「なんで金髪にしたの?」

 

私がよく聞かれる質問だ。

 

 

答えは簡単で

 

「彼が金髪が好きだから」。

 

 

そう、彼は金髪が好き!!

 

 

彼自身は、どこを切り取っても

 

真面目で爽やかな好青年にしか見えないルックスで

 

私もそこが好きなのだけど

 

彼の女の趣味は自分とは真逆だ。

 

 

 

なぜかというと・・・

 

彼の中でのクイーンは

 

生涯、浜崎あゆみだから。

 

 

 

私たちは同じ年で1987年生まれ。

 

その世代は全員あゆを聞いていた!

 

と言っても過言ではない。

 

 

 

私たちにとって

 

あゆは神様だったけど

 

彼の中では今でもあゆが神様なのだ。

(オタクではなく、最高にリスペクトしているという意味で)

 

 

私ももちろんあゆは好きだったけど

 

どちらかといえばミーハーで

 

スピードとか安室ちゃんとか、

 

いろんなジャンルを聞いていた。

 

 

そんな中彼は

 

あゆのラブソングを聴き続けていたらしい。

 

 

彼はそもそも好きになったら

 

ずっと同じものでいいタイプなのだ。

 

 

あれこれ手を出したり

 

浮気したりはしない。

 

 

しかも、

 

ちょっと切ないあゆのラブソングは

 

やや感傷的な彼の心情と

 

ものすごくマッチしていたのだと思う。

 

 

あゆは彼の心の代弁者とも

 

言えるのかもしれない。

 

 

ちなみに私の心の代弁者は

 

小田和正さん。

 

 

本気で。

 

 

歌詞とか最高に素晴らしいので

 

ぜひ読んでほしい。

 

私のツッコミつき。

 

「たしかなこと」

 

雨上がりの空を見ていた 通り過ぎてゆく人の中で


哀しみは絶えないから 小さな幸せに 気づかないんだろ

時を越えて君を愛せるか ほんとうに君を守れるか


空を見て考えてた 君のために 今何ができるか

忘れないで どんな時も きっとそばにいるから


そのために僕らは この場所で


同じ風に吹かれて 同じ時を生きてるんだ

〜中略〜

いちばん大切なことは 特別なことではなく


ありふれた日々の中で 君を


今の気持ちのまゝで 見つめていること

君にまだ 言葉にして 伝えてないことがあるんだ


それは ずっと出会った日から 君を愛しているということ

 

 

今こうやって書いていて気づいたけど

 

この歌詞に惹かれるなんて

 

私も相当感傷的だった・・・。

 

 

 

話しは戻るが

 

そんなあゆと言えばやっぱり

 

トレードマークは大きな瞳と

 

綺麗なブロンド。

 

 

だから、彼は嫁である私にも

 

ブロンドを要求しているのだと思う。

 

 

私は、自分がブロンドであることに対して

 

なんら違和感はなく、

 

正直なところ

 

彼が好きなら何色でもいい。

 

 

 

ただ、ブロンドを保ち続けるには

 

お金と時間を普通の3倍くらいかける必要がある上に

 

髪は傷んで切れてしまい、

 

薄くなっていくので

 

子供を産むまでが限界だろうと見越している。

 

 

 

彼が私を通し

 

あゆを思い出すかは知らないが

 

喜んでもらえるならそれでいいと思う。

 

 

たまに

 

「ヤンキーみたい」

 

と中傷されるが、それもあながち間違っていないし

 

なんならあゆもややヤンキー寄りにも見えるし(本当にごめんなさい)

 

”同じジャンル”ということで自分を納得させた。

 

 

 

 

それにしても

 

人は時に、自分とは真逆な生態を好むことがある。

 

 

真面目な彼が私を選んだように

 

真面目とは程遠かった私は彼を選んだ。

 

 

 

彼は自分が真面目だとは思っていないようだけど

 

私からすると

 

絵に描いたような優等生だ。

 

 

そして私は、外見だけでいうと

 

「学生の時、絶対帰宅部だったでしょ?

 

ヤンチャしてたでしょ?」と言われるけど

 

実はずっと剣道部だった・・・

 

という昔から意外なタイプだった。

 

 

 

だから今こうやって

 

足りないパーツを補い合うように

 

私たちは一緒にいるのだと思う。

 

 

 

来年は彼も金髪にしたいと言っていた。

 

私はサッと反対しようと思う。

 

 

 

 

 

***おしまい***

 

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