第4話 「INTERMISSION-天道花憐とスランプ・デイズ」
レビュー&感想
見逃した?
前回は気になるヒキだったが、今回は全く関係ないエピソード。ボールルーム第4話、第5話のように実は連続放送でやっていて、見逃したかと思って焦ってしまった。エピソード数を確認して安堵したが大胆な構成。
前回の続きは気になるところだが、あまりに変わり果ててしまった花憐の掘り下げも見てみたい頃合いだったので、これはこれでちょうどいいタイミングだったかもしれない。
花憐のbefore after
Aパートではケイタに惚れてしまったことで変化した、花憐の生活スタイルが描かれた。beforeの花憐のルーティンは模範的で見習いたいとさえ思うもの。afterの花憐の変化ぶりは、「ダメだこいつ、早くなんとかしないと」と内心思ってしまうような壊れぶり。
ケイタの顔を見にわざわざ逆方向へと向かい教室をチラ見したり、夜中2時までケイタとの思い出や妄想に耽るなど、どうしてこうなったと可笑しくてニヤニヤしてしまう。
花憐のケイタを好きになった切っ掛け
今回、何故花憐がケイタに攻略されてしまったのか、花憐の口から語られてようやく気になっていた事の一つが分かった。歩道橋の上でタスクともみ合っていた際のケイタの叫びは、花憐の耳にはしっかり届いてようで、あれが決め手の一つになったのは確かなようだ。
車がガンガン通行している大通りの歩道橋の上での会話を、あの距離から聞きとるのは演出上は失敗だと思うが、あくまでフィクションですしね(*´σー`) 確認できればそれでいいんだ
理屈ではない
いずれにせよここまでポンコツ化してしまったのは、花憐にとってこれが初恋であり、その気持ちとうまく向き合えないことや、自分が惚れる事態を想像さえしなかったのかもしれない。
beforeの彼女はいわゆる意識高い系に見える。感情が自分を支配してしまうことは、彼女の中では許せないのかもしれない。
ガチ勢とエンジョイ勢
また、ケイタのゲームの楽しみ方と、花憐のゲームに対する姿勢も明らかになった。花憐は誤解していたようだが、エンジョイ勢といっても勝負の結果に拘りがないわけではなく、勝負中はしっかり勝つことを目標に最後まで楽しむという点は、ゲーム部でもケイタの考えるゲームでも変わりはないようである。
ガチ勢 勝ち:最大限に突き詰める 敗北:反省・見直すべき材料 優先事項:勝利
エン勢 勝ち:出来れば勝ちたい 敗北:悔しいが固執はしない 優先事項:その勝負を楽しむ
見たところこんな感じの違いだろうか。ケイタの場合は本人が言うように、勝つためにそこまで頑張れる気概がないという差も大きいようだ。
花憐の私服
ビジュアルは、作中で評価されるほど、そこまでパッとした感じはしなかったが、私服姿の花憐は可愛い。ビフォーアフターをAパートで見たことで、キャラへの親しみが強くなったことも大きな要因かもしれない。
症状が悪化する花憐
散歩と称した花憐とケイタのデート。色々と思い違いをしていたことに気づき、ケイタへの恋は深まりつつあったが、自身が作り上げたゲーム部はケイタにも認められているとはっきり確認できたことで、スッキリとした面持ちで家路についた花憐。
最近落ちていたゲームの腕前は、スッキリした気分とは反比例するように、ケイタへの恋心が強くなったことで、以前にも増して落ちているというところで今回のオチ。
ポンコツ化した花憐も可愛いけれど、一度ポンコツ化した後では、凛々しい表情の花憐も可愛いく見える。ポンコツ一辺倒ではなく、うまく抑揚がつくとますます好きにれなそうである。
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|.....||__|| ( ) 新キャラかな?
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
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