『今日の主役のコンクリートミキサーだよ!』
(※取り敢えず1立米を一気に打ったあとの感想だよ!)
世界の
「誰にも迷惑をかけたくない。誰かが手を差し伸べてくれても、その手を取った瞬間に離されそうで…。誰かに裏切られたくないという心情が生まれるのは、そもそも己自身が勝手に相手に期待するからであり、そう、一人なら誰にも裏切られない」
とガラケーを駆使してネットで安く手に入れた道具を見ながら呟く先輩に、自分にはあまりにチープなつくりに見え「道具にさえ裏切られたのでは」と思ったことのある皆さん、こんばにちは。望創家ノリです。
本日の大分県山間部は晴れ。気温も一気にぶり返し30度超えに。先日打った生コンが早くに乾かないことを祈る(割れ防止)日々であります。
皆さんの地域は如何でしょうか。
『さぁ、コンクリートミキサーの組み立てからスタートだよ!』
(※一人でも組み立てできます)
さてはて、梅雨の合間に、打ちましたよ、コンクリート。漸くです。二日間は晴れてくれる日を待っていました!
先日の大雨(お隣の市では大変なことに)で、充分型枠も濡らし終わり、絶好のタイミングで家の周囲の一部の[犬走り]、打ちました。
(※型枠が濡れていないと、コンクリートから水分を奪い割れやすくなるので。あ、コンパネで型枠をきちんとする方は問題なしです)
そして、死にました。
(※全身筋肉痛です)
『先に縦にペンチで曲げたら横に倒して曲げる』
(※この割りピンの穴が塞がっていて、はじめから大変でした。ドリルで穴ホジホジしました)
先に申し上げておきます。
「一人で全ての工程をし生コンを打つなら、0.5立米までとしましょう!」
本当に左官屋さんは凄いなと思います。それを感じながら、1立米(14m×0.75m×0.1m=1.05立米)、打ちました。
「8時間かかりました」
勿論ぶっ通しです。
なぜって、まず、途中休憩したら道具類を一度洗わないといけないからです。それは面倒であり、途中まで打設した生コンとのつなぎ目が後でできたら、その部分が割れやすいかなと。
『この歪みで苦労しました』
(※ショックレスハンマーでガンガン叩いてはめ込みました)
『叩いて叩いて、ボルトも叩いて強引に入れ込み』
(※使用前に壊してしまうんじゃないかと思うレベルでした)
近所の生コン屋さんなら1.5立米(2、3万円)から持って来てもらえると思いますが…
「ネコ(一輪車:3才)一杯でおよそ0.03立米…一体誰が運び、誰が打つの?その間生コン屋さんに待ってもらうの?」
(※一輪車で50往復ぐらいする計算です…)
そう考え…人員一人な望創家は…近所のホームセンターへ行き、軽バンで一回で運べる量の200kg分の生セメント(25kg/袋/550円)を2回に分けて買いに行き、これまた近所のコンクリートリサイクルセンターへ行き[砕かれたコンクリートの砂と小石が入った砂利]を。
(※コンクリートリサイクルの砂利は安いですが、鉄屑(針金類)の混入と石が砂粒サイズから30mmぐらいの大きさまで入っていますので、施工的にちょっとやりにくいかも)
2トンダンプ一杯分(1.5立米)を配達してもらい約4,000円。勿論今回は半分ぐらいしか使っていません。
そうです、ここで登場です!
「手ゴネなんて無理!」
モルタル(セメント+砂+水)ならまだ…それに砂利を入れたコンクリートだよ?いやいや、そもそもあの量を手ゴネなんて、ハンバーグとは違うんだから!
(※手ゴネな猛者は結構いますが、望創家はコンクリートの恐ろしさと1立米という量の恐ろしさを知っているので…)
『なんとかここまで』
(※思いのほか軽いのでサクサク組み立てできます!不具合がなければですが…)
「そうだ、家庭用コンクリートミキサーってないかな?」
インターネットで漁りました。
「欲っすぃ〜!」
って、え…20万円コースなんかーい!
そうです、皆さん。
日本製の普通のコンクリートミキサーは概ね20、30万円前後します。重量も80kg超えが多いです。
「うん、手を出すほど今は余裕がありません」
(※リースもありますが…使用頻度も考え、今回のコンクリートミキサーを購入)
それ以外でしたら…
この辺が結構皆が購入しているラインです。
容量別にいろいろありますが…ネコ一杯分つくれればいいかなと思い…
『羽の向きに気をつけてくださいね』
(※羽は増し締めはしないのがコツです)
沢山の商品のレビューを見て…どれも大体お値段は似たり寄ったりで…あとはサイズの問題。
共通項は…
「C製ということです」
国産に手を出したら20-30万円コース
C産に手を出したら3-5万円コース
屈強で耐久性がと考えるなら圧倒的に国産なのですが…今回はC産で…
コチラの商品を購入しました。
『かなりギヤ部分のゴムパッキンがいい加減ですが』
(※ここのボルトはしっかり締めましょう)
家庭でのコンクリートミキサー、悩んだ原因は[レビュー]です。
とにかく[初期不良]の多さでした。
そして[耐久性]でした。
3-4万円って、決して安くはないのですが、使用頻度を考え…
「取り敢えず1年もってくれたら」
と過度な期待はやめ、購入に至りました。
『このレバー設置がちょっと大変かも』
(※使用工具にないサイズ(17)を使用しないと組み立てられません)
『レバーの内部にスプリングを忍び込ませるのが硬い』
(※横からボルトを挿すときが大変)
まず、大きなダンボールで届きます。40kgちょっとありますが、意外にも軽く感じます。
偏見ではないですが、女性が「ちょっとベランダつくるのに生コン(モルタル)打とっかな」と思わないと思うのですが…男性陣なら持てる重さだと思います。
レビューに沢山諸先輩方の[組み立てアドヴァイス]があって熟読していましたので、ある程度は[免疫]があったのですが…いやぁ、生コン打つ前から苦戦しました(苦笑
①説明書の一部が違う
→実際に入っているネジとの大きさの表記が違う
②ボルトの穴がズレてる
→ドリルで穴をホギホギ
③必要工具がプラスアルファ必要
→スパナのサイズが3つ必要
④パーツの鉄板が歪んでる
→ハンマーで強引に叩いて変形させて入れ込む
などなど、幸い[パーツが足りない]ではなかったので、なんとか1時間半で組み立てられました。
すんなりトラブル無しでしたら、一人で1時間もかかりません。説明書は丁寧なので…それだけは救いです。
『レバーの裏側のミキサーを支えるところがプラスチック』
(※これが金属製ではないのがネックで、耐久性が低いみたいです。消耗品だそうです)
まぁとにかく、見た目華奢です。
容量いっぱいに生コンはつくらないようにとアドヴァイスがあったので、本当そうしないと「壊れるんじゃないか」と感じることもありました。
まず使用前に設置です。
ブロックがあればコンクリートミキサーの脚の下に敷きましょう。
なぜって?
やはりコンクリートミキサーから直接ネコに流し込んだ方が楽じゃないですか。
望創家のネコは…
生コンを運ぶには深型がいいですね。しかしこのネコは車体が若干高いので、コンクリートミキサーから直接生コンを流し込めず、なのでコンクリートミキサーも若干ブロックで嵩上げするわけであります。
『このぐらい傾けて使用してます』
(※この高さにバケツから投入するのも大変です。4時間ぐらい過ぎたあたりから、腕がプルプルいってました)
使い方は[少し傾けたまま使う]です。
材料も入れ方によってうまく混ざらずになり、はじめの2回ほどは失敗しました。砂利砂利なまま打ちました。つなぎのセメントがうまく入り込んでおらずでボロボロでした。
(※水加減の問題もありました)
とにかく材料投入量や順番は自分で見い出すしかありません。
結果論で申し上げますと、リサイクルコンクリート砂利での打設(自分の家なので規格云々は無視しました)は、少しセメントを多めにし、こねることをオススメします。
『ブロックがなかったので捨てる畳の上にコンパネを』
(※結局畳ですと一輪車がコンクリートミキサーに寄れず、大変でした)
望創家の例:
一般的に[重量]でセメント1:砂3:砂利:6な比率でコンクリートを打つらしいのですが、望創家の使う[リサイクルコンクリート砂利]には砂から小石から全て適当に入っているので、ここは研究と思い、[体積]で、13Lのバケツを使いコネコネしました。
セメント:10L
砂利 :50L(10L×5)
(※この時点でコンクリートミキサーのキャパをオーバーしていましたね…今気づきました…汗汗)
水 :約5L
(※400mlのヒシャクを用意しました)
左官バケツというのでしょうか、13Lのバケツを2つ用意し、一つは生セメント用、他方は砂利用にし、
①コンクリートミキサーの電源ON
②コンクリートミキサーを軽く傾ける
③ヒシャクで一杯(400ml)水を投入
④砂利5杯投入
⑤ヒシャクで水5杯投入
⑥セメントを5L投入
⑦ヒシャクで水5杯投入
⑧セメントを5L投入
⑨ヒシャクで水1-2杯投入
よくコネコネして…
⑩多少モーターに負荷がかかるのですが、回転させたまま更にコンクリートミキサーを倒して横付けした一輪車に直接ドバーっと
コレで大体の流れは終了ですが、コンクリートミキサー内に生コンが必ずと言っていいほどに残ります。コンクリートミキサーの電源を一旦落としてから、私はヒシャクでかき集め一輪車に入れます。
『ヒシャクで微調整で水入れしてます』
その後はヒシャクで水一杯をコンクリートミキサー内に入れて電源を入れ、グルグルとコンクリートミキサーをいろんな角度に傾けて水を誘導し取り除ききれていないコンクリートを落とし、そのまま中身を出さずに電源を落としてコンクリートミキサーを休ませます。
その間に運搬、打設です。
この一手間が後々に影響してくると思っています。
本来であれば、水以外の材料を一度まぜてから水を入れると思うのですが、コンクリートミキサーの特性上?先述のような入れ方に行きつきました。
あくまでも[素人]なので自分のやり方を研究できればと思っています。
コンクリート打設にあると便利なものは、
左官用バケツ:10L-13L
取っ手に特徴があり、ロープでホースが通されてるような軟質素材の丈夫なバケツです。
小型シャベル(角&剣先)
砂利や砂をバケツに入れてコンクリートミキサーに投入。
何回も何回も砂利をバケツに入れるということは…なるべく一回の身体の負荷を抑えた方が懸命かと思います。とても使いやすいです。
ヒシャク
とにかくいろいろと便利です。あって損はないです。
『かなりコンクリートをおさえるのは力がいります』
(※壊れにくく耐久性が欲しかったので、マグネシウム鏝を購入しました)
『角や丸や三角や、いろんな先があります』
(※先が三角なヤツも使いやすいです。木鏝の代わりに十分なる気がします)
あとは…鏝(コテ)に関しては…もう素人ではついていけません。
望創家は…木鏝の代わりにもなると言われていたので、マグネシウム角鏝、本焼きの金鏝(厚さ0.7mm)、仕上げステンレス角鏝(厚さ0.3mm)の3つと、コンクリートの角を落とす面鏝の計4つを用意しました。
(※長さも形状も全て好みだと思っています。土間打ちには大きめのがいいです。モルタルではなくコンクリートなら丈夫な厚手がいいと思います)
鏝はとーーーーーっても趣味の世界というか職人の世界なので…望創家には入ることが今はできません。
そのときそのときの用途で増やせていけたらと思っています。
途中道具話になりましたが、この8時間連続使用(キャパオーバーなのに)に耐えてくれました。
(※一輪車一杯が0.03立米しかないので、トンボや掻き板(ジョレンやアメリカンレーキ)など使わず、鏝だけで余裕でならせます)
次回は10Lのバケツを用意し、8Lベースで材料を混ぜてみたいと思います。
『こんな小屋があり、それを壊し』
『土に砂利を敷きブロックで転圧し』
(※砂利は5cm厚ぐらいで敷いています)
『ペットボトル水盛り器で水平だし』
(※レーザー水平器が欲しい…けどいいのです)
『150mm幅の板を型枠に設置』
(※綺麗に正確にやりたい方はコンパネで型枠を!このコンクリート打設の上にデッキをつくる予定なので、それまでの間ただ雨水の侵入防止に犬走りを打ってるだけなので綺麗さを求めておりません)
(※鉄筋無しでどのぐらいの耐久性があるのかもチェックしていきます)
今後の耐久性が気になりますが、作業が終わり次第、直ぐに洗ってください。
望創家は乾燥したら[シリコンスプレー]を内部に吹いてます。少しでも生コンが取れやすいかなと。ギヤ部には最低でも556を。グリス系がいいと思います。
かなり使用中グラグラするので、設置場所は水平且つ地盤が硬い場所がいいと思います。
少しでも長持ちさせるためにも、過度な量をコネコネするのはやめましょう!
まずは第一関門の[組み立て]からです。
家に場所がある方は採石場(砕石場)から砂利を運んでもらったり砂を運んでもらうとかなりお得です。
望創家のように[リサイクルコンクリート砂利(&砂)]もかなりお得でいいと思います。ちょっと大きい小石があってならすのが大変で仕上がりが悪くなるかもですが、なんかとても強そうに仕上がっています。
まだ研究段階ですが、通常の材料より[乾燥が早い]気がします。水の吸いがいいのかも。なので材料が混ざりにくく感じるので、セメントと水を気持ち増やして次回はトライします。
『乾燥が早く仕上げなど間に合わず…ボコボコ』
(※画像左手前からよく見ると…)
『ネコ(猫)の足跡が…やられたぁーーーきぃーーーー!』
(※可愛い…ので許します…)
(※靴磨きのブラシで滑り止めに刷毛仕上げしてます)
次回は0.5立米におさえ、質を上げたいと思います。
次は型枠を外し、排水路を脇につくります。
まだまだ外構工事は続きます…要筋トレですね。
それではまた次回お会いしましょう。
Ciao!
追記:
今回は…計算上1立米ですが、実際の消費した生セメントの数は9袋/25kgでした。
使用した骨材が混合だったというのもあり、セメント1に対してリサイクルコンクリート砂利が5でした。
もう少し研究が必要ですね。
まだまだ犬走りや六畳間、八畳間…八畳間…もう床下を打つときは一気にやりません。つなぎ目が分かっても土間シートを敷くので…その重石程度に生コンを打つ感じに考えてます。
何でも自分でやらないと分かりませんね。
とにかく生コンをおさえるのが大変。
時間がなく、補修やレベル調整ができませんでした。
虫食いの犬走り。
しかも、犬が走らずにネコが走ってしまった…
『もう10年以上使ってる金象兄弟』
(※金象マニアです)