気配を感じて振り向くと・・
そこに小柄な猫が座り込んでいた。
むー農園に来る途中の狭い道を歩いていたこの猫。
振り向くこともなく、車も避けようとはしない。
通れないので仕方なくゆっくり後から走り続けた。
あばらも浮き出て毛並みもやつれている。
途中こちらを振り向いたが、先が短いのはわかる。
この先にはほとんど民家もない。
集落を離れて山へ戻ろうにも山もなく森もない。
むー農園に着いて作業に入ると、農園内をこの老猫は横切って再び道に出て行った。
そしてついに道端にへたり込んだ。
何年か前に体の大きな老猫がへたり込んだ場所と同じだ。
その老猫は一匹のカラスに突かれながらこの猫とは反対方向の道から歩いて来た。
力尽きて同じ場所にへたり込み、カラスが頭部を攻撃しようしたので野人が追っ払った。
カラスは賢く、反撃出来ないことを見抜く。
あの時の二の舞になりかねんな。
「こっち きしめ～～ん ネコ
」
・・・と 呼んだが、知らんぷり。
立ち上がる気力もなさそうだな。
まあよい、カラスが来たら何とかしてやれば良い。
タネ植え作業に集中していたら・・
そのネコが後ろに座って野人を見ていた。
なんだ・・・ 戻って来たのか
おい・・ 何処行くんじゃ
行かんでいい そこ座っとれ もう歩けんのだろうが
そうじゃ そこでゆっくり休め
ここは立派な森
カラスに見つからんようにな
老猫とカラス
https://ameblo.jp/muu8/entry-11852126531.html
もう 歩かんでいい
竹輪の友と最後の晩餐
https://ameblo.jp/muu8/entry-10616622486.html
タマのごはん やじんも同じ
黒猫悶絶 そこに手を乗せるんじゃねえ
https://ameblo.jp/muu8/entry-11433654490.html
妖しい目と手だな やってみろ どうなるかわかる
爪立てるな
・ それはお団子ではない
野良の分際で 勝手に侵入して何考えとるんじゃ
ネコ踏んじゃうぞ バカタレ・・
アタマも そこに乗せるんじゃねえ 重たまい・・
丸見えになったら ど～～すんだ！ 読者喜ぶぞ
天の大仏の足罰
じゃい 手 離せ
む～さんゴメンにゃサイ
愛犬ポチ