平成２５年　４月７日　浅井先生指導　安倍政権の数々の亡国への政策

　で私は今心配（しんぱい）している。
　安倍（あべ）内閣（ないかく）が発足（ほっそく）して「ロケットスタート」だなんて言（い）われているでしょう。
　マスコミがやる事（こと）成す事（こと）おだてて「このような内閣（ないかく）は珍（めずら）しい」と言（い）っている。
　で、今打（う）っている手がアベノミクスですよ。
　黒（くろ）田（だ）新（しん）日銀（にちぎん）総裁（そうさい）がまた乱暴（らんぼう）な事（こと）を打ち出して「無（む）制限（せいげん）に金融（きんゆう）緩（かん）和（わ）をする」なんて言（い）ったとたんに兜町（かぶとちょう）の証（しょう）券（けん）マンがもう興奮（こうふん）しちゃって「大変な景（けい）気（き）が来た」なんて言（い）って「株（かぶ）が上がった」「不（ふ）動産（どうさん）も上がり始めてきた」なんていってマスコミも全（ぜん）部（ぶ）それをはやす。
　見ててごらんなさい。１千兆の大（だい）借（しゃっ）金（きん）を作った国がその大（だい）借（しゃっ）金（きん）を見ようともしないでもってまた大（だい）借（しゃっ）金（きん）をして無（む）制限（せいげん）に市（し）中（ちゅう）に金をばら撒（ま）く。銀行（ぎんこう）がどこに貸（か）すんですか。
　これは、株（かぶ）が上がって土地（とち）が上がるだけではない。それから食料（しょくりょう）品（ひん）とか庶民（しょみん）の生活（せいかつ）費（ひ）は上がる。給料（きゅうりょう）は上がらない。
　そのうちに悪性（あくせい）インフレが来て、そして長（ちょう）期（き）金（きん）利（り）は上がって国債（こくさい）は大暴落（だいぼうらく）して国（こっ）家（か）破（は）産（さん）への直（ちょく）線（せん）コースに必ず陥（おちい）ります。
　このような事（こと）が通るはずもない。そんな事（こと）をやって経済（けいざい）が立て直るならどこの国もやるじゃないですか。
　ところが、国（こっ）家（か）破（は）産（さん）という事（こと）が怖いからみんな財政（ざいせい）規（き）律（りつ）を守るわけでしょう。
　それを今までの大（だい）借（しゃっ）金（きん）を見ずしてこのような乱暴（らんぼう）な事（こと）をやる。必ずこれは裏目に出てきます。
　それからＴＰＰですが、あれもアメリカにお世辞（せじ）を使うために「アメリカの後押しでもって自分の政権（せいけん）を維持（いじ）しよう」というような事（こと）から国（こっ）家（か）を犠（ぎ）牲（せい）にして、日（に）本（ほん）を犠（ぎ）牲（せい）にして、日（に）本（ほん）をアメリカの多（た）国籍（こくせき）企（き）業（ぎょう）の経済（けいざい）植（しょく）民（みん）地（ち）とするそのようなルールになる。
　それから数年立つうちにはえらい事（こと）が起きてくる。
　農（のう）業（ぎょう）がつぶれるだけではなくて、もっと大きな日（にっ）本（ぽん）の経済（けいざい）のルールが全部変えられてしまうという事（こと）になる。
　それから、日（にっ）本（ぽん）の運命（うんめい）が関わるというような事（こと）を防災（ぼうさい）会（かい）議（ぎ）で言（い）うほどの首（しゅ）都（と）圏（けん）巨大（きょだい）地（じ）震（しん）と南海（なんかい）トラフ地（じ）震（しん）、これが今刻々（こくこく）と迫（せま）りつつある。
　そして、隣国（りんごく）は今日（にっ）本（ぽん）に対して虎視（こし）眈々（たんたん）と侵（しん）略（りゃく）を狙っておる。
　全（すべ）てが八方（はっぽう）塞（ふさ）がりになります。
　これを私は『真（しん）言（ごん）亡国（ぼうこく）の一つの顕われである』と思（おも）っております。


平成２５年　４月７日　浅井先生指導