昨日もまた平野に広がる穀倉地帯を見て思った。
生態系を完全に破壊する農地が「これほど必要なのか」と・・
これらの維持に「どれほど貴重な水を注ぎ込むのか」と・・
石油の力で維持する広大な穀倉地帯と膨大な水量。
山林の大半は人間が植林して放棄した杉檜と、管理放棄した竹に覆い尽くされている。
平地から山頂まで人間が独占、生物多様性とは程遠い工場と廃棄物置き場のようだ。
野生動物が安心して暮らせる場所は何処にもない。
これでは保水力のある表土は保てず、古代から引き継がれた「水量」が保てるわけがない。 川の水は枯渇、農業用水と砂防ダムで川は寸断され上流まで魚も上れない。
未来に残すものは自然界の仕組みの破綻と農業の崩壊でしかない。
地球上の動植物の危機に拍車がかかっている。
動物の個体数は激減、生物多様性の損失に歯止めがかからない。
人間の乱開発、伐採、表土破壊、肥料・薬剤汚染が主因だ。
生息地は耕作地や牧草地に転換する為に破壊されてしまったが、人間はそれほどの農地を必要とするものなのか。
理に合わない農地は環境破壊であり表土の廃墟。
乾燥地域では破壊された表土は二度と戻らず砂漠化が進む。
気候と雨量に恵まれ経済的に裕福な日本でさえも表土・農地・山林の荒廃が進んでいる。
動植物は自然環境の変化に対応して進化、気候変動であろうが環境に順応してそれなりに生きて行ける。
植物の多くは絶滅危惧種になりつつあるが、動物だけでなく人間は植物なしで生きて行けるのだろうか。
このまま、人間にとって都合の良い植物ばかり作り続けるのだろうか。
多くの植物が、豊かな生態系が地球上のすべての動物の命を育んで来たのではなかったのか。
植物はおろか小さな生命一つ作れない人間のやることとしてはお粗末過ぎる。 こんな農業が持続出来るはずもない。
文明の基礎を築いたのが科学なら、崩壊に歯止めをかけ修復するのも科学の使命。
このまま生態系の破壊が進むと何億人もの暮らしと食と生命が脅かされる。
この事態を招いた科学者がやらずして誰がやるのか・・やれるのだろうか。 やれる人がいるならこうなる前にやっているはず。
問題提議は簡単だが解決は困難と言うことだな。
農業だけでなく生態系に関係するすべての産業分野で解決法を導き出す。 それが野人の決意。
農地はこれほど必要ないし水も石油もさほど必要としない。
協生理論・協生復元法を駆使して具体的手法を書き始めた。
理論書三冊分を編集しながら同時進行でそれをやるのはどれも必要だからだ。 年末から書き続けた深海理論も同じ。
人生でかってないほど・・体と脳味噌が幾つあっても足りない。
そうかと言ってさほど苦痛でもなく楽しんでやっている。
膨大な量になるだろうが、難問でもないのだから幾つ増えようが大差なく、時間はかかるがやれるはず。 必要なのは根気とやる気だけだ。
心配は・・持病の「やりたくない病」が何時出て来るかだな。
兎と亀にたとえるなら・・ お野人はどう見てもウサギだ。
一休みが・・・あまりにも長過ぎる
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