友人の息子にICU4年の男子がいる。中学生の頃うちに泊まったこともあった。久しぶりに長野の避暑地で再会した。ドイツ留学からもどったところだった。単位交換も認められて予定通り来春卒業。シリコンバレーに本社のある半導体会社の日本現地法人に就職が内定した。

色々話を聞かせてもらって不意に「どうや 大学は楽しいか?」

「はい とてもいい大学だと思いますよ。楽しいです!」

「よく入れたなあ・・・」

「実は無理だと思っていたのですが・・」

「特に英語はめちゃめちゃ水準が高いよなあ、あそこは」

「はい。うちの大学にくる連中は英語は全員ほぼ満点レベルだと思います。だから英語では絶対差がつかない。僕は数学か生物のどちらかがよかったから、事前の判定を覆して合格できたと思います。」

さりげなく自分の大学を「いい大学だ。楽しい。充実している。」と語れる。お母さんはドイツ人で194センチの大きな男子に育った。

浮かれていない。しっかり地歩を固めようと模索をしてきた姿が会話の端々に出ていた。

「父の影響も非常に大きいと思います。」とぽつり。

就職について聞くと

「第1希望を逃しました。他はいくつも決まりましたが・・・・」

「その第1希望は世界で1番名前が売れてるな。だが今が旬かもしれない。お前の決めたところの方がかえっていいかもしれない。なぜなら物を作れるから。情報で食ってるだけではないから・・」

「確かにその危険性を感じました。」

「就職活動は楽だったかい?」

「確かに売り手市場と言われてきましたけれど、いいとこは競争が厳しく楽とは思えませんでした。」

 

とにかくこいつは浮かれていない。状況をじっくり把握して自分を語れる。

こういう若者がいるんだ!

日本もまだ大丈夫!          

 

監督