ムル☆まり同盟 -190ページ目

真夏の楽しみ -貴族のお屋敷でのコンサート

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オスタンキノ宮殿の劇場。

休憩時間に撮影したので、人影が写っていてすみません。



夏。モスクワは空っぽになる。


ロシア人の学校は6,7,8月の3ヶ月間夏休みだし、市内に2校あるインターナショナル・スクールも確か6月後半から2ヶ月ほど休みだったように記憶している。そして、お休みの比較的短い日本人学校も、7月後半と8月は日本同様に休みである。外国人家族のほとんどは、お子さんの学校が休みになると同時に帰国または国外脱出するから、外国人対象のサークル活動もすべてお休み。子どものいない家族ですら、街が夏休みに入ったのを実感できるほどの様変わりである。


また、モスクワ音楽院系列のコンサートホールやボリショイ劇場等の主だった劇場も、7月と8月はほぼ休業である。まさに、「さあ、お休みなんだから、ロシア人はダーチャ(郊外の菜園付き別荘)に行きなさいな、外国人は自分の国にね」と街全体が語りかけているようなものである。


そんな中、モスクワにとどまる楽しみのひとつに、博物館として公開されている昔の貴族のお屋敷で開催される室内楽のコンサートがある。この手のコンサート、具体的には、市内北部のオスタンキノ宮殿 、南西部のクスコボ宮殿 、西のアルハンゲリスコエ宮殿で開催されている。コンサートは夜だが、昼間は通常通り建物を公開しているので、宮殿をゆっくり見学して閉館後は庭を散歩して時間を潰し、夜はゆっくりコンサートという楽しみ方もできる。演奏しているのは、知名度の高いベテランから学生のグループまで様々な人たちだった。


と言っても。


これらの宮殿は、いずれも郊外に位置し、地の利がよくない。また、チケットは(安すぎるのが理由か)プレイガイドで取り扱っていなくて、現地まで出向いて購入しておくか、当日、一か八かで行ってみるしかない、と、なかなか気軽に足を運べない環境が揃っている。そのため、1年目から家庭教師に勧められてはいたものの、実際に足を運んだのは、3年目の夏のみだった。(そして、こんな良い物にそれまでの2年間一度も来なかったことを後悔した。)


   ぐっと人口密度の下がったモスクワの夏。それでも働き続けるオフィスワーカーや、一時帰国できない外国人たちへの、ちょっとしたお留守番のご褒美みたいなものだと思う。



 


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オスタンキノ宮殿のゆったりとしたお庭。

劇場と迎賓館、住居部分はいずれも渡り廊下でつながっている。建築家はイタリア人だったように記憶している。



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再びリード付き

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やられた。((o(-゛-;)


先日、脱走もほとんどしなくなった、叱るようなことはほとんどしない、と書いたばかりだが、その油断をあざ笑うかのようにムルカが脱走した。


昨日は最近には珍しく、本当に久しぶりに私と一緒にお昼寝をした。私は数十分しか寝ていないが、ご機嫌なムルカはその後、何時間も眠り続けた。そして元気満々で夜を迎えたのだ。


夕方からベランダに出、ときどき入ってきてはゴハンを食べたりお水を飲んだりして、また出て行く。いつもだとキャビネット上に落ち着く時間になってもそれを繰り返していたが、無理に中に入れようとはしなかった。完全に安心していたからだ。


ところが。


しばらく「食糧補給」に入ってこないので様子を見ようとベランダに目をやると、いない。( ̄□ ̄;)


どこにもいない。( ̄□ ̄;)!!


隅々まで探してもいないので、もしや、と思い、隣を覗き込むと、何と手すりの上を誇らしげに歩いているムルカと目があった。


きゃ~っ、落ちたらどうすんのよぉ~。( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚


以前触れたことがあるが、隣は空き家だ。ご迷惑もかけないかわりに、中から保護させていただくわけにも行かない。


どうしよう、どうしよう。(-_\)(/_-)三( ゚Д゚)


初めての手すり歩行。広がる視界に夜風の心地よさ。ムルカは有頂天になっていた。私の姿を認めると、何度か寄ってきて、私の顔に自分の顔をすり寄せたり、猫パンチを繰り出したりしてみせる。が、手を伸ばすととたんにするりと身をかわして遠ざかる。


つ・・・捕まえたら、どう成敗してくれよう。。。

\(*`∧´)/


ヒモや懐中電灯、いくつかのおもちゃでおびき寄せようとしてみたが捕獲はならず。距離が離れているからどうかとは思ったが、最後の頼みの綱で持ち出したカツオブシで無事成功。匂いに引かれ、近寄って来たところで御用となった。


はー、夜の捕り物劇()。発見から捕獲まで30分以上。本当にあせった。


そういえば数日前、夫がベランダの小さな戸棚を整理し、戸棚の上に置かれていたものがなくなったので、昨日のお昼は私と昼寝するまで、その上で気持ちよさそうにお外を眺めながら横になっていた。そこから手すりまでは、ムルカでもラクにジャンプできる距離だ。そのときから密かに目論んでいたのかもしれない。


うーん、油断大敵。


中に入れられてからも、しばらくの間、ムルカは不満そうに外に戻りたがって窓際で鳴き喚いた。そりゃ、そうやろう。あんたは楽しかったやろう。だけど、こっちは、どれだけハラハラ、ドキドキしたことかっ!!猫とは言え、クローゼットより高いところに昇ったこともないくせに、足滑らせたらどうすんのよっ。


昔、屋根から足を滑らせた愛猫を尿毒症で亡くすというつらい経験をしたので、猫が高いところから落ちるということには、必要以上に神経質になってしまう。


そういうわけで、今日からしばらく、お外はリード付きで出すことにした。ムルカは大いに不満そうだが仕方ない。



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イヂワルされたって、ここからもお外は見えるからいいもーんだっ。



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あっ、前の茂みに鳥さんが来たっ!




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「エヴゲニー・オネーギン」

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プーシキン, 池田 健太郎
オネーギン

プーシキン原作によるチャイコフスキーの2大オペラ「スペードの女王」とこの「エヴゲニー・オネーギン 」、何だかモスクワにいる間に一度は観ておかなくてはならないような義務感() に捕らわれていたので、3年目の冬、駆け込みでボリショイ劇場ノーヴァヤ・オペラ でそれぞれ観た。


ノーヴァヤ・オペラはこじんまりした小さな劇場だが、オペラに関してはボリショイよりも実力が上だと言うのが、ロシア語会話のおばさまたちとロシア人教師の間での定説で、誰かが何か観に行くたびに、やはりノーヴァヤ・オペラはよい、今夜のボリショイにも失望させられた、と話題に上っていた。そのため、ノーヴァヤ・オペラにも一度は行ってみたい、と常々思っていたのだ。


ところが、当日プログラムを買って席に着くまで知らなかったのだが、このノーヴァヤ・オペラという劇場、オペラのハイライトばかりをつないで1幕にアレンジしたものを聴かせる劇場だったのだ。歌手たちのパフォーマンスはなかなか満足できるものだったが、オペラはあっという間に終わってしまった。話の筋もさら~っとしかわからない。物語的には「ロシアを代表する詩人の代表作品」だとわかりづらかったので、いつか原作を読んでみたいと思っていた。


読んでみて、それから本の最後の解説を読んで「なるほど」っと思った。「エヴゲニー・オネーギン」の原作は韻文詩なのだ。(日本語訳は散文。) 情景や心理描写を味わう韻文詩の、あらすじだけを、しかもダイジェストで観ても、原作の味がわかるものではない。あらすじは同じだが、原作はまったく違う楽しみ方ができた。


もし、私のようにオペラを観て「えっ、これが、プーシキンの代表作?」とか感じている方がいらっしゃれば、原作を一読することを是非お勧めしたい。


★ ノーヴァヤ・オペラへのリンクはページが開いた後、メニューバーから[表示]→[エンコード]→[キリル言語(Windows)]を選ぶと内容が表示されます。


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しつけ

「くぉ~らぁ~!!あかんやろ~っ!!」


「あ、あのぅ~。。。きてぃさんってぇ、今、お一人ですよねぇ?ガーン


ふと、古い記憶がフラッシュバックした。


小さい頃、2歳になる頃までは、ムルカも結構、悪いことをしては叱られたものだった。電話中などに、乗ってはならないところに乗ったり、家具を傷つけたりすると、反射的にどなりつけてしまい、よく相手を驚かせたりもしたものだ。


また、うちに来た当初は、とにかく私から離れたがらず、ロシア語の個人レッスンのときもよく邪魔をしたから、「ここで反省していなさい」と、物置に閉じ込めたこともあった。(もっとも、物置は薄暗くてゴチャゴチャしていて、仔猫ムルカにとっては遊園地のような楽しい場所だったらしく、家庭教師が帰った後、「もう、いいよ」と戸を開けても、ケロっとした顔で「もっと遊ぶ」メッセージを送られたものだったが・・・。)


現在ムルカが、禁止されているところに乗ることはほとんどない。っというか、叱られるようなことはほとんどしない。唯一、少し前までは「脱走未遂」を度々したものだが、これも最近ではほとんどしなくなった。


猫も仔猫時代のしつけが大切なのかも・・・。本当によい子だわ音譜 (いつもながら、親バカでスミマセン・・・)





   まあ・・・。

悪いことではないが、手を焼いていることはある。毛玉で崩した体調が回復した後の異常なまでの食欲だ。ゴハンの時間が待ちきれないムルカに、朝、5時前にたたき起こされたり、夕方、ゴハンの時間の1時間以上前から、「ゴハンくれぃ」攻撃を受けるのには参っている。体調が回復したのは、喜ぶべきなのだが・・・。


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ネコ あっ、からっぽだっ!!



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ネコ ゴハン、空っ

むっ まだ、ゴハンの時間まで30分以上あるよ。




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ネコ 30分くらい、いいにゃっ。

むっ ダーメ。晩ゴハンが早いと、朝、早くからお腹が空いて、起こしに来るでしょう。




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ネコ ケチ~!!

むっ ケチですぅ~



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ベトナム・ルイノック (ベトナム人市場)

モスクワでの夫のお気に入りだった場所にベトナム・ルイノック(ベトナム人市場)がある。初めての冬支度に入る頃、夫の同僚に紹介された場所だ。たった数年間のモスクワ生活、分厚い防寒帽や手袋など良い物を買い求めてもどうせ日本では使えない、ならば安価でしかも日本人に合う小さなサイズが豊富に揃ったこの市場がよい、ということで勧めてくださった。


この市場、テナントの大多数はベトナムからの移住者のようだが、華僑や他のアジア民族もいたように記憶している。彼らがひとつの大きな商業ビルに集まり、衣料品を中心に日用雑貨や玩具なども幅広く取り扱っている。ワルシャワ街道という郊外の比較的大きな通り沿いにあるものの、敷地に一歩足を踏み入れると、そこは、インドネシアやタイなどアジアっぽい雰囲気がむんむんしている。飛び交うことばもロシア語だけではなかった。従業員どうし、母国語で話しているのは珍しくなかったし、中には、私たちよりもロシア語がたどたどしい店員もいた。それがさらに、不思議な異国情緒を盛り上げていた。この「ロシアにあるアジア人コミュニティ」という特殊な環境を、夫にはとても気に入っていたようだ。ロシア語が母国語でないものどうしの妙な連帯感もある。


それから、ここのメンディング・サービスも夫のお気に入りだった。夫は身長が163cmと比較的小柄なので、パンツ類には必ず裾上げが必要である。何度か足を運ぶうちに、この市場で購入したものでなくても靴でもコートのファスナーでも何でも安価に修理してくれることがわかったので、これもよく利用していた。


モスクワの北部には、もっと大規模な中国人市場もあった。また、比較的街の中心部に位置する韓国系ホテルの韓国料理レストラン街は、日本人の間で大人気だ。どれも、ロシアとアジアは決して遠くはない、と思わせる場所だった。




゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆ 写真はクリックすると少し大きくなります。(帰宅した夫がこの記事を見て「いい写真だっニコニコ クリックしたら大きくなるようにして、皆さんに細かいところも見ていただかなくっちゃっ」となつかしがって言うもので、今日は画素数を落とさずにアップし直してみました。)゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆



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大通りから駐車場を経て敷地内に入ると突然別世界が広がる。



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店内の様子。圧倒的に黒髪の人が多い。



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防寒靴のファスナーを修理してもらっているところ



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お腹が空いたら、もちろん、ベトナム麺



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