1冊目:沢村さん家のこんな毎日-平均年令60歳の家族と愛犬篇
益田ミリ
2023/01/15
2冊目:沢村さん家のこんな毎日-久しぶりの旅行と日々ごはん篇
益田ミリ
2022/02/10
3冊目:夜空の下で
益田ミリ
2022/02/23
【感想】
ご無沙汰しております…
気づいたら全然投稿しないまま、、、2023年も6分の1が過ぎようとしています
10月に赤ちゃんの心拍が確認できてから、親への挨拶・両家顔合わせ・引っ越し・入籍・フォトウェディングなど、、、2022年末はバタバタでした
私はつわりがまぁまぁひどくて、食べづわりと吐きづわりのハイブリッドで、空腹だと気持ち悪い食べても気持ち悪い吐いてまた空腹になって…の繰り返しでした
胃痛もひどくて胃薬と吐き気止め様様でした
6ヶ月くらいからようやく食べて吐いてはしなくなりました〜。
けれど、今でも食べる量を誤ったときは下向くだけで吐いてしまうこともあります
早いもので出産まであと3ヶ月くらい〜
の胎動はドラマで見るような、「ポコッ
」と可愛いものではなく、「ドカン
」「ボンッ
」「グリグリ
」みたいに激しく、、、
時には膀胱をダイレクトに蹴られて尿モレの危険を感じたりもしています
産後に尿モレがあるとは聞いていましたが…、まさか妊娠中から気をつけないといけないなんて。。。
実際に妊娠してみないとわからないものですね。。。
はいろいろな検査の結果、今のところ元気で健康なようなので、このまま出産まで元気に育っておくれ〜
少し前までは目の疲れと気持ち悪さで読書が出来ませんでしたが、ようやく元気になってきたのでぼちぼち読書を再開しています
すっかり忘れていましたが、昨年書きかけのまま保存されていたブログ(読んだ本のタイトルだけ書いてあった…)もありました。
本の内容をもう覚えていない…ので、近々読み直して今年の分として投稿しようと思います。
産んだらゆっくり読書もできないと思うので、今のうちに読みたい本を読むぞ〜
読書のリハビリがてら、大好きな益田ミリさんの本を何冊か読みました
(途中別の本も読了しているのですが、益田さんの本をまとめて書いちゃいます。)
1、2冊目は沢村さん家シリーズ
70歳の父・四郎さん、69歳の母・典江さん、40歳の娘・ヒトミさんで構成されている沢村さん家のお話です。
1冊目で特にズシンときたところ↓
・おいしかったんだけど、お父さんが言うのよ
「若い頃ならもっと食べられた」って
毎回言うの、それが、なんかね、ちょっと悲しいんだ(P37)
・「あの頃はお母さんも元気だったな」
って、今日のことを
思い出す日がくるんだろうか(P41)
・典江さんはちょっと言ってみたくなりました
お母さん
なつかしいその響き
使えなくなってしまったことば(P61)
・ヒトミさんは、ふと思いました
もし、お母さんに何かあったら
このおにぎりが最後の母の味になるんだな(P125)
・いつも駅まで車で送ってくれていたおじさん、
もう、車の運転はやめたそうです
なんだかちょっと涙が出そうになったから
元気よくお別れしたのでした(P143)
・きれいな包丁のリズム
いつのまにかこんなに上手になって
子供の頃は、魔法みたいに思えてたのに
ねえ、お母さん、見てる?(P153)
→典江さんが、亡くなったお母さんに問いかけているコマなんですが、
最後のコマ、典江さんの右隣の空白が描かれているんですよね。
まるで隣に亡くなったお母さんがいて見ているような…
・若い頃は、海やプールで遊ぶのに忙しかったけれど、
もう、たぶん、あんな風にみんなで行くこともないんだろう(P171)
・お父さん、お母さん、
いつかお別れがくることはわかっているけど
わたし、まだまだ子供なんだよ(P187)
・毎年、新しい春がやってくるのに
いつもなつかしい気持ちに包まれる
69回の春が
わたしの心にしみ込んでいるのよねぇ(P213)
・本当だよ、お母さん
いつか、
いつかこのすき焼きが食べられなくなる日がくるって考えると悲しい……
って思いながら、今、食べてるんだ〜(P219)
2冊目で特にズシンときたところ↓
・両親と焼肉屋なんて、
もしかしたらもうないことかもしれないな(P115)
→先日両親、弟夫婦、私夫婦で焼肉屋さんに行ったのですが、たしかに考えてみるとそうだなあ〜と。
みんな揃って焼肉屋さん行くなんてそうそうないだろうな〜。
・「亡くなった母が生きていればこの方より少し上くらいね」
典江さんは思い、
もうこの世にいないはずの母が、どこかの街のコーヒーショップで、
「わたしの話」を誰かにしてくれているのを、ふと想像してみたのでした(P117)
・今、席をゆずってくれた子は
昔、わたしが、
「おてんば娘」なんて言われていたことなど、
ラブレターをもらったことなど、想像もできないんだろう
ずっとおばあさんだったわけじゃないのよ(P129)
・ひとりの人が歩んできた道、
わたしが歩んできた道
波に消される足あとのよう……
ま、でも私自身が知っていたらいいのか(P253)
やっぱり、ヒトミさんが親の老いを感じているコマには感情移入しちゃいますね〜
3冊目は益田ミリさんの絵と、薩摩川内市せんだい宇宙館の安藤和真さんのコラムで構成されていて、宇宙についてのアレコレが書かれている本です。
なるほどな〜と思った部分などを↓
・あのあと、お母さんなんて答えたんだっけ?
思い出せないんだよ でも、でも、
楽しい夜だったね(P11)
・流れ星は宇宙を漂っている砂粒くらいの塵が、地球の大気との摩擦で光っているのだという。(P25)
・わたしくらいの年齢になってくるとね
自分のたんじょう日にお礼を言いたくなるの
産んでくれてありがとうって気持ち
不思議ねぇ若い頃はそんなことちっとも思わなかったんだけど
今は自分の親に「ありがとう」って言いたくなるの
もうふたりともいないのにねぇ(P28)
・月面にある山脈やクレーター、平野にもそれぞれ地名がついている。
クレーターには歴代の科学者の名前がつけられていることが多く、山脈には科学者の他に地球の山脈と同じ名前がつけられているものがある。
地球と違うのは、平野のところを海や入江、湖といった水にまつわる名前で読んでいるところだ。昔、月を観察した人が本当の水を湛えていると信じていたことが始まりらしい。(P66-67)
・銀河系の中心付近には「ギ酸エチル」という物質がある。なにそれ?という感じだが、これはパイナップルやラズベリーに含まれる香り物質で、主に香料として利用されているものだ。
宇宙はラズベリーの香り!なんていうと大げさかもしれないが、実際に宇宙飛行士が甘い香りを嗅いでいる。(P98)
→宇宙がラズベリーの香りだとは初めて知りました!
・宇宙にダイヤモンドの星がある!それも直径が地球の5倍もあるという。(中略)行けば一攫千金!?何とも夢のある話だが4000光年離れているので、往復するのに光の速さでも8000年……仮に宇宙ステーションに行くようなロケットを使ったとすると、ざっと3億年はかかる……(P116)
・星の光は数年、遠いものは数百万年以上かけてやっと地球に届いている。1光年前だと1年前、1万光年だと1万年前だ。
つまり遠くを見ればその分、宇宙の過去の姿が見えてくる。(P123)
→不思議ですよね〜。今光っているのを見ているようで、いま自分が見ている光は過去の光なんですよね〜。
・夜しか見られない虹がある。それは、月の光で作られる虹で「月虹」と呼ばれている。英語ではナイト・レインボウやムーンボウといわれていて、特にハワイでよく見られるらしい。見た人は幸せになるという伝説もあるくらいだ(P129)
→ムーンボウ、どんなものか調べて見たら本当に夜の虹って感じでした
(Wikipediaより↓)
益田さんの本は本当にいいですね〜
いま別の本も読んでいるので読み終わったら書きます