ことばの先生的絵本選び 〜発語が遅いとき〜 | B面活動日記 〜スマシバとアロマとSTと〜

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職業、子どもの言語聴覚士。柴犬と夫とバタバタしながら、アロマセラピーとホロスコープに食指を伸ばす、B面活動日記。魔女になりたい。

私は、言語訓練で、時々、絵本をつかいます。

 

「絵本の読み聞かせで天才脳を」とか、「絵本をたくさん読んでもらった子どもは成績がよい」とか、目にすることがありますが、そのへんは、よくわかりません(笑)

どうなんでしょうね。

 

私が絵本を使うときはこんなとき。

たとえば、意味のあることばがまだ出ていなくて、人をあまり見ないお子さんの場合なら。。。

まずは、人に興味を持ってもらわなくっちゃ!

まずは、しっかり目をみてもらわなくっちゃ!

 

ということで。。。

 

こんな絵本をよく使います。

 

じゃん!

 

 

 

この絵本、動物のイラストの目の部分に穴が空いていて、そこからのぞけるようになってるんですよね。

ちょうど夜店で売っているお面のような感じ。

もちろん絵本なのでページがあって、お顔は、ライオンやゴリラ、など、いろいろあって、絵が変わっておもしろい。

 

とにかく、私に注目して!ってことで、

まずは、絵本をお面のようにして顔の前にあてて、

「つぎはなにかな〜、、、、ぱっ」とか言いながら、結構デタラメにページをめくっていきます。

 

すると、案外、注目してくれるんですよね。

次の絵がなにか楽しみで、じっとみてくれている。

 

自閉的な傾向があるお子さんなんかだと、なかなか、お母さん以外の他人に興味を持ってくれない(涙)ので、このテをつかって、なんとか関心をひこうと、言語聴覚士が必死になってます。

 

もちろん!自閉的な傾向がないお子さんでも、定型発達のお子さんでも、きっと、初めての絵本としては親子で楽しめると思うので、おすすめです。

ストーリーのある絵本に入る前に、

 

なんか、こういうめくるやつっておもろいな

じっと見てると絵がかわっておもろいな

これ、絵本ってやつか

 

みたいな感じで、興味を持ってもらえると、、、いいですよね。