異世界食堂 最終話&作品の感想 気づけば笑顔で見ている、そんな心地よい作品 | ながめせしまに@無為

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最終話 とん汁/コロッケ

 

 ___       @Cパート
/ || ̄ ̄|| ∧_∧  お、2期告知クルー!?
|.....||__|| (     )    ないんかーーーい
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
|    | ( ./     /

 

 

 

とん汁

 

 

簡易感想

・29日は肉の日でとん汁無料!マスターは代金を日本円に換金してるわけではないので大変そう

・クロが念話ではなく口で話し始めたことに驚くマスター 前回やらなかったのをここで回収

・とん汁が食べたくて仕方がないアレッタ。思わずがっついちゃうw 夜までお預けで顔真っ赤w

・とん汁オーダーですぎでアレッタの食べる分がなくなっちゃうw

・料理人のサービスは料理で カコイイ

 

 

コロッケ

 

 

 コロッケ担当は、以前のエピソードでライオネルさんを掘った疑惑がある夜の一刀修羅さん、じゃなくてハーフエルフの剣神アレクサンドルさん(゜д゜;) アレクサンドルは異世界では4人の英雄の一人で伝説になっているハーフエルフ。ライオネルさんが敗れても仕方ない。

 

アルトリウス(ロースカツさん)ねこ屋に行きたいと言い出すアレクサンドル。ねこ屋にはカツ丼のライオネルさんが常連としているので、鉢合わせたらどうなるんだろうとドキドキしたが、ロースカツさんの機転でこれを回避。さすが大賢者さんw

 

震える剣神

 このエピソードで一番面白かったのは、作中最強キャラの英雄たるアレクサンドルがねこ屋でバイトするクロを見て滅茶苦茶びびっていたシーン。クロは実際神竜ではるかに格上の存在だから仕方ないが、前振りの英雄ぶりを台無しにするかのような焦り様がなんとも面白かった。

 

クロの得たいの知れない正体を察しているのはこの二人だけなので、この二人がいかに凄いかはそこから判断できるが、それにしても慌てようが男子高校生みたいで最高にいいリアクショクンだったw

 

 

意外な血筋

 また、このエピソードでは意外な人物相関図が明らかになった。アレクサンドルはチョコパフェ姫ことアデールハイトの祖父であり、冒頭の4人の英雄の一人で最強の英雄ヨミはなんとねこ屋のマスターの祖母という事実。ねこ屋と赤い竜の繋がりはこのへんにあるのだろうか。意外な事実が明らかになって、もう少し知りたいなというところで終わってしまって残念w

 

 

 

作品の感想

 

 あっという間にこのシリーズが終わってしまってとても残念。この物語では、異世界の人間という特殊な設定は存在するが、彼等が問題を起こしたり、何か大きな事件が起きたり、突き抜けた笑いがあったりするわけではない。

 

ある日偶然に、日本の洋食屋に通じている扉を見つけた彼等は、扉の先にある洋食屋のねこ屋の味に感激し、常連になるまでのシンプルな物語が淡々と綴られる。

 

そんな彼等の異世界食堂に関わった切っ掛けと、キャラの背景が淡々と描写され、そのキャラがお気に入りの品物を「いつもの」という具合で同じメニューを注文する。

 

文字で説明すると、このくらいの内容なのだが何故か面白いし、視聴体感時間もあっという間である。そして視聴後にほどよい余韻を堪能でき、食欲が刺激される。私の場合、作品との相性が良く毎回楽しく視聴し、正味25分ぐらいの物語だが10分程度に感じていた。それくらい作品世界に心地良くつかって楽しんでいた。

 

 

既存のグルメ系作品との違い

 グルメ系の作品といえば、ミスター味っ子、食戟のソーマ、美味しんぼ等がすぐに思い浮かぶが、異世界食堂はこれらの作品とは物語の作りが異なっている。

 

最大の違いは、これら前者の作品は料理人視点でいかに美味しく変わり種の料理を作るか、あるいは他の料理人との味比べで切磋琢磨する様子が描かれるが、異世界食堂では異世界の者がねこ屋の常連になるまでの経緯や、彼等のお気に入りの料理に出あうまでの、異世界人の視点でのドラマを楽しむ作品となっている。

 

ありそうでなかった作品という印象がある。 むしろこんな普通の料理でよく作品が成立するなと思ってしまうのだが、そこはお客が異世界人という設定が最大限に活かされたのだろう。なんとも上手い。 

 

 

初めて日本食を食べる海外youtuberを見ている感覚

 この異世界食堂で提供される料理は、現在までのエピソードでは趣向を凝らした料理だったり、特別の食材や調理方法があるわけではない。いたって普通の料理を提供しているだけであり、料理の美味しさを想像しやすく、そして親しみやすく共感できる。

 

この作品では、そんな普通の料理を異世界の住人が食べて感動している、ただそれだけの物語なのだが、なかなかどうしてこれが面白い。海外のyoutuberが日本に来て、美味しい日本の料理を食べて感動しているのを見ている感覚に近いように思う。

 

不自然に視聴者を驚かせようとしたり、奇を衒った演出などがないため、安心して視聴できる作品だった。アニメに馴染みがない人にも安心してお勧めできるような作品だと思う。

 

 

巧みなキャラの掘り下げとドラマの作り

 この作品の最大の持ち味は毎回違う異世界人が登場するのだが、そんな彼等のドラマとキャラの背景の掘り下げが、飽きさせないようにきっちりと必要最小限にうまくまとめられている。そしてショートストーリーで語られる、彼らのバックグラウンドがなんとも面白い。

 

1つのキャラに対して時間にして5~8分あるかないかぐらいだろうが、キャラの掘り下げが面白く、その短い時間ながらキャラへの親しみが湧く。某作品でもこの程度の掘り下げでも毎回やっていたら、どれほど思い入れが変わっただろうかと感じるものがある。

 

そして、その異邦人が自分達の世界ではお目にかからない調理方法、食材、ソースなどを用いた料理を食べて感動する様子がとても微笑ましい。本当に食べた事無いのかと内心突っ込んでしまうほど食レポも上手で笑えてしまう。彼等にとってねこやの食事はまさに絶品のご馳走なのである。

 

また、ストーリーが進むとお客同士が絡むドラマも発生し、キャラへの愛着があるぶんこれらのキャラ同士がからむドラマも二度楽しめるお得感もある。

 

 

この作品に影響されて放送後数日内に食べた食事

メンチカツサンド(メンチカツ)、ボロネーゼ(ミートソース)、カツ丼、プリン(プリンアラモード)

そして、間がちょっと空いてカレーパン、照り焼きチキン(モスバーガー)、手ごねハンバーグ

 

食べたい意欲はあるけれど、まだ食べていないもの

じゃがバター、シーフードフライ  じゃがバターの威力は絶大だったw

 

お気に入りキャラ

 

ヒロイン部門

1位 ヴィクトリア(プリンアラモードさん)  来た♡  だけで射抜かれた

2位 クロ      うん♡  で射抜かれた

3位 アレッタ  可愛いし、お色気も担当したのを評価

4位 シア (クッキーアソートちゃん) お小遣い全額BETを評価

5位 アーデルハイト(チョコパフェちゃん) だんないょ

 

その他

1位 ドワーフ(シーフードフライ)  本当最高の馬鹿オヤジという感じ。酔っても安心対策までするしw

2位 アルフォンス(カレーライス) 愛すべきカレー馬鹿 

3位 ライオネル (カツ丼)   いるだけで笑えるし、豪快なおかわりっ!で更に笑いをもっていく

4位 ガガンポ(オムライスさん) リザートマンが可愛いと思えてしまった

5位 アルトリウス(ロースカツさん) クロを見たリアクションがツボ

 

 

お気に入りエピソード

 

詳細な感想は個別記事に書いているので簡単に。

 

エピソード2 エビフライ

食レポが一番うまかった。演者さんの大勝利という感じ

 

エピソード4 オムライス 

リザードマンのドラマが面白かったw 荘大な感じのナレーションとのギャップも楽しかったし、オムライス程度が至宝クラスのご馳走になっているというコントみたいなオチも面白かった。

 

エピソード5 カツ丼 / プリンアラモード

ライオネルさんの遠慮のないリアクションがお気に入り。また、ハーフエルフのヴィクトリアがとても可愛い。

 

エピソード7 カレー

アルフォンスさんの愛すべきカレー馬鹿ぶりが最高だった。無人島から救助される時がきても考えるのはカレーのことばかり。そして、執念でねこや再訪問を果たした情熱も良かった。

 

エピソード9 シーフードフライ  BEST

 秀逸のエピソードが多い中、個人的お気に入りベストに輝いたのがドワーフのシーフードフライ回。爆笑しながら見ていたw 

 

エピソード10 クレープ

 フェアリーがわちゃわちゃしてて可愛かった。

 

 

OPとED

 

オープニングテーマ「One In A Billion

作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - 渡辺未来 / 編曲 - R・O・N / 歌 - Wake Up, May'n!(Wake Up, Girls!×May'n)

 

 

エンディングテーマ「ちいさなひとつぶ

作詞 - 西直紀 / 作曲 - さかいゆう / 編曲 - 河野伸 / 歌 - 安野希世乃

 

 

OPは出だしだけ一緒に口ずさんで歌っていた(*´ω`*)スキ 途中からテンポあがって一緒に歌えなくなってしまうけど、そのあたりから楽しい感じがぐっと上がりテンションうなぎ昇り。

 

EDはしっとり余韻を楽しむのにマッチした良い楽曲だった。声優さんが歌っているのだけど、あまりそういう感じは受けず心地良い音色だった。

 

 

 

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/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| (     )  終わってしまった・・・
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/ もっと見ていたい
|    | ( ./     /

 

 

 

過去記事・関連記事のリンク

 

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