彼は欲しい物に対して

 

全く素直じゃない。

 

 

 

むしろ、自分の欲しいものを

 

持っている人を見かけたら

 

否定することを言ったりする。

 

 

 

たとえばロレックスの時計が欲しいとして

 

それが今は手に入らない場合

 

持っている人を見かけるたびに

 

「バックルが大き過ぎるんだよね〜!」

 

とかいう感じだ。

 

 

 

でも自分が買えそうなものは

 

持っている人を見ても肯定する。

 

「やっぱりあの時計かっこいいよね!」みたいに。

 

 

 

それを見ていた私は思い出した。

 

 

”人は、自分には手の届かない物を他の人が持っていたら

 

その物や人を否定するんだった!”と。

 

 

 

女子の中でも

 

本当は痩せたいのに

 

自分は痩せられないと思っている人が

 

痩せている人を否定する…

 

ということがよくある。

 

 

 

 

人間らしい心理なのだけど

 

私は、そこに仮説を立て

 

彼の思考パターンを分析してみることにした。

 

 

 

本当は欲しい

 

 

でも今は無理

 

 

だから要らない理由を見つける

 

 

自分を納得させて諦める

 

 

 

 

多分この流れだ。

 

 

そして私は思う。

 

別に否定しなくたって

 

"まだまだ手が届かないな・・・残念!!”

 

これで、いいんじゃないの?って。

 

 

 

自分に欲しい物を諦めさせる必要はない。

 

 

 

だっていつか手に入るかもしれないんだから。

 

 

 

なので、彼のこのパターンを変える為に実験した。

 

 

 

彼が”ポルシェに乗っている人は嫌い”

 

と言い出したので

 

”ポルシェが好きなんだな”と察知し

 

 

「え〜?!本当に?!

 

〇〇ちゃん(私はちゃん付けして呼んでいます)なら

 

絶対手に入れれると思うし、似合うけどね!

 

本当に欲しくないと思うの?!」

 

 

 

と伝えてみた。もちろん本音だ。

 

 

 

 

そしたら彼は

 

 

本当は欲しいよ!!!

 

 

と全力でポルシェが欲しい自分を受け入れていた。

 

 

 

 

”そうよね。やっぱり欲しいよね”

 

と私は微笑ましくなった。

 

 

素直な彼。

 

 

とても可愛い。

 

 

 

 

そしてまたある日

 

カルティエのブレスレットを

 

ジャジャラ付けている人のことを

 

アレコレ言っていたので

 

”お〜次は、カルティエのブレスが欲しいのだな”

 

と気づいた。

 

 

 

 

でも、そこから彼は進化していた。

 

 

 

 

否定して終わり…だった彼が

 

そんな自分に気づいて

 

「まぁ実際かっこいいけどね」

 

と肯定する発言を語尾につけるようになったのだ!!

 

 

 

 

 

感動!!

 

 

 

 

 

私は彼の精神的な成長みたいなものを

 

垣間見た気がして嬉しかった。

 

 

 

 

 

しかし、彼は知っている。

 

 

 

 

もしかしたら嫁(つまり私)が

 

自分の欲しいものをサプライズで買ってくる可能性があるから

 

自分では手が届かない物でも

 

”欲しくない”と言ってはいけないということを。

 

 

 

 

それは、交際していく中で

 

私が彼が好きとか欲しいとか言っていたものを

 

勝手に買ってプレゼントしてきたからだと思う。

 

 

 

 

もし欲しいものを否定していたら

 

私はそれをまんまと間に受けて

 

本当に買わなかったりする。

 

 

 

だから彼は、私の前では

 

”欲しいものはハッキリ言う”

 

という技を身につけたのかもしれない。

 

 

 

 

どちらにしても

 

私も彼へのプレゼントを

 

買いやすくなってお互い楽になった。

 

 

 

 

素直が一番。

 

 

 

 

 

ちなみに・・・

 

彼のことを書いておきながら

 

私もこないだこの心理が働いた。

 

 

 

超売れているビジネスウーマンの人に対して

 

「性格きつそう・・・」

 

とかネガティブなことを言っていたのだ。

 

 

 

 

 

そんな自分にゲンナリした。

 

 

 

 

自分もそうなりたいと望んでいるくせに・・・!

 

ていうか自分も性格きついくせによく言えたもんだ!

 

 

 

…と自分を叱ってやった。

 

 

 

 

 

人は無意識に、自分と他人を別世界の住人にする。

 

 

でも本当は同じ世界の住人で

 

今見ている人が未来の自分だったりする。

 

 

 

私は彼と今、同じものを望みたい。

 

そして未来は

 

その望みを手に入れている夫婦でありたい。

 

 

 

 

そう考えたら

 

望みでいっぱいの今の毎日は

 

本当に幸せなことだし

 

望みが叶う未来も

 

これまた幸せでいっぱいだ。

 

 

 

 

 

今も未来もその先も

 

私たちはずっと幸せ。

 

 

 

 

 

 

 

***おしまい***

 

 

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