下記の記事や先日公表された経済産業省の医療サービス研究会の報告書など、グローバル化を含めた医療分野のビジネスの検討が活発になってきています。いつまでも国内需要に頼っていれば、いつか保険財政が破たんしてしまう。医療産業自らが、海外から外貨を稼ぐことが必要になっているということでしょうかメラメラ


肝心の厚生労働省は関与していないみたいですが・・・汗


「医療産業研究会」を設置-経産省

経済産業省は8月11日、「医療産業研究会」を設置すると発表した。医療サービスのイノベーション(革新)や新しい関連市場を見据えながら、産業化に向けた方策を検討する。

 経産省は、医療サービスを雇用創出や技術革新、地域振興の観点から有力な成長分野と位置付けており、研究会は医療学識経験者や医療機関、医療関連産業の代表などで構成。
 座長には伊藤元重・東大経済学部長が就任するほか、医療機関からは国立がんセンター中央病院の土屋了介病院長、国立循環器病センターの橋本信夫総長、日本病院会の山本修三会長らが参加する。
 研究会では、医療ツーリズムや医療サービスの海外進出をはじめ、健康関連サービスなど医療に関連する新市場について議論するほか、医療情報のデータベース化やデータマイニングによる新たな医療サービス環境の実現、先進的な創薬などを検討課題とする。
 経産省では、9月の早い段階には初会合を開きたいとしている。

ペタしてね

サーチナニュースで、日本と中国の病院の違いについて記載がありました。面白かったので紹介します。中国では風邪の患者でも、大病院が受入れている??中国では、医療財政や人材確保が、まだ余裕なのでしょうか??医療サービスの非効率さが今後、問題になるのでは??



中国人が語る「日本と中国、病院の違い」


 私はあまり病気をしない人間だと思っていたが、体調を崩してからすでに三週間が経過した。初めは熱が出て、次にくしゃみ、そして咳が止まらなくなってしまったのである。薬を飲んで寝れば回復すると思っていた私だったが、今回ばかりは精も根も尽き果て、会社を半休して日本の病院に行くことにしたのだった。


中国人であれば、病院にいくのになぜ会社を休み必要があるのかと思うことだろう。まず私の会社の付近には良い病院が無いこと、そして日本の多くの病院は土日は休みになるからである。経済が低迷するにつれ、土曜日も診察してくれる病院も増えてきているが、それでもまた少数だ。

 中国の病院といえば、その大部分が国営の大病院である。最近では個人病院も増えてきていると言うが、私が中国にいた頃は病気になったら大病院に行っていたものである。一方、日本では病気になった場合は個人病院に行くのが普通であり、そのために中国の総合病院と比べると若干不便である。もちろん日本にも総合病院は存在するが、診察の申し込みから診察、薬の購入などの一連が面倒なのである。

 病状によって足を運ぶ病院が異なるわけだが、私には良く分からないため、自分の病状をインターネットで検索し、それに見合う専門の病院に足を運んだのだった。今回は夜も寝られないほど咳がひどかったが、調べてみたところ耳鼻咽頭科に行くのが良いそうなので、家から近い耳鼻咽頭科の病院に行くことにしたのだった。

  消毒済みのスリッパに履き替え、受付を済ました。待合室にはテレビがあったため、待っている時間もそれほど苦痛ではなかった。また、傍らには本棚があり、雑誌や新聞、子供向けの漫画も用意してあった。小さいながらも清潔な診察室に入ると、医者は私の病状に真剣に耳を傾けてくれ、医者の診断によると、私の病気は「副鼻腔炎」だそうで、抗生物質を処方してくれた。日本では中国と異なり、抗生物質はあまり多用しない。比較的早く病気を治すことが出来るからか、中国の医者は抗生物質を処方することを好むのとは正反対である。(編集担当:畠山栄)

ビジネスウィークで日本のメディカルツーリズムが記事となっています。以下が、原文と訳です。



『Get Sick, Visit Japan』

Could Japan become a destination for medical tourists? Japanese hospitals and clinics, which rely mainly on national health insurance payouts, are struggling. So to beef up health-care revenues, the Ministry of Economy, Trade & Industry plans to lure wealthy patients from nearby Asian nations, as well as Russia, says Koji Fujimoto, METI's service-industry director. As a first step, 10 of the country's biggest hospitals will team up with travel agencies and translation services to offer tour packages combining checkups with sightseeing. The one- to two-year pilot, to start in September, is expected to cost about $1 million. (No word yet on what tourists will be charged.)

It won't be easy to attract overseas patients. India, Singapore, and Thailand are already popular destinations for Americans and Europeans looking for specialized procedures at low prices Japan can't match. But the ministry has identified some niches—cancer treatments, gene analysis, and other high-tech services—not offered by some other countries. And Japan's reputation for safety, cleanliness, and pampering may help. Will all that be enough to overcome other hurdles—the country's shortage of doctors, for instance? Ruben Toral, president of the International Medical Travel Assn., says Japan's medical tourism plan needs more focus. His recommendation, given the population's longevity: anti-aging therapies.


「病気になったら、日本に行こう」
日本は、メディカルツーリストの行き先になりうるだろうか。.日本の病院や診療所は、主に国民健康保険の支払いに依存し、苦心している。収益の改善のためには、貿易と産業の近隣アジア諸国、ロシアと同様に、裕福な患者を魅了する計画だと、経済産業省のサービス産業局長藤本コウジ氏はいう。

最初のステップとして、 観光と医療とを組み合わせたパッケージツアーを提供するために、10の日本の大病院と、旅行会社、翻訳サービスのチームを作った。.一、二年かけて、9月よりパイロット事業を行い、約100万ドルの費用をかける見込み。 (旅行者の負担についての言及は無かった)。
海外の患者を集めるのは容易ではない。 インド、シンガポール、タイは、日本がかなわない、低価格で特殊なサービスを提供していて、すでにアメリカやヨーロッパの患者にとって、人気の行き先となっています。 しかし、他国で提供されていない、癌治療、遺伝子解析、および他の高度医療サービスについてのいくつかのニッチの分野について日本の医療の勝機が存在している。また、安全性、清潔さ、過保護といった分野の日本の評判もまた追い風になるであろう。
一方で、この国の医師不足という課題をクリアーすることができるか十分な取り組みがあるのであろう。国際メディカルツーリズム社Assn社長Ruben Toral氏曰く、日本のメディカルツーリズムはもっとフォーカスすべきであるという。たとえば、彼の推薦は、長寿社会をもたらす、アンチエイジング療法などをすすめている。

「人間として人間のお世話をすること  ~金持ちより心持ち~」

WHOのスマナ・バルア医務官による日本語での講演ご案内

この度、NPO健康医療開発機構、NPO日中産学官交流機構、NPOものづくり生命文明機構、星槎グループは、WHO南東アジア地域事務所医務官スマナ・バルアさんの講演会「人間として人間のお世話をすること ~金持ちより心持ち~」を共同開催いたします。


スマナ・バルア博士(54歳)は過去30数年にわたり、故郷バングラデシュの農村地域で、また医学生として過ごしたフィリピン・レイテ島他の各地で、女性の健康と出産、そして寄生虫学に関する地道な研究支援活動に、継続的にとりくんできた医師です。
特にレイテ島に於ては、フィリピン国立大学医学部レイテ校に在籍しながら助産士として働き、村々を廻って二百十五人の子どもたちの出産を介助する診療活動に従事しました。外国人として初めて、大学所在地パロ市の名誉市民として表彰されています。


1993年、東京大学医学部大学院国際保健計画学教室に在籍してからの数年間は、論文執筆の傍ら日本各地(埼玉県、長野県、神奈川県等)で外国人労働者女性への「医職住」の生活支援活動に、医療ボランティアとしてとりくみました。彼が副代表を勤めるNGOアイザックは、一九九五年タイ政府外務省から表彰を受けています。


研究者としては、国連機関 WHOのコンサルタントとしてアジア各地(インドネシア、ミャンマー、ヴェトナム、ネパール、もちろんバングラデシュ)の現地を歩き、農山村で働く保健婦や助産婦への指導を通じて、村でのヘルスワーカーの育成にあたっています。この点でプライマリー・ヘルス・ケアの実践者として、「母子保健」分野と感染症対策の現場で確かな足跡を残した、との評価を研究者仲間から得ています。


1999年、東京大学医学部より取得した博士号の論文テーマは「ミャンマーに於けるハンセン氏病への対処プログラム」です。今回の講演では「人間として人間をお世話すること~金持ちより心持ち~」と題
して医療者の原点、人間としての医療者のあるべき姿について語ります。ご多忙とは存じますが、万障お繰り合わせの上ご参加下さいますようご案内申し上げます。
特に医学を志す若い方々のご参加をお待ちしております。

「人間として人間のお世話をすること  ~金持ちより心持ち~」


日時: 2009年8月27日(木) 午後6時半~8時
場所: 場所: 慶應義塾大学医学部(信濃町)東校舎講堂
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マニラのWHO西太平洋地域事務所医務官を経て、現在、インドのWHO南東アジア地域事務所医務官。

(バルアさんの長年の友人であり、今般の講演会開催にご尽力頂きました、健康医療開発機構のサブコミッティ「健康医療とお金についての検討会」メンバー、 佐久総合病院地域医療部 地域ケア科・色平哲郎(いろひら)医師よりのコメント)

バブさんはもしかすると、私たち日本人の日本語より上手な日本語を話すことができるかも知れません。バブさんがきれいな日本語を話すことは勿論ですが、私がそのように感じるのは、私たちが失いつつある「日本人の魂」のようなもの、を私たち日本人がバブさんの話から無意識のうちに聞きとっているからなのかも知しれません。

http://www.sc.keio.ac.jp/campus.html  ←キャンパスマップNo.24の建物2階)
主催: NPO健康医療開発機構、NPO日中産学官交流機構、NPOものづくり生命文明機構


参加ご希望の方は健康医療開発機構事務局(
jimu@tr-networks.org )までご連絡下さい。
なお、特にお申し込み受付のご連絡はいたしませんが、会場の都合により定員に達し次第、申し込みを締め切ることがございますので、その場合のみご連絡いたします。ご了承ください。


スマナ・バルア  (ニックネーム:バブ)

 スマナ・バルア 医師。医学博士。1955年バングラデシュ・チッタゴン生まれ。国立ティトゥミール短期大学卒業後、76年に来日、働きながら日本語学校で学ぶ。79年フィリピン国立大学レイテ校入学、助産士、看護士、医師の資格を階段状カリキュラムで取得。
89年から故郷の医科大学で教えながら地域医療に従事、地元NGOの保健医療コーディネーターとしても活動。93年東京大学医学部大学院国際保健計画学教室に入学、各地の医学部や看護大学、小・中学校、国内外のNGOで講演活動を続け、96年3月に東京大学医学部にて修士号、99年3月に同学部にて医学博士号を取得。WHOのコンサルタント、JICAのPHC研修コースアドバイザーなども務める。

最近、経産省がメディカルツーリズムの可能性を取りまとめたり、民間レベルでもメディカルツーリズムに関わる動きが活発化しています。今回はそんな動きをまとめて紹介です!!


まずは・・

先日行われたMMオフィスの工藤さんが 講師のメディカルツーリズムのセミナーに行ってきました。 医療産業の新たなビオネスとして可能性を示唆するようなセミナーでした。


・病床稼働率低下に悩む急性期病院にとっては新たな需要拡大のチャンス

・アジアの富裕層が最大のターゲット

・外国人患者受入れの先進病院の紹介


などなど、ビジネス化のヒントが盛りだくさんでした。

メディカルツーリズム事業は、医療機関・旅行会社などとコンソーシアムを組むビジネススキームが必要となってきます。そのためには、国内外の医療機関などへの提案し、コンソーシアムを構築する中心的な組織がカギとなってきますね。


さて、もう一つは経産省から、「サービス・ツーリズム(高度健診医療分野)研究会」の報告書が出されました。メディカルツーリズム事業の可能性や医療提供のケースなどについてまとめられています。


以下が、リンク先です。

興味のある方はどうぞ~ニコニコ



経済産業省「サービス・ツーリズム(高度健診医療分野)研究会とりまとめ」

本件の概要 本年1月に経済産業省商務情報政策局に設置された「サービス・ツーリズム(高度健診医療分野)研究会」において、これまでの6回の研究会における検討結果を踏まえ、「研究会とりまとめ」が報告書としてまとめられましたので、お知らせいたします。
担当 商務情報政策局 サービス産業課
公表日 平成2184()
発表資料名
「サービス・ツーリズム(高度健診医療分野)研究会とりまとめ」(PDF形式:142KB)
(
別紙1)研究会とりまとめのポイント(PDF形式:105KB)
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別紙2)研究会メンバー(PDF形式:98KB)
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別添)研究会とりまとめ(PDF形式:590KB)


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