でも数えるほどだが、スピードでは及ばない男子選手の体機能は女子中学生よりはるかに優れているはず。

 

これをたまたま「彼女が上手に泳いだ」・・で済ませられるかな。

彼女の泳ぎ方に「理」があったから誰よりも速かったのでは。

 

野人は17歳、30歳と県大会の水泳短距離で優勝したが、どちらも練習はまったくせずヘビースモーカー。

レースの前の準備体操も柔軟体操もウォーミングアップもする習慣は昔からない。

水泳競技にそれらは関係がないと確信していたからであり、やってもやらなくても記録に変化はない。

 

12年間プールとも競泳とも無縁だったが、30歳の方が記録は速く、しかも国体県予選で50m自由形は大会新記録だった。

決勝で12年ぶりに全速で泳いで息切れしたが・・1位。

とてもそれ以上はレースとして泳げそうもなく限界。

このようなことは世界の水泳界でも非常識なことだろう。

 

30歳のレース前にスイミングクラブに月に5回、夜の部に20回ほど通ったが、全速で泳いだことは一度もなかった。

たとえ泳ごうにも人がうじゃうじゃで泳げない。

高校の時は深く考えなかった「速く泳ぐ理」を考案、その泳法を試しに行った。

 

仲間もクラブのコーチも理事長も、野人が県大会に出ることは知っていたが、通常の練習どころか、スピードを上げて泳ぐのさえ見たことはなかった。

優勝した記録を知ったのは大会翌日の新聞で、元水泳部の若いコーチ陣よりはるかに速かったので全員が絶句した。

 

13年間、プールでの練習なしでもタイムは落ちず、頭で考えてフォームの調整、猛練習も努力もなしでタイムはさらに伸びたと言うことだ。

だからスピードは練習や努力とは関係がない。

 

これをどのように理解するのか、理解出来た人はいなかった。

速く泳ぐのに短距離なら練習は必要ない、ブランクは10年でもスピードはさほど関係なく不摂生も酒も煙草も影響しない。練習で持久力を付けたほうが楽だが・・

 

汗は生命の危機であり、「いい汗」など存在せず、陸トレもランニングも不要。 汗をかいてまでスポーツはやりたくない。

柔軟体操、準備体操、ウォーミングアップなど必要なく、ぶっつけ本番が一番。 そのほうがエネルギーを消耗しない。

十代の時から今もそのように豪語している。

理論を実践・証明し続けたようなものだな。

 

努力が嫌いな野人が努力したことがない理由、わかったかな?

練習・努力なしで汗もかかない「結果が出る手法」ドキドキを、最初から選んでいたからだ。

 

水泳競技においての心境は、「楽をして試合で勝ちたい」ではなく・・ 「出たくも勝ちたくもない」が

「県大会ならこの程度で楽勝」・・と、省エネ。

大きな声では言えないやむを得ない事情で出場した。

十数年のブランクがあろうがなかろうが、出場する前から結果はわかっていた。

 

「そんなバカな」「信じられん」の声が多く、「素晴らしい」「ご立派」の声はなかったが、常識からすれば仕方ない。

 

目的を持って体を鍛えて筋肉を作り上げる「トレーニング」は人間独特の思考で手法。健康の為の日々の適度な運動やストレッチも同じ。

頭脳を駆使して作ることが特異な人間は、庭木、野菜果樹、家畜、ペットだけでなく自分をも作り上げようとした。

筋肉、持久力、肌や髪の手入れ、有効成分を有する健康食品、プロテイン・・必要か不要かは個々の判断。

 

物は作るが「生命は作らず作れない」「すべては元に戻ろうとする」

これが森羅万象の道理であり、野人はそれに逆らわず生きているだけだ。

 

水の理、動物の理、人間の理・・理を解してコツを掴めばよいのだが、その理は今の生物学をはじめとする生物関連学問にはまったく存在しない。

理がなければ皮膚や内臓の老化も異様な速さで進み、病不調にも陥る。

 

存在しないから仕方なく理を作ったが、皆さんの役に立って大勢に喜ばれている。

 

思考と手法と努力、この6漢字の中で思考の「考」以外はまったく関係がなく、「考」次第手法も努力の程度も結果も決まる

結果を求めるなら学び方を見直し、「考」を磨くことが目的を果たす近道だな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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