芸術的才能 | ムル☆まり同盟

芸術的才能

Heather Busch, Silver Burton
Why Cats Paint: A Theory of Feline Aesthetics

 今、ロシアものではなく「猫もの」の本を読んでいる。「ねこは何故絵を描くのか?」というタイトルの写真集で、絵を描く猫の歴史やそれについての動物学者の見解、アーティスト・ねこたちの紹介などが掲載されている。ずっと前、チャリティ・バザールで2ドルだったので「ねこ満載の写真集」というだけで購入した本だったが、日本でムルカと向き合う時間が長い生活を始めたため、ふと内容に興味が湧いてきたのだ。

 この本によると、猫にも美意識があり、それを満足させるために絵を描く猫もいるのだそうだ。また、色の識別能力が高く、冷蔵庫に貼られた色付きマグネットを色別に選別できる猫もいれば、壁に貼られた絵を模写したり、識別、記憶したりすることのできる猫もいるらしい。テレビにも興味を示さないうちのムルカとは大違いだ。

 また、「アーティスト」別の作品を見ると、1匹1匹の個性が絵に表れていて、画風も違えば色遣いも違い、なかなか味わい深い。猫の性格は千差万別だが、その美的な好みまで描く絵画によって知ることができるのは面白そうだ。

 とはいえ。ペットは飼い主に似るものだとよく言う。確かにムルカは、コミュニケーション能力は高い方だし、アスレチック系もまあまあかもしれない。けれども、芸術的才能はゼロかなぁ・・・。テレビの画面に興味を示したことは一度もないし、各部屋にかかっている絵画やカレンダーになど、1秒たりとも視線を止めたことはない。きっと暖色系の絵と寒色系の絵を差し替えても気にしない。かと言って視力が低いわけでもないらしい。たまに訪れる「お友だち」にはとっても敏感だから・・・。これは、1日の大半を過ごすのが私、さらにもう一人の同居人が夫となれば、仕方のないことかもしれない。