ねこなりの駆け引き
ご飯の時間を決めた翌日は、人間が使用していない部屋のしかも扉の陰で終日ふてくされて寝ていたムルカ。その次の日になると作戦を変えてきた。私の書斎に来ると毛づくろいを始め、その後、椅子のすぐ後ろに転がっていた「もぐらたたきボックス」の中で寝てしまった。この箱の中で寝るのは始めてのことだったので、珍しくて写真を撮り始めると、あっというまに上のように伸びてしまい、それからさらにリラックスして下の通りになってしまった。
昨日は意地を張っていたけどさみしくなったのだろうと思い、なんとなくいとおしく感じていたら、その次に彼女の「作戦」は実行された。眠りから覚めたムルカは、まずその場で目覚めの挨拶「にゃっ」、それから着いて来い、とばかりに顎で方向を示して「にゃっ」、キッチンにつくと冷蔵庫の前で「にゃっ」。
そういえば、朝はパックフード(猫缶の少量版)を忘れていてドライフードしかやっていなかった。落ち度と言えばこちらの落ち度だが、ドライフードはまだプレートにたくさん残っている。しつけ始めて2日目にして規則を破るなんて・・・。一瞬迷った。が、完全に彼女の作戦勝ちだった。 前の日1日、「おこもり」された後だっただけに、自分の横に転がっていた箱の中にわざわざ入って眠ったムルカのことを、そのとき私はいつも以上に「かわいい!」っと感じていたのだ。
こうしてムルカはまんまと「欲しい時間」にパックフードをせしめた。中途半端な時間にパックフードでお腹を膨らませたおかげで、夕方7時には、音楽が流れても余裕でご飯に興味を示さなかった。
猫のしつけは難しい!!

