ん・・・・
おい・・ 何か用かい?
おいで・・フグ太郎
お手 鋭い歯で噛むなよ・・指はエサじゃないから
アタま・・ スリスリ・・
お腹・・・ ナデナデ
昨日の海遊びの最中、一匹のクサフグがすり寄って来た。
まとわりついて逃げる気配がないので遊んでやった。
刃物のような鋭い歯は指を食いちぎるほどだが・・大丈夫。
沿岸や潮だまりに生息、最も身近なクサフグは猛毒の肝臓だけでなく皮にも身にも弱毒を持ち、トラフグも及ばない毒フグの王様。
猛毒のコモンフグ同様に、彼岸フグもクサフグも身だけ丸焼きや天ぷらで食べたことがあるが、食べ過ぎれば致死量に至る。
他のフグのように大きくならず、このクサフグは大きい方だな。
野人の踵ではなく足の指先が気に入ったようでスリスリ・・
指から・・不遇なゆーびんぶつ・・が出てたのかも・・
魚突きで殺気を感じて魚が逃げるように、水中では意識が伝わりやすい。 鯨、イルカ、魚はそれで意思疎通をはかっている。
クサフグは5月から8月の大潮の夕方満潮時、数百・数千匹が波打ち際に集まり産卵する。
単独行動のクサフグがどうやって疎通をはかり同一場所に集まるのかは謎とされているが、難しくもない。
人間が思っているより機能が優れている・・と言うより、動物すべてが有する当たり前の仕組みに、人知が及ばないということであり、及ばない理由は学問の基盤が間違っているからだな。
本から学ぶ机上の学問ではなく、長年動物・鳥類、昆虫・魚貝類、植物と接し、理をもって観察すればそれがわかる。
理とは、可愛い、不思議、不気味、ぶさいく、美味しそう・・などの感性ではない。
理科の野外観察授業でも、生物においては感じたままの個々の感性ではなく、理性を育てるべきだろう、それが教師の役目であり、感性は個々養うものだな。
それが出来ていないのは生命に理の学問がないからであり、だから野人は理論を創ったが、最初に一人の人間が作るのが全ての理論の始まりであり、修正・進化させるのも一人の人間。
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