協生農法の由来 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

物理原人からの直メールをそのまま記載する。

さすがだ・・・落第して東大修士課程を2回もやったわけではないようだ。

野人はこの名称を即採用、物理学博士様には逆らえない。


この農法を数理モデルなどを使って学術的に研究して行く際に、学術的な正式名称が必要になると思い、色々と考えてみました。

野人農法の内実を考えると、

「自然の生態系に存在する環境と動植物の間の協調作用を、人間にとって価値があるように選択して混生させ、相乗効果を最大化する農法」

という原理が通底しているように思います。

学術概念は名が体を表すことが重要ですので、これらの原理から文字をとって

「協生農法(きょうせいのうほう)」、英語名"Synecological Farming(シネコロジカル ファーミング)" というのはどうでしょう。

「協」の字に、ピラミッド農法の由来となった様々な力を組み合わせる様子が体現されています。

農業を生態系の一部として捉え、それを物理学的なモデルを使って研究する分野の論文誌もいくつかみつかりました。

野人農法を実践する中で重要ないくつかの典型的な相互作用を使って、プロトタイプの数理モデルが作れると思います。

モデルの利用法としては、シミュレーションを使ってこの農法の仕組みを説明したり、将来的には施工前の土地条件と施工する内容を入力すると、大体どのような植生で混生が進むかの予想とデザインに使えると思います。

また、生態系のどのような状態が生命力が高い状態なのかを農法の実践を通して知った上で、(モデルに還元しきれるものではありませんが)物理モデルを通じて生命力の条件を定義することが今の科学にとって重要であり、栄養学信仰を突き崩せる玉虫色の部分だと思います。