生命とは何か、植物とは、葉は何故緑なのか。
今日の植物活用講習会は、植物とは何かから始まった。
毎回のことだが講習会の内容は何も決めていない。
植物の活用法は古来よりたくさん引き継がれているが、この講習会の目的は植物のネルギー活用が目的だ。
完全なエネルギーを有する植物とは、葉の緑をキーワードに植物の道を追いかけた。
生命のグーンロードだな。
空が青い理由も、雲が白い理由も、植物の葉が緑の理由もはっきりしている。
陸の生物は緑から始まった。
緑無くして始まらない理由もある。
生物は既に生命溢れる海から生命のない陸へ進出したが、その色は緑だ。
さらに時間を遡ると、海の生命もまた緑から始まった。
つまり生命は海も陸も緑無くして誕生し得なかった。
最初の生命、藍藻類・シアノバクテリアの色は青緑。
光合成に最も適した色だ。
25億~30億年前に地球上に初めて現れた酸素発生型光合成生物。
そして酸素と有機物が安定的に供給されるようになった。
海に生命が溢れ、陸への進出もまた藍藻類が突破口を開いた。
それまで漂っていた海から水のない陸に水を留め、海の生命を呼び寄せる礎を築き上げた。
干満による乾燥に体を慣らし、淡水の雨水と陸よりもたらされた真水に体を慣らし、気が遠くなるような年月を要して上陸を果たした。
そして水のない陸地に「表土」と言う海の基盤を築き、重力に逆らい硬く丈夫な幹を天空に伸ばして海を作った。
その海に守られて地上のすべての生物は生を営んでいる。
自然保護、植樹など緑を保護が叫ばれ、運動も盛んだが、何故、何の為にそうするのか、緑が大切なのか。
生命が誕生した海の仕組み、緑の仕組みを理解し、緑一族が築いた表土・生命の聖域を知れば緑の見方も変わるはず。
緑は確固たる意志を持っている。
人間も遠く及ばない崇高な意思だ。
その意思が無から有機物を生み、すべての生命を支えている。
生命のグリーンロードは今も続いている。
今日の講習会
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