石油に依存する農業の行方 | 野人エッセイす

野人エッセイす

森羅万象から見つめた食の本質とは

 

近代農法は石油なしでは成り立たない。

川の水、地下水を汲み上げ田畑に配水、電力も農機器も石油を必要とする。

 

化石燃料で消費される水は人類の水消費量の7割を占める。

土を必要としない水耕栽培から、今は工場で野菜を作るようになった。

 

しかしこれは一部の裕福な農業であり、人類の半分は農業に従事、その8割は手作業、トラクターを持つ農民は3%に過ぎない。

大量の地下水消費により、井戸水も手作業では手に入らなくなりつつある。

石油同様に地下水にも限りがある。

 

資金力で水を得る裕福な農業が世界の多くの農家を圧迫、生きる為の基本的手段である農業が成り立たなくなれば、その行方は見えている。

待っているのは飢えと貧困と争いの悲劇であり、地球環境と健康の悪化がそれに拍車をかける。

 

日本では当たり前のように思われている水を多用する現状の農業は、経済力と石油に依存した農業だ。

 

日本だけでなく大量の水と肥料と機械を前提とする先進国の農業が世界に通用するはずがなく、農業支援も意味がないどころか負の遺産を残す。

アフリカ・ブルキナファソがそうであるように表土の荒廃が待っている。

 

畜産においても同じで、大国では強制収容所のような畜産農場で、草を見たことがない牛が育つ。

人間も同じだが家畜も同じ、食べ物のすべてを石油に依存している。

 

水を作る植物と水を使う植物」の続編として書いているが・・水を作る植物に水も石油も必要ないはず。

 

植物に水を作らせ、森として水を備蓄、その森で食用の果実も野菜も肉も飲用の水も賄い、家畜用飼料の植物も水も賄えるようにすれば問題は解決する。

肥料もエサも薬も人の手も必要としない健全な動植物が勝手に育つ。 費用も労力もさほどかからない。

破滅が待つ浪費の農業から省エネ農業への転換だな。

 

世界の農地の大半を占める穀倉地帯の半分、使えない植林山林や牧草地や遊休荒廃農地を全ての生き物が喜ぶ理想的な森に変えればよい。

元々森だったのだから元に戻せばよいのだ。

 

地下水も川の水も肥料も機械も必要としなければ石油はそれほど必要ない。草刈り機の燃料程度だな。

石油に依存しない農業、畜産、人間の暮らし、それが人類最大の課題だ。

 

お野人・・黙々と実行に移す

男は黙って・・と言いたいところだが

サッポロビールは飲まんし 沈黙は性に合わん・・

 

ブログで実践兵法の具体的な講釈を垂れながらやるか。

そのほうがここに来る読者も喜ぶだろう。

 

 


水を作る植物と水を使う植物

https://ameblo.jp/muu8/entry-12428130440.html
海の水と陸の水 生命の循環

https://ameblo.jp/muu8/entry-12213387655.html

協生農法 穀物の未来1

https://ameblo.jp/muu8/entry-12280530592.html

農業は人類最大の発明2 石油に依存した農業

https://ameblo.jp/muu8/entry-12213387655.html
野人エッセイす

 

 

にほんブログ村 健康ブログ 食育・食生活へ
にほんブログ村

 

にほんブログ村 健康ブログ 健康的な生活へ
 愛犬ポチ