争いのない世界 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

 

人間は争いが絶えない。

国家同士の争い、団体、個人と日々無数の争いが溢れている。

国家同士の争いがない時代は人類史上存在しないほどだ。

 

人間同士の争いによって多くの命が失われ、表土は荒廃、人間だけでなく他の生き物の生命も失われる。

人間が起こすことなのだから人間に止められるはず。

何故このようなことが絶え間なく繰り返されるのか、止められないのか、その原因は何なのか。

 

自然界でも動物達は生き残りをかけて争いが繰り広げられている。

争いの原因は「生存」の為であり、食糧確保と繁殖の為。

その為に「縄張り」を守り、ハーレムを作り、雌を奪い合う。

食欲と性欲、どちらも本能に根付くもの。

 

国家同士の争いはこの縄張り争いと同じであり、国家の名のもとに大地に縄を張っているようなもの。

日本はじめ各国の歴史もまたこの繰り返しであり、国内での興亡を繰り返している。

 

日本の戦国時代は「国盗り合戦」とも呼ばれ、全国各地の守護大名が領地や天下を競った。

報酬は石高で示され、国力も同じ、つまり「米」の奪い合いで多くの人命が失われた。

 

食べ物の他に争う原因となるものは「資源」であり、物欲とも言える。

金山、銀山などの鉱物、石油、宝飾品、美術品、スパイスなど貴重な食品、奴隷として人間まで人は所有しようとした。

 

ここまでエスカレートした人間の欲は際限がないが、「何故」ではなく「何の為に」と考えれば、「自分達の為」という答えしか出て来ない。

動物は本能で争うが人は本能以外の「欲」で争う。

 

地球上で最も優れた「意識」と「知性」は、「意欲」と「知恵」を高め、一部の国家には文明の繁栄と豊かな国家をもたらし「道徳・福祉」をもたらしたが、「我欲」という意識は争いを生み、「知性」は兵器を生み出した。

武力を持った国家同士の縄張り争いだけでなく、アフリカ、アジア、アメリカ大陸ではその力で一方的に蹂躙された歴史を持っている。

 

人間に「我欲」がある限り、知恵は知恵とも言えない武器に向かい、争いは絶えないだろう。

昔も今も世界の社会の仕組みが変わらない限り「我欲」が消えることはない。

 

平和な世界を築こうと活動する人達は世界中に大勢いる。

皆、それぞれの立場で懸命に頑張っている。

 

欲を生み出す世界の社会の仕組み・・

本当に変わらないのだろうか。

人間の我欲は消せないが、その勢いを鎮静させることは出来る。

そしてそれを制御せざるを得ない社会の仕組みを築くことも出来る。

 

無理なく、具体的に、何処からどのように進めて行くか、それ次第でやがて世界は変わるだろう。

人間の膨大な欲を逆手にとってそのベクトルを役立つ方向へ向ければよい。

意味不明に聞こえるだろうが、やれば立派に成り立つはず。

気が遠くなるような話だが、やれないことではない。

 

完璧なる物理方程式で道理を示し、入り口の道を切り開けばよい。

その程度なら不精なお野人にも出来るだろう。

今日から・・いや、来月からやるか

平和な未来を夢見ながら・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

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