(※林業界の死傷率を下げたい思いで綴ってます。賛否両論があるのは当たり前。現場のリアルを見て、解決方法を見い出す。そういうペーペー望創家blogです!)

『木って、素敵』
(※早く木の上の生活がしたい)
世界の
「事実は小説より木(奇)なり。俺らの世界も木という生き物と共存しているが、どこまで彼らのことを知っているのか。大地からニョキニョキっと。地球外生物だよなぁ、最早」
と呟く先輩に「あなたの存在も似たようなものです」と思ったことのある皆さん、こんばにちは。望創家ノリです。
本日の大分県山間部は曇り雨。まさに、恵みの雨とはこのこと、ですが、各地方の雨の状況を見ると…加減を知らない神様がいらっしゃるのか…少々怖い雨です。
皆さんの地域は如何でしょうか。
『阿蘇の通勤路風景と朝陽』
(※木…もう都会ジャングルで暮らせない)
さてはて、望創家同期の10年選手が伐倒事故で亡くなり早1週間が過ぎました。
お葬式の翌日が健康診断で、ある意味よかったですが、その[間(ま)]が現場復帰を更に遠のかせる心情へとつながり…現場、辛かったです。
しかし、仲間が助けてくれました。
「ノリ、明日、伐倒、早く起きられたら俺も行くわ」
と健康診断の夜にメッセージをくれ、その翌日の朝練伐倒(日中の暑さ回避のための朝6時からの伐倒の意)にちょっと遅れて登場してくれた仲間。
「ノリが辛そうだったから、起きられたから来たわ」
と笑顔で言ってくれた仲間。
正直、怖くて、やりたくなくて、辛かった心が、仲間の登場で少し救われ、なんとか朝練をやり過ごし、一日頑張ることができました。
『主力なクサビ3種』
(※先端2cm切りがなかなかよい結果に。手前の赤のテコメックは切ってません。それぞれの役割分担でクサビの消耗を防いでいます)
私たちの林業の世界を例えると、
「危険という名の大海原で、小舟に乗り、仲間と平和に釣りを楽しんでいる感覚」
に近いかもしれません。
(※最早林業=漁業ですね。漁業も毎年ひとが亡くなっています。とても危険な産業のひとつです)
そんな危険が大前提な伐倒で、平和ボケせずに一本一本伐倒後の退避場所を選定し、その退避路に支障物はないか、樹冠を眺めカズラ巻きや隣近所の木々と接触していないか、木の元は伐倒に集中できる足場か、周囲に誰もいないか、伐倒方向も最適解か確認し、
「コレは退避を考え、最後は右側で伐り終わりがイイのか左側がイイのか…」
それらも考え…いざ伐倒へ。
しかーし、そんな自分のペースでできる伐倒はまだイイですが、ちょっとチェンソーが慣れた頃に…
「重機で押すからチェンソーで伐って欲しい」
と[先輩]に呼ばれることが出てくるかと思われます。
林業あるあるな[高等技術]の[重機の用途外使用の禁止事項に抵触する恐れのある伐倒方法]かもしれませんが、コレをしない林業会社は[皆無]だと思います。
(※何でも禁止禁止と言わずに[高等技術]と言って欲しいです。お願いします。伐倒者の[安全のため]ということで)
道路沿いで何本も木を倒すときの公共事業でも、普通に重機で支えられた木をチェンソーマンが伐り、チェンソーマンが退避し終わったあとに「じわぁー」っと押し倒す姿、田舎なら特にあります。
『バローべ(青)は予備のまま最近は出番なし』
(※STIHLとテコメックがいい仕事をしてくれます。STIHLは特に神です!)
望創家はいつも[高等技術]と言っています。
この高等技術がなかったら、毎回煮干しの頭をとってから炒り、それと昆布を浸け込んでから煮出す、出汁からお味噌汁をつくるようなものなのかなと思います(ぇ
そのぐらいの労力を木を一本倒すごとにしていく作業が加わると思っています。
『伐倒7割、搬出2割、造材0.5割、集材0.5割』
(※道入れ&道入れ伐倒が加わったら身体がもう少し楽なんですが…)
某ごろさんも仰ってます。
望創家も申し上げております。
「ガガガもジャッキも伐倒補助具に過ぎない」
と。あくまでも補助であり、介護でいうところの[介助]に近いものです。
そして、重機も然りです。
『近所の立派な木』
(※ちょっとした山の中にはまだまだ素敵な木があります。コレはタブかクスなのかなぁ…生命力が凄いです)
あくまでも、伐倒とは伐倒者が残すツルありきな世界であり、そこに適正な受け口の大きさと角度、そして追い口の高さが加わり、クサビがあるわけであります。
つまりは[伐倒者の技術]が必要不可欠な伐倒者メインの重機補助伐倒世界であり、伐倒初心者が安易に重機補助伐倒をするべきではないと思っています。
更に安全度を高めるために[重機補助]があると思ってください。
「重機は強力なクサビだと思ってください」
このときの重機オペレーターは[伐倒者と同等、もしくはそれ以上のスキル]を要すると思っています。
それにより安全度が更に跳ね上がる伐倒が行えます。
それなのに…「重機で押すから」と先輩に言われ、安易に伐倒者になる初心者、多いように感じます。
『チェンソーとの出逢いが望創家を変えました』
(※MS400をやはり狙ってます。ハスクバーナの564がどこまで頑張るのか、それも見てみたいですね)
重機補助伐倒はクサビを使う伐倒者の労力軽減(重機の力が入らない角度のときはクサビを使います)も兼ねて……います。
まさに望創家の口癖の[省エネ]だと思っています。
しかーし(※2回目)、重機補助伐倒はその伐倒の早さと楽さを引き換えに物凄く危険でもあり…疲れます(汗
『近所のチェンソー屋さんに…しれっとレアが置いてあります』
(※「非売品です」と言われました。買う気はないです!)
電動マルノコ、ありますよね。
ノコギリでギコギコ切る作業を圧倒的に楽にさせてくれる優れものの電動工具。
多分ですね、初心者が安易に使える電動工具だからこそ、事故が多いように感じます。
一発切り損じをしたら直ぐさまに指が飛びます。
キックバックも怖いです。
しかし、ノコギリでギコギコとやり手を切ったとしても、よほどの勢いと力がなければ指が飛ぶことはほぼないと思います。
そこに見る[危険度の違い]と同じく、重機補助伐倒では、様々な良し悪しが凝縮されているので、初心者には厳しい伐倒と思っています。
『クサビ一本でできる伐倒、ストレス解消になります』
(※望創家はのらりくらりと長い時間、休み休みやる伐倒が好きです)
伐倒者と重機オペレーターとの関係性
初心者が重機オペレーターをすることは、ほぼないと思います。よって、そこに上下関係が生まれるケースが多いです。
重機オペレーター主導で作業が進むと思いますが、[先輩]なら伐倒者のことを主体に考えた作業をして欲しいですが…。
伐倒者が息つく暇もなくチェンソー作業をさせられたり、そのうち安全確認をはじめ、退避場所選定も忘れ…。
「流れ作業になってはいけません」
『矢打ち伐倒は、木と対話してる感覚になります』
(※重機補助伐倒は「とにかく安全に」を意識し、対話している時間がありません)
矢打ちで行なう本来の伐倒は[自分のペース]で行えるため、疲れたら休むこともでき、いつもの[自分の安全確保]をとる行動もできます。
しかし重機補助伐倒は、望創家の場合は[焦り]が生まれ、自分のペースも乱され、全てが疎かになりがちで、矢打ちの通常伐倒より危険で、短時間で体力も集中力も奪われます。
結果、
「決して楽ではありません」
(※あくまでも望創家の場合です)
特に[危険な木を一気に伐る]ことも多いので[反対側のツル幅の確認]もいちいちしません。
そのためにも、普段から[ツル幅確認]をしません。
安全確認を怠っているわけではなく、漢字練習でいつまでも漢字脇に読み仮名を書いていると[読めるけど書けない]現象に陥るそれと一緒で、毎回反対側のツル幅を確認していると、いつまでも確認しないと不安がある伐倒になるので、自身の[感覚]を養うために、日頃からツル幅確認を敢えてしないようにしています。
(※回し伐りを行なう大径木の伐倒とは違います)
『重機の力に負けると段違いになります』
(※重機の力が加わる方向にチェンソーの刃が入りづらくなると追い口がどんどん下がっていきます。それを考え、はじめの突っ込み切りの位置を若干高めにし、意識を上へ上へとします)
(※大径木の伐倒にはこの[下がり]を防止する意味でもチェンソーの排気量を上げています)
ツル幅の確認作業時間を設けることによって危険な場合が多い伐倒もあるので、重機補助伐倒のときは[一気]にいき、即座に退避です。
不安全行動に思われるかもですが、いつまでも補助輪をつけた自転車に乗り続けるより、早い段階で補助輪を取り外し練習するタイプの望創家ですので、よほどの正確性が必要な場合以外は、反対側のツル幅を確認しません。
(※反対側に回れない/見られないケースの伐倒が多いのもあり、日頃の慣れが本番に必要なため、そうしています)
『抜根直径が65cmぐらいから回し切りをします』
(※最近バローべ(青)の代わりにテコメック(赤)にしています、なんだかんだいってポリアミド、イイです)
重機オペレーターから樹冠(頭上)は見えづらい
「先輩だから全て考えてくれてる」
と伐倒者は思わないことです。
伐倒は伐倒者が主体となり、重機が補助する姿勢で二重の安全を確保することで[重機補助伐倒]は成り立っていると考えております。
「先輩、この木はカズラが巻いてるので、こっちの木から先に伐りましょう」
と伐倒者からの情報も重機オペレーターにとったらすごく大切です。
自分の安全は自分で考え、きちんといつも通りの伐倒をすることを心掛け、尚且つ重機オペレーターの安全も考えます。
「多少適当にやっても重機の補助があるからイイや」
と伐倒者はならずに、普段通りの伐倒を行なってください。
その重機補助伐倒の早さについていけず[短縮プレイ]を行なうと、通常伐倒時より大きな事故につながります。
ですので、どうにかこうにか[伐倒の主導権]を握ってください。
『このたった1cmぐらいのツル幅のズレが、結果何mと伐倒方向がズレます』
(※何本か伐って、その日の感覚のズレを見て、意識調整をします。特にガイドバーの長さを変えたときは注意です)
「大袈裟なぐらいが丁度イイ」
伐倒者の確認作業も装備品も、大袈裟なぐらいで[お釣り]が毎回くるぐらいな気持ちが必要だと思っています。
重機補助伐倒の安全伐倒方法(例)
①重機オペレーターは伐倒木の支障となるカズラや枝、伐倒木の根元を片付けられる場合は、先に行なう
②伐倒木に対して適切な位置に重機を位置どり、一度伐倒木に重機のアタッチメント(先端部)をあて、伐倒木に対しての力の入りを確認する
①、②の重機作業時には伐倒者は絶対に伐倒木の下には入らないこと。そして重機作業の近くにいない。
③重機の伐倒木へのアタッチメント固定が終わったら、伐倒者は伐倒方向の確認を重機オペレーターと行ない、他一連の伐倒前の確認作業を行ない、必ず退避場所の選定を行なっておく。退避路の片付けも忘れない
④重機オペレーターは伐倒者が受け口をつくり終わるまでは、伐倒方向に対して力を加え過ぎず伐倒木を支えてる感覚で待機
⑤伐倒者が合図を元に追い口を切りはじめたら、じわじわと伐倒方向に向かって力を少しずつかけていく
(※偏心木の場合はコレをしないとガイドバーが挟まり切れない。かといって重機の力を入れ過ぎると伐倒者の逃げる時間がなくなり危険)
⑥伐倒者は自分のタイミングで退避し、伐倒者の退避が遅いと感じた重機オペレーターは素早くクラクションを鳴らし伐倒者に注意を促す
基本的には伐倒者が退避してから重機オペレーターは[倒す]わけですが、重心によっては早め早めに攻めなければ思わぬ方向に倒れるので、それらを加味し[倒す]行為は重機オペレーター主導で作業した方が安全度は高い気がします。
(※大体上記のような場面では必ず安全ために[クサビ]をさします)
『平地の伐倒が一番楽に重機補助伐倒ができます』
(※そういう平和な伐倒がたまには欲しいです)
「重機オペレーターは重機オペレーターで自分が思うタイミングで倒して欲しい」
と望創家はいつも思っています。
追い口を切り終わるまでは[各々の見極めた安全の範囲]で行動した方が、結果更なる安全につながります。
[追い口=後戻りできない一発勝負]がはじまります。
この繰り返しが続くので、望創家は[重機補助伐倒]が嫌いです。
全ての伐倒工程に焦りと緊張が続き(大体抜根直径が70-120cm)、喉がカラカラに渇きます。
一日にそんな木々を50-60本(30本ぐらいでお腹いっぱいです)伐ってみてください。違う汁が出ます(汗
どこに倒してもさほど変わらない結果が生まれる現場の重機補助伐倒でしたら、気楽にできますが…。
とにもかくにも[伐倒者と重機オペレーターとの関係性]が重要だと思っています。
『伐ッキーはそんな重機補助伐倒の一人版です』
(※ですから一人で全てを負うので、本当に喉がカラカラになります)
なるべく皆が快適に、そして安全を考え、常に自分のこと、仲間のことを考えられるひとに一人一人がなることによって、より安全な職場環境になりうると思っています。
如何でしたでしょうか。
「大丈夫という言葉で安心せず、常に身近に危険が存在していることを感じ、それを仲間と共有し安全に努める努力を惜しまず生き抜いてください」
それではまた次回お会いしましょう。
Ciao!
『普段使いが2台あると安心』
(※これに261があり、400を追加すれば…あぁ夢が広がります)
追記:
まだ数値的には若干悪いですが、大幅に数値改善が見られた健康診断結果でした。
「身体(からだ)が資本」
1年前の健康診断翌日から…
①ドカ喰いしない
→空腹ですとつい…
②菓子パンを無駄に食べない
→朝早い分お腹が空くのが早いので買い喰い…
→コンビニのプレーンの鶏肉を代わりに買ってます
③お菓子を減らす
→やめる選択肢はありません!
④栄養を摂る順番を意識
→植物繊維から
それに、
「タンパク質を意識して摂る」
を加えて1年生活してきました。
いやぁ、たった[一日2個のゆで卵と蒸した鶏の胸肉少量]を味付けなし(茹で汁や蒸し湯に塩を少量)で食べてきただけで、疲れが取れやすくなり、且つ[足のツリが激減]しました。
(※元々マヨネーズとかの類いも摂りません。お醤油も使わないです。料理には使いますが)
明らかに中性脂肪もかなり減り、肝臓数値も変わりました。
身体って正直ですよね。
望創家は仕事上と古傷のため、身体を動かす運動はできないので、食生活と林業で身体の健康維持をしなければいけません。
今年度の目標は、一つだけ。
「このまま引き続き意識した食生活と吊り輪生活をしていく」
現状の体重77kg(身長177.7cm)を維持しながらウェストを80cmにする!
(※ずーーーっと、82〜84cmです)
タンパク質を摂るときにオレンジジュースを飲み、ビタミンCとの相乗効果でお肌もピチピチ!
歳を重ねるにつれ[健康第一]という言葉は響きます。
身体の省エネ研究も続いています。
望創家はある程度の脂肪がないと体力が落ちます。筋肉量をもう少し増やして、グリコーゲン貯蔵庫拡大もと思っています。
まだまだ山でウィンウィンとチェンソーを鳴らしたいです。
機能的な背負子研究も考えています。それと携帯伐倒用簡易足場の研究も。
「日々勉強研究!頑張らないけど、諦めないで!」
『ジャッキ運搬法の省エネ研究が!』
(※ちょっと大きめの電工バケツ…のお陰で重量9-10kgのジャッキセットが楽に運搬。どうやるか分かりますか?ウフフ。もうちょっと研究しますね!いやぁー盲点でした)
『現在の望創家ジャッキ16トン』
(※破壊力抜群!小さな巨人です)
『何でも気軽に入れられます』
(※ジャッキが濡れるのを防げるので蓋付きにしてます)





































