【読書感想文Blog】ネタバレ注意⚠ -20ページ目

【読書感想文Blog】ネタバレ注意⚠

読んだ本の感想とたまーに日常( ᐛ )

5冊目:沢村さん家のたのしいおしゃべり

益田ミリ

2023/04/01

 

 

6冊目:しあわせしりとり

益田ミリ

2023/04/12

 

 

 

 

【感想】

またまた益田ミリさんニコニコ

2冊目の本は昨年読んだのですがブログを書かないまま時が過ぎ…内容を忘れ…読み直しました魂が抜ける

 

1冊目で印象に残った部分↓

 

デパートの女子トイレに並んでいるヒトミさん

時々、伝言ゲームのようにまわってくる、アレ

女性なら、もうおわかりですよね?

「和式、空いてますヨ」

が、先頭からまわってくるんですよね(P28-29)

→これ、あるあるですよね~空いてるじゃん?って思っても和式ってことよくありますうさぎ

よほどピンチのときでない限り和式って使わないのですが、先日行った公園のトイレが古くてほぼ和式だったので、久しぶりに和式に入りました。

めったに和式使わないのに、ましてや今妊婦なのでしゃがむのも立ち上がるのもかなりしんどくて、和式に入ったことを非常に後悔しました汗うさぎ

おとなしく洋式が空くまで待てばよかった爆笑

 

四郎さん、ふと思ったんです

そういえば妻の好物とはなんだったか

これまで夫や子の食べたい物ばかりに合わせてきたのではないか(P49)

→夫は私の好きなもの聞かれたときになんて答えるのかな~?

アイス!とかお菓子!とかしか答えられなそう笑い泣き

私は夫の好きなものも嫌いなものも結構答えられるけどな笑い泣き

どのご家庭もそんなもんなんだろうか~?

 

ヒトミさんは思いました

子供時代にもらったお年玉で買ったものは何ひとつ残ってないけれど

楽しみだった気持ちは残っているなって(P75)

→もらったお年玉、何に使ったんだろう?全然思い出せません。

唯一わかるのは、私はもらったらすぐ使ってしまうタイプ。弟は貯めて貯めて欲しいものを買うタイプでした真顔

 

典江さんが、今、食べたいもの

やわらかめに煮たうどんを、軽くあんかけにしたの、とか

濃い目のカツオ出汁で作る玉子雑炊、とか

カボチャを練りこんだ甘いすいとんとか

けれど、どれも、夫が用意できるものではなく、

わたしが寝込んでも、わたしが食べたいものは食べられないのだな

と、典江さんは少しつまらなく思いましたが(P101)

→確かに私が体調崩しても、私の食べたい物は夫じゃ作れないだろうな~。買ってくるね!しかできないけれど、買ってきてくれるだけマシか…キョロキョロ

 

「もしやスーパー銭湯のこと?」

「あそこなら日帰りだし」

「どうだ?」

「…………」

「帰りにまたお寿司食べて」

「回転寿司もうまかったな」

それもまた幸せなお出かけだったと

思い出す日がくるんですよ、ヒトミさん(P109)

→年々親とお出かけすることも少なくなってくるし、体調崩したりしたらお出かけもできなくなりますしね~…。

親子としてのお出かけも楽しかったですが、私に子供が生まれたら今度は孫も連れてのお出かけになるので、祖父母としての親とのお出かけはどんな感じなのかな~と少し楽しみですニコニコ

 

「フィリピンの食べ物のことでヒトミに聞きたいって言ってたけど」

「フィリピンの食べ物?」

(中略)

「ヒトミ、『ハロハロ』はどこで食べられるんだ?」(P113)

→ハロハロってフィリピンの食べ物だったんですね!知らなかったですキョロキョロ

こちらのサイトでフィリピンのハロハロのレシピが載っていましたが、ミニストップのハロハロとは結構違いますねひらめき電球

タガログ語で”混ぜこぜ”って意味だったんですねビックリマーク

サツマイモも入っているから結構お腹いっぱいになりそうニコ

 

夏の匂いの記憶

それは一体、どの夏なのか

オレには70回の夏があるからな

楽しい夏もあった

将来を思って不安な夏もあった

結婚した年の夏

親になってはじめての夏

オヤジが死んだのも夏だった

いくつもの夏を経験し、

いくつもの夏の匂いをかいできたのだなあ(P120‐121)

→夏の匂いと聞いて私が思い浮かぶのは、祖父母の家で従妹たちとやった花火の匂い、夏祭りの屋台の匂い、親と行った海の潮の匂い。あと、具体的にどんな匂いかあらわすのが難しいけれど、夏の夕方の匂い。

今年は結婚して初めての夏であり、子供が産まれる夏やしの木

最近の夏は暑すぎるから、生後1~2か月の赤ちゃんぴえん連れてお出かけは難しいだろうな~。今年の夏の匂いは赤ちゃんぴえんの匂いになりそうですオエー

 

美容院に行って変身したい

そんな娘時代もあったけれど

今は変身よりも 現状維持かな?

きれいだねって

誰か言ってくれるなら疲れ甲斐もあるな

「ひとりいるか」

「お母さん、見て きれいにしてきたよ~」(P123)

→典江さんが、今は亡きお母さんの仏壇前で美容院に行ってきた報告をするシーン。

私の母親もおばあちゃんに話かけたりしてるのかな~。ちなみに私は実家にいたときはたま~に話しかけてました。

結婚するよ~とか子供が産まれるんだよ~とか報告してました花

 

 

 

2冊目は、各エッセイのタイトルがしりとりになるように構成されている作品です。

しりとりになるように繋げたのは編集者さんだそうですが、遊び心があっていいなあ…照れ

以下、印象に残った部分です↓

 

・布団の中で子供の頃にやった遊びがある。

自分が寝ている位置を逆転させる、というわたしが考案した遊びである。

想像するのだ。

今は壁の方向に頭があり、足元にはクローゼットがある。それを、頭の方向にクローゼットがある、とイメージしてみるのだ。(P31)

→すっかり忘れていたのですが、この部分を読んで似たような遊びをしていたなあと思い出しました。

 

・なにもかも忘れたくないと思っていたのは10代の頃だった。なんでもない一日でさえ、わたしはすべて覚えていたかった。日記もつけていた。日記をつければ、記憶はより強く残るはず。今を永遠に忘れることはない。そう思うとほっとした。(P59)

→私も、いまのこの感情・記憶を忘れたくない!と思って、スケジュール帳の日記欄やプリ帳などに色々書いていました。

スケジュール帳を捨てるのも惜しくて、けれど溜まっていく一方で場所を取るので、全部スキャンして紙は捨てましたニコ

どんだけ取っておきたいんだよ…とも思いますが、あの時の自分はこんな風に思っていたんだな~と思い出すのも楽しいです。

私の母親もよく日記を書く人で、最近はもう書いていないようですが私が中学生くらいまではスケジュール帳を毎年買って、いろいろと書いていた気がします。

私が産まれた時も1歳くらいまではほぼ毎日日記を書いていて、その日記には、初めての子育てに悩んだり苦しんだり喜んだりしている当時の母の様子がリアルに書かれています。

きっと子供を産んでから改めて読んだら、当時の母の気持ちがより一層わかるんだろうなあ。

 

・「元気ですか?」という母からのメールに

「元気です」と返信できるしあわせを思う(P75)

 

・もうすぐ父の日だった。半年前に父を亡くしたわたしにとっては、自分の父親がいないはじめての父の日でもあった。

もうなにもあげられないのだなぁ、と靴屋の前を通り過ぎる。毎朝のウォーキングを欠かさなかった父のために、よくウォーキングシューズを送っていた。(P86)

・そんな食卓でのなにげないやり取りほど、思い出すと涙が込み上げてくる。(P87)

→一時期、普段のなにげない会話を残しておきたい、今の実家を残しておきたい、と思った時期があって、親との会話を録音したり、実家や祖父母の家の写真を撮りまくったことがありましたあせる

あの時は病的でしたが、いまとなってはやっておいて良かったなと~思います。

結婚して家を出てそうそう実家に帰ることもなくなったし、会話の内容も何気ない会話ってよりも夫の話とか子供の話がメインになってきたので、何気ないの親子の会話を録っておいてよかったなと思いました。

実家は残っていますが、祖父母の家は取り壊してしまったので、こっちもこっちで撮っておいてよかったと思いましたうさぎ

何気ない会話とか、あって当たり前と思う物とかって、ずっとそこにあるわけじゃない。いずれ絶対に無くなってしまう。

記憶の中で残っていればいいとも思うけれど、誰かに(たとえば自分の子供に)伝えたいとき、やっぱり動画とか写真があった方が伝えやすい。自分の記憶もずっと残っているわけじゃないしねショボーン

 

・土産屋に腰を抜かすほど斬新なものがないのはわかっている。しかし、店内は隅々までチェックしたい。(中略)一番楽しいのはお菓子である。土産菓子というのは、たいてい平凡な材料でできている。小麦粉、砂糖、バターなどよくある食材を焼いたり揚げたり。それをご当地的な形にし、ご当地的な名前をつける。そういうものである。

だからこそ、「こんな平凡な材料でよくぞ!」というお菓子に出会えたときの喜びはひとしおである。(P151)

→お土産屋さん行くと隅々まで見たくなる気持ちわかりますよだれ

サービスエリアなどに立ち寄ったときも、何度も行ったことのあったとしても、何となくお土産屋さんは一周まわってしまうお願い

確かにお土産屋さんのお菓子って、益田さんが書いている材料などで作ったクッキーとかサブレとかバウムクーヘンみたいなもので、その中にご当地のフルーツ等のパウダーやらエキスやらが入っているイメージ。

ご当地のお菓子の中でも私がずっと好きなのは”萩の月”月見

似たようなお菓子って他の県にもいくつもあって、例えば那須の”御用邸の月”。昔友達にお土産を買うときに、各地の”月”シリーズを買って行って友達とともに食べ比べしたことがあるんですが、やっぱり”萩の月”が一番なんですよね~。

どれも似たような原材料・見た目なのに、スポンジのふわふわさとかクリームのなめらかさとかが若干違うもぐもぐ

なんの違いなんだろうな~と思いつついつも食べていますうさぎクッキー

 

・サツマイモの芽にも毒があると思って取りつづけてきた。タンメンはワンタンメンの略語だと思っていた。

わたしが知らないわたしのカン違いはあとどれくらいあるのだろう?(P178)

→いろんな国に旅をして、文字を書くお仕事をしている益田さんにも勘違いがあるのなら、私にもあって当たり前だ~とホッとしましたキョロキョロ

私もいろいろと勘違いしていることや間違えて覚えていることが多く、「二番煎じ(にばんせんじ)」をなぜか「にばんぜんじ」と覚えていたり、子供のころの勘違いだと「How are you?(ハウアーユー)」を「ハワイユー」でハワイの挨拶で使う言葉だと思っていたり…、ほかにもたくさんあるのですがパッと出てこない。。。

 

あとこれは勘違いというか知らなかったになるのですが、内容がちょっと下ネタ寄りですが、乳頭には一つだけ穴が開いてて、そこから母乳が出るんだと思っていました滝汗

実際は乳管と呼ばれる母乳の通り道が20近くあるという…知らなかった…あせる

何歳になっても間違って覚えていることや知らないことはたくさんあって、若いころは勘違いや知らないことがたくさんある=恥ずかしい、と思っていましたが、いまは気づきがたくさんあるっていいことだな~と思えます。

間違えたまま、知らないままにならなくてよかった~!って気持ちの方が大きいですキョロキョロ

夫も結構読み間違いだったり店名を間違えて覚えてることが多く、それとなく違うよ~と教えてあげてます笑

 

 

 

やっぱり益田さんの本はいいですね~読んでいて落ち着きます。

ちょっぴり寂しさも混ざっていて、楽しいだけじゃないところが好きです本

妊娠カレンダー

小川洋子

2023/01/20

 
 

 

 

 

 

★ひとことまとめ★

純文学は私には難しい。

 

 

 

 

 

 

↓以下ネタバレ含みます↓

作品読みたい方は見ないほうがいいかも

 

 

 

【Amazon内容紹介】

姉が妊娠した。つわりに苦しみ、家族に八つ当たりし、 母となる不安に苦しむ姉と接するうち、妹の心に芽生える不思議な感情。姉を苦しめるモノから姉を妹は守りたいという気持ちと裏腹に、妹はやがて、めまいのするような悪意の中へすべりこんで行く。出産を控えて苦しむ姉の傍らで、妹は鍋でジャムを混ぜる、その中には、ひそかな「毒」が。

家族の妊娠をきっかけとした心理と生理のゆらぎを、きらめく言葉で定着した芥川賞受賞作「妊娠カレンダー」。

謎に包まれた寂しい学生寮の物語「ドミトリイ」、小学校の給食室に魅せられた男の告白「夕暮れの給食室と雨のプール」。透きとおった悪夢のようにあざやかな三編の小説。

 

 

【感想】

BOOKOFFをぶらぶらしているときに、タイトルが気になって思わず買ってしまった本ですキョロキョロ

短編3作品が収録されています。

 

小川洋子さんの作品は「ことり」「博士の愛した数式」を読んだことがあります。

調べて見たら、「博士の愛した数式」はちょうど去年の3月に読んでいました本


この本は…どの作品もこれと言った感想が出てこず…読んだのがだいぶ前なのに感想ブログ書くのにだいぶ時間がかかったのもそのせいなんですけれど…えーん

前にも書いたのですが、私純文学が苦手なんですよね〜。。。美しい文章表現とか雰囲気とかよりも、ストーリーが面白いかどうかやわかりやすい結末などを重視してしまうんですよね真顔あせる

純文学が苦手と書かれている方のnoteやブログを読んで、うんうん、わかります赤ちゃんぴえんと思ってしまう。。。

純文学の美しい文章表現に対して、うまく感想を書くことができないんです…Amazonなどで純文学作品のレビューを読んでいると、感想自体が素敵(語彙力)なレビューがたくさんあるのですが、私には到底書けない……赤ちゃん泣き

なので、なんとか「妊娠カレンダー」については感想(と言ってもひと言)が書けたのですが、「ドミトリイ」と「夕暮れの給食室と雨のプール」はどう頑張っても感想が書けませんでした。。。

なにが言いたいんだ…だから何なんだ…とわかりやすいオチばかり求めてしまう…。。

ちなみによくよく調べて見たら「博士の愛した数式」も純文学のようですが、こちらは他の作品に比べて読みやすかったです。

 

う〜ん、でもやっぱり私は純文学は避けた方が良さそうだ…えーん

 

 

・妊娠カレンダー

精神疾患を持つ姉の妊娠~出産に至るまでの日常が妹の視点で書かれている作品です。

父母を早くに亡くし、姉夫婦と暮らしているわたし。

妊娠週数が進んでいくごとに、つわりや体調不良が始まり徐々に精神的に不安定になっていく姉。

そんな姉を気遣い庭で食事をとるなど一見姉に配慮する優しい妹ですが、人間の染色体そのものを破壊すると言われている、強力な発がん性が含まれる防カビ剤に漬けられたアメリカ産のグレープフルーツを皮ごとジャムにして、姉に与え続けるという所業を行う一面も…。

姉が好んで食べるからと言って、胎児の染色体を破壊するのか?という興味本位で、わざわざ店でアメリカ産かどうかを確認してまでグレープフルーツを買う妹…。

 

赤ちゃんは無事生まれているし、グレープフルーツ食べさせ始めたのも27週あたりだから胎児への影響はおそらく大丈夫じゃないのかな~と思ったり、含まれているという発がん性物質は果たして胎児まで届くのか?とかいろいろ真剣に考えてしまいましたうさぎ

 

大丈夫だろうとは思いつつも、私も妊娠してからリステリア菌やトキソプラズマを懸念して生ハムを避けたり、マグロなどの水銀を含む魚を食べる量を守ったりと、万が一胎児に何かあったら困るので食事には気を遣っているわけですが、もし自分の家族が故意に(興味本位で)害のありそうな食べ物をこっそり混入させていたらと考えると縁切りしそうです凝視

 

 

芥川賞は避けた方が良さそうだな〜と改めて感じました赤ちゃん泣き

1冊目:沢村さん家のこんな毎日-平均年令60歳の家族と愛犬篇

益田ミリ

2023/01/15

 

 

2冊目:沢村さん家のこんな毎日-久しぶりの旅行と日々ごはん篇

益田ミリ

2022/02/10

 

3冊目:夜空の下で

益田ミリ

2022/02/23

 

【感想】

ご無沙汰しております…予防

気づいたら全然投稿しないまま、、、2023年も6分の1が過ぎようとしています驚き

10月に赤ちゃん赤ちゃんぴえんの心拍が確認できてから、親への挨拶・両家顔合わせ・引っ越し・入籍・フォトウェディングなど、、、2022年末はバタバタでした煽り

 

私はつわりがまぁまぁひどくて、食べづわりと吐きづわりのハイブリッドで、空腹だと気持ち悪い食べても気持ち悪い吐いてまた空腹になって…の繰り返しでした笑い泣き

胃痛もひどくて胃薬と吐き気止め様様でしたえーん

6ヶ月くらいからようやく食べて吐いてはしなくなりました〜。

けれど、今でも食べる量を誤ったときは下向くだけで吐いてしまうこともありますあせる

 

早いもので出産まであと3ヶ月くらい〜

赤ちゃんぴえんの胎動はドラマで見るような、「ポコッラブラブ」と可愛いものではなく、「ドカン!!」「ボンッ!!」「グリグリグー」みたいに激しく、、、

時には膀胱をダイレクトに蹴られて尿モレの危険を感じたりもしています看板持ち

産後に尿モレがあるとは聞いていましたが…、まさか妊娠中から気をつけないといけないなんて。。。

実際に妊娠してみないとわからないものですね。。。

赤ちゃんぴえんはいろいろな検査の結果、今のところ元気で健康なようなので、このまま出産まで元気に育っておくれ〜飛び出すハート

 

 

少し前までは目の疲れと気持ち悪さで読書が出来ませんでしたが、ようやく元気になってきたのでぼちぼち読書を再開しています本

すっかり忘れていましたが、昨年書きかけのまま保存されていたブログ(読んだ本のタイトルだけ書いてあった…)もありました。

本の内容をもう覚えていない…ので、近々読み直して今年の分として投稿しようと思います。

産んだらゆっくり読書もできないと思うので、今のうちに読みたい本を読むぞ〜びっくりマーク

 

読書のリハビリがてら、大好きな益田ミリさんの本を何冊か読みましたニコニコ

(途中別の本も読了しているのですが、益田さんの本をまとめて書いちゃいます。)

 

 

1、2冊目は沢村さん家シリーズ看板持ち

70歳の父・四郎さん、69歳の母・典江さん、40歳の娘・ヒトミさんで構成されている沢村さん家のお話です。

 

1冊目で特にズシンときたところ↓

 

・おいしかったんだけど、お父さんが言うのよ

「若い頃ならもっと食べられた」って

毎回言うの、それが、なんかね、ちょっと悲しいんだ(P37)

 

・「あの頃はお母さんも元気だったな」

って、今日のことを

思い出す日がくるんだろうか(P41)

 

・典江さんはちょっと言ってみたくなりました

お母さん

なつかしいその響き

使えなくなってしまったことば(P61)

 

・ヒトミさんは、ふと思いました

もし、お母さんに何かあったら

このおにぎりが最後の母の味になるんだな(P125)

 

・いつも駅まで車で送ってくれていたおじさん、

もう、車の運転はやめたそうです

なんだかちょっと涙が出そうになったから

元気よくお別れしたのでした(P143)

 

・きれいな包丁のリズム

いつのまにかこんなに上手になって

子供の頃は、魔法みたいに思えてたのに

ねえ、お母さん、見てる?(P153)

→典江さんが、亡くなったお母さんに問いかけているコマなんですが、

最後のコマ、典江さんの右隣の空白が描かれているんですよね。

まるで隣に亡くなったお母さんがいて見ているような…えーん

 

・若い頃は、海やプールで遊ぶのに忙しかったけれど、

もう、たぶん、あんな風にみんなで行くこともないんだろう(P171)

 

・お父さん、お母さん、

いつかお別れがくることはわかっているけど

わたし、まだまだ子供なんだよ(P187)

 

・毎年、新しい春がやってくるのに

いつもなつかしい気持ちに包まれる

69回の春が

わたしの心にしみ込んでいるのよねぇ(P213)

 

・本当だよ、お母さん

いつか、

いつかこのすき焼きが食べられなくなる日がくるって考えると悲しい……

って思いながら、今、食べてるんだ〜(P219)

 

 

2冊目で特にズシンときたところ↓

 

・両親と焼肉屋なんて、

もしかしたらもうないことかもしれないな(P115)

→先日両親、弟夫婦、私夫婦で焼肉屋さんに行ったのですが、たしかに考えてみるとそうだなあ〜と。

みんな揃って焼肉屋さん行くなんてそうそうないだろうな〜。

 

・「亡くなった母が生きていればこの方より少し上くらいね」

典江さんは思い、

もうこの世にいないはずの母が、どこかの街のコーヒーショップで、

「わたしの話」を誰かにしてくれているのを、ふと想像してみたのでした(P117)

 

・今、席をゆずってくれた子は

昔、わたしが、

「おてんば娘」なんて言われていたことなど、

ラブレターをもらったことなど、想像もできないんだろう

ずっとおばあさんだったわけじゃないのよ(P129)

 

・ひとりの人が歩んできた道、

わたしが歩んできた道

波に消される足あとのよう……

ま、でも私自身が知っていたらいいのか(P253)

 

 

やっぱり、ヒトミさんが親の老いを感じているコマには感情移入しちゃいますね〜赤ちゃん泣き

 

 

3冊目は益田ミリさんの絵と、薩摩川内市せんだい宇宙館の安藤和真さんのコラムで構成されていて、宇宙についてのアレコレが書かれている本です。

なるほどな〜と思った部分などを↓

 

 

・あのあと、お母さんなんて答えたんだっけ?

思い出せないんだよ でも、でも、

楽しい夜だったね(P11)

 

・流れ星は宇宙を漂っている砂粒くらいの塵が、地球の大気との摩擦で光っているのだという。(P25)

 

・わたしくらいの年齢になってくるとね

自分のたんじょう日にお礼を言いたくなるの

産んでくれてありがとうって気持ち

不思議ねぇ若い頃はそんなことちっとも思わなかったんだけど

今は自分の親に「ありがとう」って言いたくなるの

もうふたりともいないのにねぇ(P28)

 

・月面にある山脈やクレーター、平野にもそれぞれ地名がついている。

クレーターには歴代の科学者の名前がつけられていることが多く、山脈には科学者の他に地球の山脈と同じ名前がつけられているものがある。

地球と違うのは、平野のところを海や入江、湖といった水にまつわる名前で読んでいるところだ。昔、月を観察した人が本当の水を湛えていると信じていたことが始まりらしい。(P66-67)

 

 

・銀河系の中心付近には「ギ酸エチル」という物質がある。なにそれ?という感じだが、これはパイナップルやラズベリーに含まれる香り物質で、主に香料として利用されているものだ。

宇宙はラズベリーの香り!なんていうと大げさかもしれないが、実際に宇宙飛行士が甘い香りを嗅いでいる。(P98)

→宇宙がラズベリーの香りだとは初めて知りました!

 

・宇宙にダイヤモンドの星がある!それも直径が地球の5倍もあるという。(中略)行けば一攫千金!?何とも夢のある話だが4000光年離れているので、往復するのに光の速さでも8000年……仮に宇宙ステーションに行くようなロケットを使ったとすると、ざっと3億年はかかる……(P116)

 

・星の光は数年、遠いものは数百万年以上かけてやっと地球に届いている。1光年前だと1年前、1万光年だと1万年前だ。

つまり遠くを見ればその分、宇宙の過去の姿が見えてくる。(P123)

→不思議ですよね〜。今光っているのを見ているようで、いま自分が見ている光は過去の光なんですよね〜。

 

・夜しか見られない虹がある。それは、月の光で作られる虹で「月虹」と呼ばれている。英語ではナイト・レインボウやムーンボウといわれていて、特にハワイでよく見られるらしい。見た人は幸せになるという伝説もあるくらいだ(P129)

→ムーンボウ、どんなものか調べて見たら本当に夜の虹って感じでした虹

(Wikipediaより↓)

 

 

益田さんの本は本当にいいですね〜

いま別の本も読んでいるので読み終わったら書きますニコニコ