受験にはゴールキーパーはいないから! そして何より孤高な個人戦だから!
オリンピックでサッカーやハンドボールや水球をみているとゴールキーパーの存在の大きさ、重要性、勝負の最後の駆け引き、妙味をひやひやしながら感じる。デフェンスが抜かれてもまだゴールキーパーが控えている。体の大きな瞬発力と勘の鋭い、チームメイトが「あいつがいるから大丈夫だ」と絶大な信頼をおくゴールキーパーが,今日も弱いデフェンスをカバーしてくれるかもしれない。相手のフォワードにもスター選手がいて,そいつの巧みな攻撃にはファールをもってデフェンスをするしかない状態、それでも頼れるゴールキーパーがいるから、フリーキックにもちこめばなんとかなると自陣ベンチはほくそ笑む。わかっているとは思うけれど、受験にはゴールキーパーはいないから!受験生は全員フォワードだから!フォワードは攻めることが任務だから!そして攻撃力と得点力がないと試合には出してもらえないから。びびってシュートが決まらないようなフォワードはベンチで応援だ。もちろんそんなシュートが決められない選手ばかり集まったチーム(高校)じゃ試合(受験)に勝てないから。もし、君の学校で先生が「受験は団体戦だ! みんなで一丸となって頑張ろう!」などと言っているとしたら、それは間違いなくミスリードだ!グループで挑む受験など存在しない。受験はある意味、孤高な個人戦なのだから。 監督『負けからの出発 ある孤高な高校生』負けからの出発 1年前の今頃、模試は校内80番だった。100人もいないような高校で80番ではろくなところにはいけない。あれから1年、英数とも一桁の順位に伸ばし…ameblo.jp