表土の復元がもたらす未来 2 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

 

表土の復元は荒廃した表土を復元すると言うことであり、何が荒廃した表土に当たるのか。

乾燥地域を代表する砂漠、この砂漠には色んな種類がある。

 

砂漠とは雨が少なくて植物が育たないか育ちにくい乾燥地域のことで、一般的な「砂砂漠」は世界の砂漠の20%。

大半は、細かな粘土や土で出来た砂漠、石ころだらけのレキ砂漠、巨大な岩だらけの岩石砂漠だ。

 

乾燥は、雨の量と、地面から失われる水の量・蒸発と、植物が息をすることで失われる蒸散とのバランスで決まり、失われる水の量が多ければ乾燥する。

 

自然まかせなら復元は不可能だろうが、協生理論ではバランスの逆転は難しくはない。

砂漠化が自然現象だろうが人的なものであろうが、必ず緑地に復元出来る。

 

乾燥地帯の次に荒廃した表土は、農地すべてでありその大半は穀倉地帯。  その次が食料生産以外の植林だ。

人間の居住区域、産業区域、道路などは荒廃には入れていない。

 

居住区域の中で必要な住居、産業地、道路を除く荒廃地には公園、河川敷、庭園などがある。

完全な仕組みと生態系を有することを健全な表土の条件とするならこれらは荒廃地であり、人間の都合で作られた人間だけの私有地に入る。

 

全体の面積からすれば微々たるものだが、多くの人の目に入り、森の認識が変わるモデルとして視野に入れている。

地球復元において最も重要なのが乾燥地域の復元と、田畑、穀倉地帯の復元と、山林の復元なのだ。

 

これら表土が復元することでどのような現象が起きるのか。

 

地球が抱える深刻な問題は、環境問題、飢餓貧困問題、健康問題、大きくこの三つだ。

その原因、すべてに共通する原因は農業の間違いにあると野人原人は特定している。

 

この大きな3つの問題はすべて表土の荒廃がもたらしたものであり、生態系・環境が破壊されることで農業の持続は困難になり、飢餓貧困を招き、不健全な表土から生まれる自然界と異なる不完全な食べ物は心身を蝕み、病不調を招き入れた主因となった。

 

現農業は石油に依存した農業であり、機材、肥料、家畜の飼料だけでなく、水もまた石油がもたらしたもの。

川の水も地下水も石油無しでは使えない水なのだ。

石油も地下水も有限でありいつかは枯渇する。

 

山林が人の都合の植林で埋め尽くされれば陽光も当たらず表土は崩壊、保水力を失えば本来の川の水量さえ保てなくなるのは必至。

これらは今のままでは必ずやって来る。

 

このままでは陸の動物も川の動物も生きて行けなくなり、人類は破滅に向かう。

気が付いても表土も生態系もすぐには戻らない。

一番求められることは無理のない形で維持させることであり、特に人口が増加し続ける地域では最優先だ。

 

表土を維持出来る人達は表土に関わる産業、つまり農業であり、農業が成り立たなければ到底困難。

里山が消失、森林が荒廃したのは農業、林業が成り立たなくなり、後継者・従事者がいなくなったからであり、成り立たせることが復元の条件になる。

 

続く・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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