4冊目:妊娠カレンダー | 【読書感想文Blog】ネタバレ注意⚠

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読んだ本の感想とたまーに日常( ᐛ )

妊娠カレンダー

小川洋子

2023/01/20

 
 

 

 

 

 

★ひとことまとめ★

純文学は私には難しい。

 

 

 

 

 

 

↓以下ネタバレ含みます↓

作品読みたい方は見ないほうがいいかも

 

 

 

【Amazon内容紹介】

姉が妊娠した。つわりに苦しみ、家族に八つ当たりし、 母となる不安に苦しむ姉と接するうち、妹の心に芽生える不思議な感情。姉を苦しめるモノから姉を妹は守りたいという気持ちと裏腹に、妹はやがて、めまいのするような悪意の中へすべりこんで行く。出産を控えて苦しむ姉の傍らで、妹は鍋でジャムを混ぜる、その中には、ひそかな「毒」が。

家族の妊娠をきっかけとした心理と生理のゆらぎを、きらめく言葉で定着した芥川賞受賞作「妊娠カレンダー」。

謎に包まれた寂しい学生寮の物語「ドミトリイ」、小学校の給食室に魅せられた男の告白「夕暮れの給食室と雨のプール」。透きとおった悪夢のようにあざやかな三編の小説。

 

 

【感想】

BOOKOFFをぶらぶらしているときに、タイトルが気になって思わず買ってしまった本ですキョロキョロ

短編3作品が収録されています。

 

小川洋子さんの作品は「ことり」「博士の愛した数式」を読んだことがあります。

調べて見たら、「博士の愛した数式」はちょうど去年の3月に読んでいました本


この本は…どの作品もこれと言った感想が出てこず…読んだのがだいぶ前なのに感想ブログ書くのにだいぶ時間がかかったのもそのせいなんですけれど…えーん

前にも書いたのですが、私純文学が苦手なんですよね〜。。。美しい文章表現とか雰囲気とかよりも、ストーリーが面白いかどうかやわかりやすい結末などを重視してしまうんですよね真顔あせる

純文学が苦手と書かれている方のnoteやブログを読んで、うんうん、わかります赤ちゃんぴえんと思ってしまう。。。

純文学の美しい文章表現に対して、うまく感想を書くことができないんです…Amazonなどで純文学作品のレビューを読んでいると、感想自体が素敵(語彙力)なレビューがたくさんあるのですが、私には到底書けない……赤ちゃん泣き

なので、なんとか「妊娠カレンダー」については感想(と言ってもひと言)が書けたのですが、「ドミトリイ」と「夕暮れの給食室と雨のプール」はどう頑張っても感想が書けませんでした。。。

なにが言いたいんだ…だから何なんだ…とわかりやすいオチばかり求めてしまう…。。

ちなみによくよく調べて見たら「博士の愛した数式」も純文学のようですが、こちらは他の作品に比べて読みやすかったです。

 

う〜ん、でもやっぱり私は純文学は避けた方が良さそうだ…えーん

 

 

・妊娠カレンダー

精神疾患を持つ姉の妊娠~出産に至るまでの日常が妹の視点で書かれている作品です。

父母を早くに亡くし、姉夫婦と暮らしているわたし。

妊娠週数が進んでいくごとに、つわりや体調不良が始まり徐々に精神的に不安定になっていく姉。

そんな姉を気遣い庭で食事をとるなど一見姉に配慮する優しい妹ですが、人間の染色体そのものを破壊すると言われている、強力な発がん性が含まれる防カビ剤に漬けられたアメリカ産のグレープフルーツを皮ごとジャムにして、姉に与え続けるという所業を行う一面も…。

姉が好んで食べるからと言って、胎児の染色体を破壊するのか?という興味本位で、わざわざ店でアメリカ産かどうかを確認してまでグレープフルーツを買う妹…。

 

赤ちゃんは無事生まれているし、グレープフルーツ食べさせ始めたのも27週あたりだから胎児への影響はおそらく大丈夫じゃないのかな~と思ったり、含まれているという発がん性物質は果たして胎児まで届くのか?とかいろいろ真剣に考えてしまいましたうさぎ

 

大丈夫だろうとは思いつつも、私も妊娠してからリステリア菌やトキソプラズマを懸念して生ハムを避けたり、マグロなどの水銀を含む魚を食べる量を守ったりと、万が一胎児に何かあったら困るので食事には気を遣っているわけですが、もし自分の家族が故意に(興味本位で)害のありそうな食べ物をこっそり混入させていたらと考えると縁切りしそうです凝視

 

 

芥川賞は避けた方が良さそうだな〜と改めて感じました赤ちゃん泣き