上 よく干物にされるショウサイフグ 下 猛毒のヒガンフグ
キス釣りと天ぷらランチのお客様を海に案内すると必ず釣れるのがフグだ。
その大半は小型のショウサイフグで海に帰してあげる。
フグは怒るとお腹に空気を溜めて膨れ上がる。
子供達がいればお腹の皮に触れさせてあげるのだがワサビがおろせるくらいザラザラして面白い。
逃げ足の速さも称賛に値し、腹が膨れたフグを海に入れるとあっと言う間に空気を吐き出し一直線に海底に向かう。
その早業に必ず感嘆の声があがる。
食べられそうなサイズのフグが釣れると・・・野人は船長の権限で没収するようにしている。
客にフグを調理させて食べさせるわけには行かないから、「危険物取締法違反」として客を、いやフグを検挙するのだ。
フグは大好物だから、職権乱用ではなく食券乱用だな。
この日のフグは猛毒のヒガンフグと弱毒のショウサイフグ。
ヒガンフグの身の一部は刺身で食べて、残りは・・
「どっりゃあああ~~!」とまとめてお昼の天丼にした。
どちらも旨いのだが、味は明らかに異なりヒガンフグに軍配があがる。
歯ごたえも旨味も毒の強さに比例するようだ。
野人も最近、旨味が・・増してきたかもしれん。
これ・・・尾柱が立ってる 庭のスダチを添えて
右がヒガンフグ 左 実は肉も毒を持つコモンフグ・・だった
う・・・ う・・・ いかん・・