野人にしかわからない野人用語では科学の壁は突破出来ない。
消費者の農産物に対する意識を変えてもらうことも大切、それはブログで地道に続けるしかないが、理論波及は物理学者が適任。
しかし物理学は農学の対極にあり、生命、意識を物理的に研究する学者もいない。
ないものねだりのようだが、野人はそんな変人物理学者の到来を期待した。 探しようもないからだ。
秋から、ぶつり・・ぶつり・・ぼやきながら
「早く来い来いぶつり学者」と・・
おまじないを唱え続けた。
これは子供の頃からの特技で、確率はほぼ100%。
引き寄せの法則?・・と言うのがあるが、それに近い。
救いの神でも魔物でもホイホイやって来る。
「ほい ほ~~い」・・と
12月にやって来たのが原人だった。
東大農学獣医・理工学修士、フランスの世界最高峰校で複雑系物理学博士号。 大学・学問分野を転々としながら
これ以上最適な物理学者は世界にはいないだろう。
原人が求めるものは世界の何処にもなかったからここへ来た。
野人エッセイすを読んで一番感心したのは野人考案の武器と言うのも笑える。
原人はそれから伊勢に通い続けた。
年間平均5回、合計日数にして1か月、ノート片手に原人は野人につきまとった。 これまでに丸200日間も行動を共にしたことになり、時間換算は出来ない。
野人のお特訓は理論だけでなく、実習は海から始まった。
他から見れば遊んでいるようにしか見えないだろう。
農法とは関係なさそうな海洋実習だが、理論では海も陸も生命の仕組みは同じであり、地球の総合的な循環の仕組みが理解出来なければ農法理論も理解出来ない。
野人は、こんなこともわからんのか「バカタレ」を連発、見込みがあったからこそお特訓は激しさを増した。
原人は体のあちらこちらに自然界からお土産の傷を負いながら理解を深めていった。
野人が新たな理論を作る度に原人は考え、体で実践して詳細に報告して来た。 素直なのだ。
学問の領域が広い科学者原人は世界でもトップクラスであり誰も太刀打ち出来ず、野人は足元にも及ばない。
野人理論は基礎から組み立てた独自の理論であり、科学も及ばない。
原人と野人は同じ物理でも「領域」が異なる。
現物理学は機械・無機の物理、野人物理学は生命・有機の物理。
既に両理論を使いこなしている原人に異論を唱えられる学者は出て来ないだろう。
東大で、農学、生命科学の博士号間近の弟子2人を原人は育てている。
農法とは無関係のように思える原人のトカラ列島航海は原人にとっては重要であり大きな収穫があったはずだ。
自然界の仕組みは制御出来るものではない。
その仕組みを、生命を制御しようとしたのが現農法であり、地球規模の危機を招いたと言える。
その仕組みの何を活かし、何を何処まで制御出来るのか、これが最も重要であり、肌で感じることが理解への近道、そこからさらに思考も進化する。
この航海で原人の意識と知恵は大きく進化したはずだ。
原人は龍が探して野人の元に連れて来た男。
同じ志、無欲で柔軟な思考回路を持つ世界でただ一人の物理学者であり、他に原人に代われる男はいない。
だから原人に野人理論のすべてを託し、未来を託した。
野人が隠居出来るはずもなく、他にやらなければならないことは山ほど残っている。
それらもまた道を切り開きすべて原人に引き継ぐ。
原人は研究業務として小さなヨットで1か月半にも及ぶ危険な航海を実施した。皆さんから遊んでいると思われながらも何処吹く風で。
長期海外活動ならともかく、長期間研究室を空けヨットに乗って出社しない・・組織に属する他の学者にやれることかな。
同じ農業でも農学と野人物理学。
農産物を作るのか作らないのか 作れないのか。
育てるのか 育てないのか。
動物も植物も生命 生命は人の技術で作れるのか。
動物にはエサ・・植物には肥料を与える。
その結果、人間及び人間が関与した動植物はどうなっているのか。
関与しない自然界の動植物はどうなのか。
与えることが悪いのか。
それとも与えるエサに間違いがあるのか。
「耕す」と言う人間独特の道理で表土を破壊するが、そのリスクは何なのか。
どれほど破壊を続けようが表土は復元、草が密生する理由は何なのか。
それらすべてに地球の道理があるからではないのか。
とにかくやってみる前にその法則を理解するのが先決ではないのか。
表土の保水無くして川は流れず、生物も生きられない。
何故川は延々と流れ続けるのか・・
これから進むべく道は自ら考え、決めてもらいたい。
地球復元の志を立てて25年。
その為に会社を興して19年。
農法を興してから12年。
長かったが・・・まだ始まったばかりだ
終日むー農園と森林講習会
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原人 伊勢初画像
原人物語2 武士道と学者道 「原人」の名の由来
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原人物語3 ガレキに花
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整地した自宅予定位置を 実験農園に変える
原人物語9 大地の復活
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原人物語10 原人に託した希望
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協生農法の由来
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