でぶ丸出し
よそのブログで見た「覗き見するねこ」がかわいかったので、http://ameblo.jp/soraneko/entry-10002739804.html ムルカが窓によじ登るとき同じ格好をするのを思い出し、1枚撮ってみた。・・・ショック!!
よその猫たちは、ボディラインが「長方形」だったのに、ムルカは「二等辺三角形」だった。
日本のキャットフードはおいしい。だからいっぱい食べる。日本の夏は暑い。だからあまり動きたがらない。
わかるよ、わかるけどさぁ。。。ムルカさん、何とかしようよ、この身体っ。
注:ムルカは完全室内飼い、避妊手術済みなので、決して妊娠してこのようにお腹が大きいわけではありません。
「Он и она (彼と彼女)」
帰国以来、唯一定期的に通っている場所がロシア語教室だ。帰国当初は定期的に通う場所が欲しかったし、せっかく自由業という形態で働いているのだから、遠い将来、ロシア関係の仕事も何かできれば、という気持ちもあって気軽にのぞいた教室だ。行ってみると先生もクラスメートもメソッドもとても気に入ったので、当初自分考えていた以上にここでの勉強に力を入れている。
このクラスで扱っている教材のひとつが、標題の「Он и она(彼と彼女)」だ。ロシアの雑誌に掲載された「男と女の違いや特性」に関する記事をもとに、内容理解や文法練習、速読練習、ディスカッションなどを行う。モスクワ在住時は「ロシア語」といえば「生活を便利にするため」に勉強するものだったので、日常会話や文学作品を簡単な単語で書き直したものの読解、それに文法の訓練が主な内容で、いわゆる「大人が大人どうしで」するような会話はあまり扱わなかった。それがこのクラスの魅力のひとつだ。
もうひとつの魅力は受講生たち。モスクワのクラスメートは、私も含めほぼ100%が「夫の転勤にイヤイヤついてきた」人ばかりだったが、こちらは「好き好んでロシアを選びロシア語を勉強している」人たちだ。視点が全然違う。また、職業もバラバラ、年代は(推定)30代前半から70代と広範囲にわたり、男女半々、と受講生のバックグラウンドがバラエティに富んでいるのも、こういう題材でディスカッションをより面白くする上ではポイントが高い。
語学とは、往々にしてその習得そのものは最終目的ではなく、それを遣ってすることが目的となる。私にとっての目的は、3月までは「生活を便利にするため」だったが、今は「人生を豊かにするため」だと思う。帰国後数ヶ月間の数少ない進歩のひとつだ。
人間のご飯
普段、ムルカは人間のご飯にまったく興味を示さない。キャットフード育ちのムルカは、魚を焼いても煮てもまったく騒がない。むしろ、その無関心さがかわいそうなくらいだ。
ところが、今朝のこと、自分が30分以上鳴いたりつついたりしてねだってもご飯がもらえないのに、後から起きてきた夫の分のご飯が次々とテーブルに並び、夫がすっと席についたのに腹が立ったらしい。気が付くと私の席に座って興味津々で人間のご飯を眺めていた。「私でも食べられるものがあるんだったら、この際、こっちでもいいのよ」と言わんばかりだった。
何だかとってもかわいそうになった。ムルカは夜行性だから、遅くとも午前5時には目がパッチリ覚めていて、その後はずーっと人間が起きてくるのを待っているのだ。なのにご飯は、自分より後に起きてきた人間が先だなんて、ムルカにとっては不条理なのかもしれない。
その上、ムルカにとってはこれが初めての日本の夏。自然の風を心がけていた私も、梅雨明け以降この数日はエアコンに頼りっぱなしの生活となっていたが、気温差が身体に応え始めているのかもしれない、最近はエアコンの入っていない場所を選んで過ごす時間が長くなってきている。夏ばての上に食事にまで色々制限を与えられるとかなりのストレスかもしれない。
ということで、ご飯の時間を決めるのはいいが、時間は食事時間より前、午前6時、午後6時に変更することにした。甘い?
ねこなりの駆け引き
ご飯の時間を決めた翌日は、人間が使用していない部屋のしかも扉の陰で終日ふてくされて寝ていたムルカ。その次の日になると作戦を変えてきた。私の書斎に来ると毛づくろいを始め、その後、椅子のすぐ後ろに転がっていた「もぐらたたきボックス」の中で寝てしまった。この箱の中で寝るのは始めてのことだったので、珍しくて写真を撮り始めると、あっというまに上のように伸びてしまい、それからさらにリラックスして下の通りになってしまった。
昨日は意地を張っていたけどさみしくなったのだろうと思い、なんとなくいとおしく感じていたら、その次に彼女の「作戦」は実行された。眠りから覚めたムルカは、まずその場で目覚めの挨拶「にゃっ」、それから着いて来い、とばかりに顎で方向を示して「にゃっ」、キッチンにつくと冷蔵庫の前で「にゃっ」。
そういえば、朝はパックフード(猫缶の少量版)を忘れていてドライフードしかやっていなかった。落ち度と言えばこちらの落ち度だが、ドライフードはまだプレートにたくさん残っている。しつけ始めて2日目にして規則を破るなんて・・・。一瞬迷った。が、完全に彼女の作戦勝ちだった。 前の日1日、「おこもり」された後だっただけに、自分の横に転がっていた箱の中にわざわざ入って眠ったムルカのことを、そのとき私はいつも以上に「かわいい!」っと感じていたのだ。
こうしてムルカはまんまと「欲しい時間」にパックフードをせしめた。中途半端な時間にパックフードでお腹を膨らませたおかげで、夕方7時には、音楽が流れても余裕でご飯に興味を示さなかった。
猫のしつけは難しい!!
芸術的才能
- Heather Busch, Silver Burton
- Why Cats Paint: A Theory of Feline Aesthetics
今、ロシアものではなく「猫もの」の本を読んでいる。「ねこは何故絵を描くのか?」というタイトルの写真集で、絵を描く猫の歴史やそれについての動物学者の見解、アーティスト・ねこたちの紹介などが掲載されている。ずっと前、チャリティ・バザールで2ドルだったので「ねこ満載の写真集」というだけで購入した本だったが、日本でムルカと向き合う時間が長い生活を始めたため、ふと内容に興味が湧いてきたのだ。
この本によると、猫にも美意識があり、それを満足させるために絵を描く猫もいるのだそうだ。また、色の識別能力が高く、冷蔵庫に貼られた色付きマグネットを色別に選別できる猫もいれば、壁に貼られた絵を模写したり、識別、記憶したりすることのできる猫もいるらしい。テレビにも興味を示さないうちのムルカとは大違いだ。
また、「アーティスト」別の作品を見ると、1匹1匹の個性が絵に表れていて、画風も違えば色遣いも違い、なかなか味わい深い。猫の性格は千差万別だが、その美的な好みまで描く絵画によって知ることができるのは面白そうだ。
とはいえ。ペットは飼い主に似るものだとよく言う。確かにムルカは、コミュニケーション能力は高い方だし、アスレチック系もまあまあかもしれない。けれども、芸術的才能はゼロかなぁ・・・。テレビの画面に興味を示したことは一度もないし、各部屋にかかっている絵画やカレンダーになど、1秒たりとも視線を止めたことはない。きっと暖色系の絵と寒色系の絵を差し替えても気にしない。かと言って視力が低いわけでもないらしい。たまに訪れる「お友だち」にはとっても敏感だから・・・。これは、1日の大半を過ごすのが私、さらにもう一人の同居人が夫となれば、仕方のないことかもしれない。




