ムル☆まり同盟 -260ページ目

新しいおもちゃ

ゆらリンボール

 最近、ムルカのストレスレベルがかなり上がっている。何しろムルカにとっては初めての日本の夏。臆病かつ保守的なムルカとしては、まわり中ストレスの元だらけだ。エアコンは好きではない、かといって暑さにもお手上げ。大きな音が苦手なので、蝉の声や近所の乳幼児の突然の泣き声や叫び声、選挙カーの候補者名連呼などにもおびえ、度々「基地」に逃げ込む。

 そこで、久々に新しいおもちゃを買い与えてみた。日本製で「ゆらリンボール」という。ゴルフボールとテニスボールの中間くらいの大きさの柔らかいボールにモールの尻尾が付いていて、その先端には小さな鈴が付いている。これがなかなかのヒットで、つついたり転がしたり蹴ったり追いかけたり、様々な遊び方がある。与えてから1時間以上も遊び続けてくれた。もしかするとムルカにとって、日本に来て以来、一番嬉しかったことかもしれない。

  日本の夏はまだ当分続く。今年はこんな日本(?)に連れて来てしまった責任もある。ムルカのストレス軽減を第一に考えて過ごしたい。旅行もあきらめよう。外出も控えよう。そして、こんなおもちゃでこんなに元気になってくれるんだったら、また、買ってあげるよ♪(ちなみにお値段はモスクワの4,5倍程度だった。)

 

ソチでオリンピック?

  ロシアのオリンピック委員会は、黒海沿岸のリゾート都市ソチを2014年の冬季オリンピック開催地として立候補させることを決定したようだ。先ほど読んだThe Moscow Timesで知った。

  私たち夫婦はソチを結構気に入っている。外資系ホテルを一歩外に出ると本当に素朴な田舎町なのだが、これで結構観光名所が多く、本格的な植物園や広い公園、山沿いのハイキングコース等々、4,5日の滞在ではとてもまわりきれなかった。また、プーチンの別荘は有名だが、他にもお金持ちの豪邸別荘が多く、長期滞在者も退屈せずに過ごせるよう、小さな街のわりにはちゃんとした劇場や博物館、スポーツスタジアムまである。

  難を言えば英語が通じないことだろうか。四つ星のホテルに泊まってもスタッフの英語はひどいロシア訛りで聞き取りにくくほとんどロシア語で通した記憶がある。お金のことなど大切なことは必ず英語を使うことにしていた私も、あそこでだけは「ロシア語の方が確実だ」と感じたくらいだ。国際イベントには欠かせない英語を話すアルバイトやボランティアの確保もソチでは難しいかもしれない。

  新聞の見出しでソチの立候補についての記事を見つけたときは、「もし、2014年にソチでオリンピックが開催されるのなら、現地スタッフとして2,3ヶ月滞在してもいいなぁ」っと一瞬本気で考えた。ところが、記事をよくよく読んでみると、1998年と2002年大会へのソチ、2004年大会へのペテルブルグの立候補が失敗に終わっていることも書かれていた。立候補したからと言ってそう簡単に選ばれるわけでもなさそうだ。まあ、夢のひとつということで。

 ↓観光スポットの紹介

http://foto.allsochi.info/  

「日本語から引く知っておきたいロシア語」~ロシア人気上昇中?

中沢 英彦, ワシーリイ A.コニャーヒン
日本語から引く知っておきたいロシア語

標題の本を新聞で見つけて購入した。スポーツや文化、政治経済、IT関連などテーマ別に7,000語が収録されていて、いわゆる「あれ、何て言うんだったっけ?」と単語を調べるのに便利だ。クラスの課題で毎週エッセイを書いているので、これ1冊で単語調べがぐっとラクになりそうだ。
 ロシア語版はこのシリーズ8言語目となり、この8月1日付けでの初版となっている。すでに発売されている他言語は、スペイン語、中国語、ドイツ語、ポルトガル語、フランス語、イタリア語、韓国語だ。(英語版は「トレンド」という別の名前の辞書で、10年ほど前英語を一生懸命勉強していた頃、随分愛用した。) ロシア語の中級学習者やロシア中・長期滞在者には随分重宝しそうな1冊だ。
 考えてみると、この3年間でロシア語の人気は随分高まっているのではないだろうか。この春、ロシア語教室を探したときも同じことを感じた。約3年半前、夫のロシア赴任が決まったときもネット検索で探したが、ロシア語教室は数えるほどしかなく、まだ大手外国語学校はほとんどコースを持っていなかった。ところが、今回はかなりの数の教室が検索にかかってきたし、個人家庭教師の紹介サイトにまで、ロシア人留学生やロシア人主婦の登録があった。

 ロシアの景気は今、うなぎのぼり。トヨタの工場も進出予定だし、少し前には森元首相が訪ロ中にプーチンと握手を交わしている写真も新聞に掲載されていた。もしかすると、韓流ブームに続くのはロシアブーム?

汚れてるよ~小姑ムルカ

汚れてるよ  

 2,3日前から急にムルカがキッチンを好むようになった。キッチンで長い間寝たりじっと何かを見つめたりして何時間も過ごしている。以前の家では、私の調理姿を見るのが好きで、よく冷蔵庫や電子レンジの上から眺めていたものだが、今の家では、足場がなくそれらの上には上れないので、ムルカがキッチンに入ることは滅多になかった。

 不思議に思ったので、ムルカが何かをじっと見つめているのを見つけた時、ムルカと同じ高さまで視点を下げて何をそんなに熱心に眺めているのか、一緒に眺めてみた。そして謎は解けた。ムルカがしきりに気にしていたのは、キッチンの調理台の数センチほどふちが手前に出っ張ったところの裏側だ。元来お掃除があまり得意ではない私は、調理台の表は拭いても、裏側のことまで考えたこともなかった。そこに、長年にわたって少しずつ溜まった油汚れや水カビのようなものが黒くまだらに広がっていた。(裏側にまで汚れが付くなんて、想像したこともなかった。)

 モスクワ時代のムルカが室内で遭遇することのできた唯一の獲物、それはハエだった。毎年夏になると、開け放った窓から時折ハエが飛び込んで来ることがあり、その度に大騒ぎだった。蚊やアリ、その他の虫がモスクワの住宅に飛び込んで来ることはなかったので、私たちはハエを見ると「ムルカのお友だちが来ている」と言って面白がったものだ。ムルカはハエを見つけたときにだけ異常に興奮するのではなく、壁や床に黒い斑点状の汚れを見つけても、それが静止しているハエだと勘違いして、動き出すのを待って息を呑んで見張っていたり、目の錯覚で静止している汚れが動いて見えるのか一生懸命それを叩いたりしていた。

 恐らくキャットフードをねだりに冷蔵庫の前まで来た際、偶然見つけたのだろう。今まで調理台や流しに興味を示したり上ろうとしたりすることのなかったムルカだが、こんな面白いものを見つけたら事情が違って来るかもしれない。ムルカを叱りたくないから、猫バカの私はもう夜中だというのにせっせと汚れをこすり始めた。




お食事は手のひらから

小ムルカ

うちに来て数日後のムルカ


 ムルカの食事で今、このようにしつけに苦労しているのには、訳がある。原則的にムルカは私の手からご飯を食べたいのだ。だから、プレートにご飯が載っていても、私の留守中や真夜中ならひとりで食べるが、在宅時、太陽が昇った後は必ずねだりに来る。ねだりに来るというのは、家の中の私がいる場所まで呼びに来て餌の場所に私を連れて行き、食べさせてもらうということだ。また、終日外出したりすると、反抗してわざと食事に手をつけないこともある。

 そもそも、何故こうなったかというと、我が家に引き取られたのが少々早すぎたのだ。生後2ヶ月と聞いたが、おそらく丸2ヶ月は経っていなかったと思う。まだ離乳中だったため、やってきた当初の食事と言えば、子猫用ミルク、それに茹でささみと乳児猫用総合栄養食、子猫用ビタミン剤を混ぜたものだった。ミルクはほどよい温度に温めて手のひらから直接与え、茹でささみは細かく割き総合栄養食と砕いたビタミン剤を混ぜ合わせたものを、一口分ずつ口まで持って行って与えていた。それが、ムルカにとっての我が家での食事の基本形となってしまったのだ。

 ムルカはなかなか離乳せず、我が家に来てからお水を飲むようになるのに1ヶ月以上もかかった。水を飲まないと身体によくないという話を本で読み、ちっちゃなムルカが死んでしまわないか真剣に心配した時期もあった。食べてくれるだけでとても安心で嬉しかったので、ついつい甘やかしてしまった。

 そういうわけで、もうすぐ3歳になる今になっても、ムルカにとって食事の基本形は私の手から食べることだ。モスクワにいるときは、検疫を心配して何とか皿からじかに食べさせようと色々やってみた。皿を顔の高さまで持ち上げて食事中に少しずつ下げ、最後には床に置いてみたりもした。しかし、検疫も無事終わった今、ムルカがこれを「コミュニケーションのひとつ」として大切にしているのなら、手から与えるのもいいかなと思える今日この頃だ。時間さえ決めてくれれば、の話だが。

 ちなみに、ムルカは食事だけではなく、トイレに関してもうるさい。便秘していると鳴きながら走り回るし、大をした後は必ず「すぐに片付けてね」と呼びに来る。猫ばかとしては、狭い部屋での完全室内飼いだから、生活そのものをイベントにして楽しもうという姿勢は評価すべきなのかしら?と思ったりもする。



はじめてのおもちゃ

同じくうちに来て数日後のムルカ。遊んでいるのはお手製のおもちゃ。

ギフト用のカールリボンの素の先にフラワーリボンを付けたもので大変なお気に入りだった。