足ヒレやシュノーケルを使い始めたのは定かではないが中学後半、それまでは海女と同じゴムのような水中眼鏡のみだったが、海に入れば1時間以上陸には戻らず狩りを続けた。
息を止めている時間はシュノーケリングの比ではない。
6千+アルファ?という野人の肺活量はその時に培われた。
流体である水の本質・特性、抵抗、無重力、浮力、人体の仕組み・・これらのことを人はどれほど理解しているだろうか。
理解出来ずとも体で感じ、体を順応させているだろうか。
人に教わった知識・技術を繰り返し練習、それを基盤に創意工夫しているのではないかな。
幼少から野人は後者を選択せず、最初から自分の体と頭で考えた。 それは水泳、武術だけでなく暮らし全てに及んでいる。
人間界を含む自然界すべてから身を守り人も助け、糧を得て、困難から意識を守り、体力の消耗を抑え、必ず結果を出す。
23年と言うヤマハ時代の業務もそうだが構築した協生理論も同じ。 結果出ずして使い物にはならず人の役にも立たない。
中学では徹底して泳ぎを教わった者より、基礎すら教わらず自力で体得した者のほうが最後は結果を出せた。
中学ではそれなりの練習、高校では全く練習しなかった野人は、理論だけで結果を出したが理論に確信があったからだ。
13年のブランクの後の公式レース、30歳でやはり練習せず国体予選を兼ねた三重県実業団大会で優勝、煙草は1日3箱に増えていたがタイムは高校よりも良くて歴代最速の大会新記録。
体力は多少落ちてもスピードは落ちず問題はない。
ついでに出場、生まれて初めて50mも泳いだバタフライは29秒、失格スレスレで2位だった。 県水連理事長は絶句・・
「あんな無茶苦茶な泳ぎであの記録は・・」と、「是非完成させて下さい」と学校のコーチまで依頼された。
特別な体質でもなく人によってはやれるだろう。
80歳ならともかく人生半ばの40・50で老化が進み、体力の衰えが酷いこと自体がおかしく、何かを間違えたと考えないのかな。 野生では知恵と体力の全盛期なのだが、周囲の人間しか見ないから判断を誤る。
教わる知識常識が必ずしも正しいとは言えない。
野球界や他のスポーツ界でもそれは同じ。
常識では現役を退けば通用しないほど衰えは酷いが、あれから40年経った今でもさほど衰えは感じず、真面目にやれば当時に近い記録は出るだろう。 10年後でも同じで、猛練習など必要なく、調整期間は1か月もあれば十分。
水泳界は当時と比べて目覚ましく進歩、記録も大きく伸びた。
しかし、今も競技の為の泳法としか思えない。
子供大人を問わず水難事故が相変わらず多発していることがそれを示している。
非効率・非実用的な泳法として平泳ぎの弱点を取り上げたが、競技4種目の中では最もスピードが出ない。
労多くして功少なし・・つまり無駄が多過ぎるということだな。
水泳の目的は、健康でも競技としての波及でもなく、どんな状況でも自分の命を守り通し、溺れる人も容易に助けられる術の波及であるべきだろう。
それが出来るのは「水泳界」しかないのだから。
それを前提に競技にまい進すればよい。
世の中に何が欠けているか、何が必要なのか、十代からそう考えながら生きて来たが、それらは人に教わることでもなく自ら考えること。 道がはっきりと見えたから迷わずヤマハを退職して会社を興し、赤字を苦にせず支え続けた原動力は利ではなく志。
日本は経済力があり治安も安定、学びも仕事も自由に選択出来る。 自力で学び努力し、知性・理性・人格を構築したと自負する人も多い。
しかし基本はすべて教わったことに過ぎず、それをアレンジしたに過ぎない。 学問・学者の頂点もノーベル賞も同じ、そのように考えたことはあるかな。
生まれて生を終えるまで教わり続けるのか、それが学習なのか。
そのような生物は地球上には人間の他にいない。
それが使い切れない頭脳をもって生まれた人間の宿命なのか。
失敗を繰り返し、病不調、深刻な環境破壊を招き・・その修正すら出来ず多くの生き物たちを困らせるのが人間なのか。
各種講習会で教えるのは知識技術ではなく「学び方」であり、それが独特の理論の理解に必要だからだ。
意識の在り方、思考の起点・順路などであり、農園見てもわからない・ノートも必要ないと言うのはそれが理由だな。
内容の詳細や答えはブログ記事に書いてあるしそちらのほうがわかりやすい。
講習会は思考のトレーニングだからスポーツ・武術・ギャンブルなど色んな分野の例題に脱線もする。
水流護身術・泳法は野人理論・思考の原点、農法も体調復元法も考え方は同じだ。
何から、何の為に学ぶのか、自分の為、家族だけの為なのか。
世界中で争いが何で絶えないのか・・
学ぶ姿勢、時には振り返って考えていただきたい。
水流理論を体感した読者のメッセージ・コメント
野人泳法を教わることができ、また目から大きなウロコが落ちた1日となりました。
自分の恐怖心、固定観念がいかに新しい動きを習得する妨げとなり、無駄を生み出しているかが分かりました。
ドラゴンブレストは本当に楽で、水と一体になったようでした。
スイミングを長年やっただけに、その違いがよく分かりました。
アナコンダ泳法で水を切り拓き、クイックターンで瞬時に消えたムーさんの姿にはとても感動し、思い出すと何故か涙が出てきます。
私は協生農法を実践中で、これまで農法講習を主に受講させて頂いておりましたが、
今回の泳法を教わって、自然の力を使ったりその合間をぬったりして、楽に収穫を得る、目的を達成するということについて、大きなヒントを頂きました。
農法の実践で様々な判断をするタイミングがありますが、そこでどう考えるかにこれから生かせそうです。
脱洗剤も始めてかれこれ10年以上になりますが、風邪をひかなくなり、慢性的にあった胃腸の不調もなくなり、口内炎と朝の吐き気が消え、傷も早く治るようになり、夫の花粉症も治り、お風呂掃除も必要なくなり、毎日の生活が本当に楽になりました。
ムーさん、ありがとうございます。体調復元、ムー塩の力、身体に必要な食べ物、教えて下さりありがとうございます。
妹が自分の力で立ち上がり歩く事が出来ました。 ムーさん、スタッフの皆様のおかげです。ありがとうございます。
老子の一節
水は丸い器に入れれば丸くなり、四角い器に入れれば四角になる。 万物に恩恵を与えながら少しも自慢することなく、常に低い所へ位置する。その在り方は極めて柔軟で謙虚だ。
それでいて硬い岩でも打ち砕く力を秘めている。
一見、主体性がないように見えるがその実、常に低い所へ流れようと強固な主体性を秘め、何も為してないように見えながら万物に恩恵を与えている。
時には水蒸気となり氷となってその姿は臨機応変、自由自在。 人間もかくありたいものだ。
姿が見えないステルス・・・・ アナコンダクロール
今日は足ヒレ いらんな・・
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