大聖人様は『十字御書』にこう仰せられております。
「今日本国の法華経を敵として、災いを千里の外より招き出せり。
乃至、影は体より生ずるもの、法華経をかたきとする人の国は、体に影の生ずるがごとく、わざわい来るべし」
「法華経を敵とする」とは下種の法華経の教主・法主であられる日蓮大聖人を敵とする事であります。
大慈悲をもって日本及び全世界の人々を成仏せしめんと三大秘法をお残し下された大恩徳まします大聖人様を、当時の日本国は流罪・死罪に処し奉ったのであります。
この大逆罪を見て、諸天は隣国に命じてこれを罰した。
かくて、磁石が鉄を吸うように、日本は大蒙古の責めを受けたのであります。
今の日本国を見るに、日蓮大聖人の大慈悲の結晶たる本門戒壇の大御本尊この国にましますとも、日本一同は今だ信ぜずに背き続けております。
さらに重大な失は、正系門家における仏法違背であります。
学会・宗門はこぞって大聖人の御遺命たる国立戒壇を否定した上に、池田大作一党は戒壇の大御本尊を捨て奉り、ついに日蓮大聖人が久遠元初の自受用身・末法下種の御本仏にてまします事をも否定しました。
一方宗門は謗法の身延派とも連携し、職業坊主の食い扶持稼ぎのために信徒に鞭打って登山を強要し、戒壇の大御本尊を営利の具とする度し難い無道心であります。
これ、日蓮大聖人を敵とするの所業でなくて何でしょうか。
ゆえに「災いを千里の外より招き出せり」とて、今日本は中国・ロシア・北朝鮮という修羅の軍事独裁国家に取り囲まれ、近い将来、圧倒的な軍事力を持つ中国・ロシア・北朝鮮の三国の侵略を招くのであります。
しかし、大聖人様は第一回の蒙古襲来直後の『大悪大善御書』にこう仰せられております。
「大事には小瑞なし、大悪起これば大善来る。
則ち、既に大謗法国に有り、大正法必ず弘まるべし。
各々何をか嘆かせ給うべし」と。
正系門家の極限の大謗法・師敵対という大悪が起これば大正法は必ず弘まり、前代未聞の大闘諍・他国侵逼が起こればいよいよ事の広宣流布は近いのであります。
「ただをかせ給へ、梵天・帝釈等の御計らいとして、日本国一時
(じ)に信ずる事あるべし」 との大聖人様の重大なる順縁広布の御化導をお手伝い申し上げるのは顕正会以外にはあるべくもない。
広布前夜の大悪が起きた時に生まれ合わせた私達は、御遺命成就の大善いよいよ近しの大確信で勇み立つべきであります。
さあ、決戦場第5年の初陣、全組織が誓願を大きく突破する見事なる戦いをもって、霊山よりお見守り下さる浅井先生に全員でお応えしてまいろうではありませんか。
令和6年 2月24日 2月度 総幹部会 浅井会長指導