ムル☆まり同盟 -237ページ目

しつけ

 先日、スーパーのレジで並んでいたら、隣のレジから火が付いたように泣き喚く声が聞こえてきた。転んでどこかぶつけたとか、親に厳しく叱られたとか、そういうのを想像して声の方を見てみると、幼稚園くらいの男の子がおもちゃ付きのお菓子を買って欲しいと駄々をこねている。お母さんとおねえちゃん(小学校中学年程度)が一緒に立っていたが、厳しく叱った様子もないし、(私が見始めてからは)パシっと頭をこづいたりとかしていたわけでもない。ふたりとも淡々とレジ係員に対応していた。


 なのに、この男の子、スーパー中に響き渡るくらいの大声で、欲しいものを買って欲しいとわめき続けていた。見えないところで聞いている人は、きっとお母さんに折檻されたとか、転んで激しくぶつけたのに誰も構ってくれないとか、迷子になったとか、そんなことを想像しているに違いない。


 一瞬、お母さんが気の毒になった。


 けれど、よく考えてみると、男の子はこの「大泣き作戦」で頻繁に成功してきたから、こんなに泣いているに違いない、という気もしてきた。となると、お母さんの責任でもある?


 そこまで考えて、ムルカとの関係を思い浮かべた。


 なぜ、ムルカはこんなに手のかかる猫なのか?


 ・・・それって、私の育て方のせい? σ(^_^;)?


 こんなに甘やかしてしまったのには、ムルカが来て数ヵ月後、自分の甘やかしぶりについて相談した際の知人の一言が大きく影響している。「人間の子どもは社会に出て行くし、犬はちゃんと躾けないと大きな鳴き声や凶暴な行動で他人に迷惑をかけるでしょ?でも、猫はいいのよ。誰にも迷惑かけたりしないんだから。」 彼女は当時、5匹の猫たちと暮らしていて、モスクワ在住日本人の間では、ちょっとした「猫のエキスパート」だった。


 これを聞いて以来、何だか甘やかすことについてのお墨付きをいただいたように思えて、「ここまでしてやらなくったって」と思いつつ、せがまれるとついつい、かなりの無理をきいてやってきた。その結果、今のように「女王様」に君臨してしまったのだ。



 今日はかなり長時間にわたり外出していたので、下のような「留守番後のおねだりコース」につきあうことになった。


 帰宅後すぐに、このコースで一通り相手をしてやると、30分くらいはかかってしまう。無視すると、まるであのレジで大泣きしていた男の子のように、お腹の底から遠吠えをしたり、媚びた声ですり寄ってきたりするのだ。つきあってやる私が悪いのか、いつもねだるムルカが悪いのか。これもしつけの問題かもしれない。



~ 長めにお留守番した後のおねだりコース ~

givememore

まずご飯。ご飯が残っていても、手で食べさせてっと大声で鳴きわめく。

waiting

次に遊び。たいていは、ムルカ城に入り、このように「構え」の体勢になって待ち続ける。

tagofwar2

今日は綱引きをして遊びました。

tagofwar

えいっ!


please

その後、家事を始めると、たいてい一度は呼びに来て、また、ご飯、遊びのパターンを繰り返す。




フェイササイズ怖い!

キャロル マッジオ, Carole Maggio, 大杉 みつえ
フェイササイズ―自分でできるフェイシャル・エクササイズ

 先日、さよこさんのブログ で紹介されていた「フェイササイズ」という本を手に入れた。お顔の筋肉を体操させて、たるんだところや皺のない若々しくお顔になりましょうっという本だ。理論と実際の写真入りのトレーニング方法で構成されていて、これで1260円。うたい文句によると「1日10分、1週間で効果が現れる」そうだ。


 この本の効果に期待しているのは、他の方法でお顔の筋肉を鍛える効果をすでに経験済みだからだ。実は私、もう4年くらい、毎朝、かなりの量の音読をしている。これで、口まわりの筋肉が鍛えられているのか、最近は「黙っていたら詐欺じゃなーい?」と思えるくらい、初対面の方に若く見てもらえる。(自慢するわけじゃないが、一回りくらい若く見られるのは日常茶飯事だ。・・・で、特に訂正もしないんだけど(*^.^*))そういう経験があるだけに、この本の効果も大いに期待している。


 ところで。


 我が家にフェイササイズの反対者が現れた。ムルカだ!


what

次から次に、色々考え付くわね、きてぃも・・・。今度はお顔のトレーニング?ふぅぅんっ・・・。


 フェイササイズというのは、顔のあちらこちらの筋肉を万遍なく鍛えるので、結構、ヘンな顔をするのだ。それが気に入らないらしい。


 好きじゃなかったら無視して通り過ぎてくれればいいのに、わざわざ寄って来て「何やってんのぉ、きてぃ」っと、怪訝なちょっと小馬鹿にした顔で、私の顔をまじまじと見つめていた。


「シベリアに眠る日本人」

高杉 一郎
シベリアに眠る日本人

 猫ブログで取り上げるには、少し重い話題かとも思ったが、このブログは(ロシア関連本に限り)私の読書録も兼ねているので、さらっと取り上げることにした。


 この本を読んでみようと思ったのは、日本に帰って以来、ロシアのこと、日露関係のことを広く浅く知りたいと考えるようになったからだ。というのも、趣味でロシア語を勉強している人というのは、概してロシアに強い関心を寄せていて、その一環としてロシア語も習っているというケースがほとんどで、クラスメートたちもロシアに関してはとても造詣が深く、また学習年数も長いからだ。


 「トルストイが好き」「バレエが好き」、理由は様々だが、誰もが筋金入りの「ロシア好き」だ。たとえば、先日、教材テキストの中に「戦争と平和」のひとりの登場人物について論じた箇所があったが、その場にいた全員が、名前を聞いただけで、彼女が誰なのか、どのようなキャラクターの持ち主なのか、即座に理解している様子だった。(「戦争と平和」(全4巻)は帰国直後、まだ何も始めていなかった頃に私も読んでいたので、かろうじてその場の話題をシェアすることができた。)


 すべてがそんな感じなので、せっかく縁あって3年間も住んでいたわりには、ロシアのことをあまり知らないというのが、もったいないような気がしてきたのだ。学者でも学生でもないので、論文が書けるほど何かに詳しくなろうとは思わないが、せっかく3年間も住んでいたのだから、概要くらいは知っておいてもよいかなっと考えるようになった。


 ということで、この本の内容。


 シベリアに抑留されていた筆者が、ある記事をきっかけに、抑留時代、好感を抱いていたソ連人上司の消息を知り、彼を訪ね、自らが抑留されていた土地を再度目にしたいという思いで、家族とともにシベリアに向かう。これに関する旅行記を柱に、シベリア抑留の概略やロシア・ソ連史に見るイルクーツク、筆者の抑留に対する思いなどが述べられていて、私のように何も知らない人が読んでも、シベリア抑留のことがわかりやすいようにまとめられている。


 「ロシア」ということばを耳にすれば即「シベリア抑留」を思い浮かべる日本人は、まだまだたくさんいる。そのような方たちのことは、頭の片隅に置いておいた方がよいとは思った。が、一方で、情報が少ないという理由だけで、「ロシア」に対してとてつもなく悪い印象を持っている日本人が多いのも確かだ。そういう人たちには、少しずつ、ロシアのよい面も伝えたい。




日本の猫の仲間入り

 今日は、昨日とは打って変わってとても暖かい1日だった。部屋の中は朝からポカポカ暖かかったので、日中はホットカーペットも暖房もつけていなかった。暖かくて嬉しかったのだろう。ムルカは、朝7時過ぎに遊び始めてから、何と10時前まで飽きることなく飛び回っていた。(私がつきあったのは前半だけ、後半は勝手に飛び回っていた。)


 その後。


 ふと見ると、窓際に少しだけ光が差し込んでいるところにムルカが横になっていた。そこで思いついて、ざぶとんを敷いてみると、これが結構、気に入ってもらえた。


 ということで。

zabuton1

まず、チェック。



zabuton2

またまた、新種ねっ。エアコンにホットカーペット、え、これ、ざぶとんっていうの?日本って色々な柔らかいもの、あったかいものがあるのねぇぇぇぇ。



zabuton3

ここに置いてくれるとこが、なかなか気が効いてるじゃん・・・。




zabuton4

朝からたくさん遊んだから、疲れちゃったよぉ~


 うちにはコタツもタタミもないが、ざぶとんの上で丸くなっている姿は、「伝統的な日本の猫」の姿に見える。これで、日本の猫の仲間入りでしょ?


:::::::::::::::::::

ニュース!

:::::::::::::::::::


12月2日朝 追記


昨夜、真夜中になんとなく重みを感じて目を覚ますと、足の付け根の辺りでムルカが眠っていました!

\(^o^)/

でも、ふとんに入ってきて一緒に寝てくれたわけではなく、いつもの通り、布団と布団カバーの間に寝ていました。結構、熟睡していて、私が大きな寝返りを打っても、構わず眠っていました♪


けれども、その後も頻繁に大きな寝返りを打ったのでしょう。

朝、目が覚めたら、少し前に枕元に敷いてやった毛布の上で寝ていました。


いやぁ、いい感じ、いい感じ☆

一歩ずつ、近づいてるでしょ?



ワシリー聖堂が危ない?

ワシーリー寺院

 皆さんはご存知だろうか?


 モスクワのシンボル、ワシリー聖堂。日本では、何かロシアで大きな事件が起こって、特派員の方がモスクワから生のレポートをする際、かなりの頻度で背景に使用することで知られているが、この寺院が建っている赤の広場は、しばしばポップ・コンサートや各種イベントの会場として使われているのだ。


 何しろ「モスクワ市の中心」に位置するのだから地の利も最高、そして広い。鮮やかな色に独特な形状の建物は、ライブ映像としてもとても絵になる。使わないという手はない。



 私自身はここでのイベントやコンサートに足を運んだことはないが、2003年にポール・マッカートニーが来モしたときには、同年代の外国人女性たちが目をハートマークにしてうっとりとコンサートの余韻に浸っていたのを今でもよく覚えている。


 それが、ワシリー寺院によくない影響を与えているらしい。広い場所だから、何もイベントが開かれていないときには、自然と若者が集まってきてスノボーをしたりもする。それもよくないらしい。審議会が設置され、コンサートの開催に規制が設けられたという記事が新聞に出ていた。


 コンサートやイベントが行われる際は、日本と全く同じように、大音響設備が設置され、照明も大掛かりだ。ワシリー寺院は、16世紀に建てられた建物、当然のことながら、そのような設備による震動には対応していない。今の調子で聖堂付近でのコンサートを開いていると、建物は一部損傷、最悪の場合倒壊の恐れもあるそうだ。

 また、赤の広場にはお墓もたくさんある。レーニン廟にレーニンが眠っているだけではなく、その他の政治的要人も多数葬られている。それに、この広場にある「ロブノエ・ミェスタ」では、歴史上、数々の政治犯が、極刑にされたり、そのままさらされたりした場所だ。・・・あまり縁起の良い場所でもない。


 近くには、クレムリン大会宮殿他、多くの室内大ホールがある。大会宮殿は6,000人を収容し、かなり大々的なイベントにも対応できる規模だ。他にもたくさんある。


 個人的は、私はワシリー寺院がとても好きだ。外見は、もちろんモスクワのシンボルだが、派手な色使いの外部とは対象的に、内部は聖人のミイラが安置されている厳かな空間で、9つある各塔の下にはひとつずつ、異なる技法を用いた礼拝堂がある。廊下のフレスコ画も落ち着いた色使いだ。この建物を一歩出ると街の中心部、政治の中枢クレムリンもすぐ近くにある、なんていうことは、とても想像できない神秘的で静かな空間がそこにはある。



 そういうわけで、私は、ワシリー聖堂を守り、赤の広場での大音響コンサートの数や規模を制限する方に一票を投じたい気分だ。