望創家、蜃気楼が如く -2ページ目

望創家、蜃気楼が如く

夢の引きこもり生活を目指し日々修行中

ひとの数だけ例外あり

「やりたくないことをやっている暇はない」


 

『久しぶりの山だよ!栗山に全員集合!』

 

(※林業ネタに嬉しく歓喜中の望創家)


世界の

 

「餅は餅屋だよ。俺は林業家(りんぎょう-や)だけど植え付けはしきらんよ。苗持ってあの斜面で…いやぁ、想像しただけで無理やわ」

 

と呟く先輩に「重機作業しかできない先輩だけど、それが大いに売り上げに貢献してるんだよなぁ」と万年チェンソーマンの自身を嘆いたことがある皆さん、こんばにちは。望創家ノリです。

 

本日の大分県山間部は晴れ。相変わらず夕立なしが基本的に続く連日35度な日々で草木が枯れる勢いに干からびる毎日です(息継ぎなしの一気読み)

 

皆さんの地域は如何でしょうか。

 


 

『全員出動だよ!』

 

(※軽バンの荷台が踊りました)

 

さてはて、今日、地元の製材所では扱わない(加工しない)壁材を仕入れに、進撃の巨人の原作者と日田杉で有名な街にドライブしてきました。

 

その帰りにホームセンターで建具に使うレールと滑車(キャスター)を買いに…

 

「あっ!」

 

とレジェンド先輩の一人と出逢い、店先で立ち話。

 

どうしてレジェンド先輩と分かったかといいますと…[腰をおさえて足を引きずるように歩いていた]からです。

 

歳は75歳ぐらいで痩せ型、基本的に重機を扱わないレジェンドで、造林班というか育林班というか、植え付け、下刈り、除伐、地拵えがメインの班で…本当に大変な作業な林業のひとつであります。

 

そのレジェンド先輩を見たら…「ちょっとでもいいから、林業に携わっていたいな」と再び思うようになりました。

 


 

『対比させるものがないと大きさは分かりませんね』

 

(※栗山の主に見えました。カズラ巻き巻きで、カズラにやられたのかも…)

 

望創家の地雷な足首を抱え、取り敢えずできることって、道入れ(路網開設)なのかなって。

 

最近丸太運搬でお世話になった社長とウチの近所で会い「誰かが道入れを先にしておいてくれたら、木を伐る(木が出る)のも早いのに…」とぼやいておりました。

 

小さなところ(会社、一人親方)では[伐り方]を雇って[先行伐倒]をさせ、材を集材しながら道入れをしているところもあります。

 

勿論自分たちでゆるりと道を入れながら伐倒集材をしていくところもあります。多分コチラが通常林業ではないでしょうか。

 

どちらにも言えることですが、誰かが現場(山)に入る前に[道入れ]をしておいてくれたら、その道を基点にバタバタ木を伐れます。

 

その道が多少狭かったら拡幅すればいいので、立木の株の後処理をしないだけでも、作業速度が上がり木がドンドン出せます。

 

現場から木が出てくれば丸太運びの社長の仕事も増え、原木市場も潤い、皆んなで「Win-Win!」となるはずです…。

 

そんな道入れ作業だけで生きていける林業(半給半足目指してるので)が望創家的に一番適してるのかなと思っています。

 


 

『上までカズラびっしり…枯れてます』

 

(※右側に伸びている枝が厄介でしたが、5-6mハシゴで登って、それを切ってから伐倒は…望創家には安全に見えなかったのでやめました)

 

っとモウソウしながら、いつもお世話になっている方の[栗山]に…

 

「ノリさん、大きな栗の木が一本枯れていて、栗拾いしているときに上から枝が落ちて来ないか心配で…」

 

と言われ、視察へ…(現場見へ…)

 

「どうせ大きいと言っても…」 

 

小バカにしながら現場に行くと…

 

「おいーーーー大きいやんかーーーい!」

 

と一人ツッコミ状態。

 

4月から…概ね5ヶ月のブランクがある林業。吊り輪は日々やってますが、体力はなく…しかも枯れて…重量感満載…

 

枝が四方に張っていて、周囲の栗の木にかかったら重機もワイヤーも何も武器のない望創家…そうこう考えていると、そこに新たなレジェンド先輩(70代)が現れ…

 

「伐ってみようか!」

 

とニヤニヤしながら言われました。

 

せめてジャッキさえあったら…(言い訳)

 

Newな相棒を車に取りに行き、大袈裟でもいつもの望創家スタイルが安心するので(頭上から枯れ枝が落ちてきたら死ねるので)ヘルメットと[ジャケット(ベスト)、そして相棒のチェンソーを。

 

 

『望創家といったら、コレですよね!』

 

(※結局Newなベストは…お蔵入りになりそうです。10万円近くかけたのですが、コレには勝てず…人柱で終わりました。それほどコチラのベストが優秀でオプションも最高。まだまだ現役で活躍するレベルです。安定感抜群。滝汗ですが、背中に凍った水袋入れれば涼しいです)

 

 

『まずはこれぐらいから』

 

(※冷凍庫で冷やして、タクティカルベストの背中に忍ばせて…半日もてばいいですよね。クーラーボックスで予備を持参していれば一日中快適)

 

 

『オススメはコチラ』

 

(※水分補給が楽です。タクティカルベストをフル活用してください。絶対に林業にはベストなベストです!)


木を伐ったことのある人は一番分かると思うのですが…

 

・電線のそば

 (※光ファイバーが一番怖い)

・民家そば

・道路沿い

レジェンド先輩の目の前

 (※望創家が一番苦手な場面です)


いやぁ、喉が緊張で渇き、無駄に疲れるのであります。

 

「せめてジャッキがあったら…バカにしてたわ…」 

 

と望創家は終始後悔。


 

『単純に楽ができます』

 

(※今ではクサビ型の電動ドライバーを使用してのジャッキ?がありますが、望創家はコレで。ワイヤーや重機がなくても、勝てます。ツルさえしっかり残し、ジャッキのアテさえ丈夫な鋼材を使えば)

(※常備は10トンですが、20トンも持ってます。一応…なんちゃって伐倒子(ばっとうし)なので…[子]ですけど…)


しかし手元にあるハルダーの頭径70のショックレスハンマーを使い続けてから、一度も[負けたことがない]連勝記録が続いてい、今回も例外もなく、

 

「望創家、負けません!」

 

(※「望創家、勝ちます!」とは言えませんでした)

 

とイメージとモウソウ力(最後の字はチカラです)で、いつもの容器から御神酒を栗の木にかけ、一口含み、胸ポケットから常備薬の如く塩を取り出し「ペロリ」と、そして周辺に撒き、相棒の暖機を開始。

 

 

『まだの方は是非是非!』

 

(※矢打ちの苦労を軽減し、更に暑さ対策にもつながる。そして安全対策にもなる)

 

「ツルを多めに残し、無難に矢打ちで苦労して安全に倒そう」

 

と頭上の枝の張りと重心を見て…

 

「起こし木で栗の木…初めての経験でワクワク。しかも枯れてるし。ハンマーだけで闘うなんて…」

 

レジェンドが見守る中、根本周りを綺麗にし、いざ[山人ノリ]にあとは任せ、サクサクーの、コンコン、ウィーーーン、コンコン、ウィーーーン。

 

そんな感じで、最後にチェンソーのスイッチを切り、静寂の中、矢打ちでいざ勝負!

 

(※望創家は[音]を聴きながら矢打ちするひとなので、イヤーマフも外し、チェンソーエンジンを切るのはデフォです)

 


 

『この日のために用意したと言っても過言ではないNewな相棒』

 

(※ツッコミ待ち中)


矢の中2本を先に打っておいたので、打てるだけ1本は打ち、2本目を大に挿し替え、そして大をメインに打ち込み、更に大の先折れを追加し、矢の中は予備に打つ程度で、メインは大2本で攻める…

 

堅い材なのと樹高が20m近くあったので重く…矢打ちはハンマーをフルスイング。

 

「かったーーーい!」

 

滝汗。

 

(※材が堅い&重いと、矢が入りにくいですよね)

 

とにかく頭上は怖いわ、起こすの大変やわ、ジャッキが欲っしぃーーーわで…

 

「っふ、勝ったな…」

 

と僅かな音を聴きながら退避場所にゆっくり行き、「メシメシメシーーーーー」と倒れていくのを眺め、勝ちました。

 


 

『真後ろで使っていた矢を最後はツル近くに移動』

 

(※ピッタリ伐倒方向に収まると気持ちがいいですよね)

 

栗の木、堅く、粘りがあったので、ツルを多めにし矢打ちで死んだお陰で、安全に伐倒ができました。

 

久しぶりに回して伐ったわりには上的な切り株でした。腐ってなければ、それなりに価値ある材に見えました。

 

今は土台で栗の木を使うなんて…まずないですよね。せめてで土台にヒノキを使うぐらいだと思います。

 

そんな初対決な栗の木との闘い。次回も大いに勝ちたいと思います。ジャッキで次回こそ余裕勝ちしたいと思います。

 


 

『抜根直径は60cmほど。ツル幅は6-7cm』

 

(※芯の腐れがそこまでなくてよかったです。基本的に望創家は芯抜きはしません。抜根直径が80cm超えたぐらいで、良材のときぐらいからかな…。そのかわりオノ目を入れます)

 

そんなこんなで望創家、一応見た目は元気にしております。

 

(※3月:77kg/4月→6月:82kg/7月→8月:76kg。絞りました。このまま鍛えて痩せて、75kg台ぐらいで落ち着きたいです)

 

いやぁ…普段使いに70ccに投資していてよかったです。パワーで攻められなかったら、片付けも大変でした。


 

『ウラ先から見たら何がなんだか状態』

 

(※広葉樹の伐倒経験を積んでいきたいです)


伐倒ってチェンソーワークは勿論大切なのですが、矢打ちの比重が大きいので、ショックレスハンマーで楽してくださいね!


最早ヨキ(斧)には戻れません。

 

手切り造材や矢打ちでの伐倒を普段からしていないと、こういったときにビビりがちになります。

 

[重機押し伐倒]に慣れると、いざ重機なしのときの伐倒に[補助輪なしで初めて乗る自転車状態]に感じ、心細い気分になります。

 

なので、林業マン成り立ての方は、まずはいきなり重機に乗るのではなく、チェンソーで[ツルがきちんと残せる]、[上方伐倒のときの受け口の角度とツル幅の適正値]がきちんとでき、[狙った方向に材が裂けずに倒せる]ようになってから重機操作を覚えて欲しいと思います。

 

そうすれば、いざ自分が伐倒時の重機押しフォローに入るときに、一緒に伐倒方向の選定を考えることができ、ただ押すだけではなく[フォロー]という意味が分かってくるかと思います。

 

下手な重機乗りは[ただ闇雲に押すだけ]で伐倒方向を変えてしまったり、無駄な力で材を破損させたり、伐倒師の安全確保を怠ります。 

 


 

『片付け』

 

(※ウラ先は枯れがメインでした。この幹のイイトコロを何かに使おうかな…主だし…記念に)

 

如何でしたでしょうか。

 

近所の方の頼まれごとで「仕事じゃないからいいかぁー」で安易な考えと装備で痛い思いをしないように、

 

「林業は万が一の一が千で起こる世界」

 

と思い、生き抜いてください。

 

疲れる前にこまめな休息を。

16時を過ぎたらゆるやかにクールダウンを。

 

現場人のことは現場人にしか分かりません。

 

全国の山人の皆さん、楽しめる範囲で日々生き抜いていきましょう!

 

(※半分引退中の望創家が言って、すみません)

 

それではまた次回お会いしましょう。

 

Ciao!

 


 

『毎年チェックしてるスチールのノベルティグッズ』

 

(※可愛いものが大好きです)

 

追記:

 

波照間島でキビ刈りをしていたときに、東北の地震。NYにいたときに熊本の地震…。

 

今回の台風10号の速度…

 

「遅くないですか?」

 

林業界から半分リタイヤしてる望創家…そうしたらこの酷暑です。異常です。こんなに夕立がなく木々(竹も)が枯れていってるのは初めてです。

 

この弱った木々に台風がゆっくりと上陸し滞在していったら、普通に考えて、甚大な被害が出ると思います。

 

フリーな望創家にそういった災害復旧依頼は来ないと思いますが、元山人としては…手伝いたいので、ボランティア活動で協力したいと思います。

 

(※[目減り]する日々なので日銭が欲しいとこですが…そんな邪な気持ちは捨てて!)

 

勿論被害が出ないことを祈ります。

 

今全伐をしてウラ先や端コロなど放置してるところは、確実に処理してください。それが流れ出た現場をいくつも見てます。

 

それがあると「全伐は悪」と見られる方が多くなります。適切な路網開設と後処理、心掛けましょう!

 



『チゼル好きですが、マイクロチゼルで特訓中』

 

(※チゼル(角刃)は苔が多い木を伐ったりが多いと直ぐに切れなくなるので…。しかし回し切りなどは死ぬほど楽です。玉切りも。[曲がらない鋸断]ができるのがいいです)

(※Newな相棒の紹介はまだ研究(経験)が進んでないので…某ごろさん情報を加味した上で仕入れましたが…暑さに弱いのかなぁ。20インチのバランスはいいです。18インチのつもりで使えてます)


 

『普通の玄関に網戸をつけたい』

 

(※網戸がないから開けられない&通気が悪くて暑い)


世界の

 

「この世には沢山の自然の恩恵を受けた先人の知恵がある。今は竹の代わりにプラスチック、漆喰の代わりに壁紙。ノコギリの代わりにチェンソー…楽を覚えた分、何か皺寄せがきてる気がする」

 

と相変わらずのスクスク成長中のお腹をさすりながらの先輩の呟きに「歩くのを諦め大きな車椅子な重機に乗り続けるあなたは…」と思ったのことのある皆さん、こんばにちは。望創家ノリです。

 

本日の大分県山間部は晴れ。朝9時には30度を越し、日中は35度が当たり前な夏となりました。

 

皆さんの地域は如何でしょうか。

 


 

『玄関レールに隙間…ココを利用しようか』

 

(※網戸用にレールがあったら楽ですけどね)


さてはて、家づくりも着々と進んでおりますよ。

 

そこで望創家が多用する、オススメ塗料を今回は紹介したいと思います。

 

望創家の塗装の基本は[場所によってグレード分け]をします。

 

100%自然素材でイイものとも思うのですが、そこは臨機応変に適材適所ではないですが、ある程度の優先順位をつけ、塗料を変えます。

 

つまりは…[妥協]というヤツです。

 

「ここは無垢材だし、味がでて欲しいから蜜蝋だけでいいかな」

 

「ここはクルミ油エゴマ油でいいかな」

 

「ここは単純に水性塗料のフォー・スター(F⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎)でいっちゃおうかな」

 

「雨に当たりそうで、人が触りにくい場所なら、キシラデコールでいっちゃう?」

 

「食べ物を扱う場所は…オスモでいくか」

 

「これなら蜜蝋ではなく、柿渋でエイジングを楽しもう」

 

「ここの空間をグッと締めたいからかな」

 

「ここは無垢のままで」

 

気づきましたか。

要は[経費削減]なのであります(テヘ)

 

 

『望創家はAタイプ使用してます』

 

(※エゴマが中国産ですが、そこは気にしてません)


 

『作戦会議は一日涼しい自作犬走りで』

 

(※家の下に川があるので、更に涼しいです)

 

オスモカラー(オスモ)は天然由来の塗料で、とにかく高いです。質がイイので仕方ないですが。

 

望創家が使うときは[カウンタートップ]がメインです。

 

カウンターの無垢材にコップ跡が残らず、シミも残らない。無垢材の味がずっと続きます。かなりオススメな商品です。

 

(※キッチンや洗面所など水周りを無垢材で攻めるなら、オススメなカウンタートップ塗料です)



 

『オスモ塗り立て時は艶やかですが、時間が立つと落ち着きます』

 

(※艶消しを使ってます。ウレタンニスとは違い塗膜が厚くできるわけではないので、オイル仕上がりが自然です)

(※業務用の安いステンレスキッチンです。シンプルでいいのであります)


 

『オイルが乾いたあとです』

 

(※カウンター材はクスノキ。長さ2,000mm、幅600mmの厚さ150mmです。文字を書くときは下敷きをしないと、木が凹みます、が、そこは[味]と思っています)

(※元々の幅が800mmちょっとあり、その切れ端も手元にあります。参考お値段は5万円。樹齢いくつか分からないぐらいの立派な木です。感謝感謝)

 

 

オスモカラーは高いので、全ての箇所には使えずメインはカンペハピオシリーズの…

 


ブルーブロンズで攻めて、そして今回ご紹介の[柿渋&墨]を塗り、全体の雰囲気を調和させております。

 


 

『建具はブルーブロンズ、その周囲は墨、壁は無垢』

 

(※違う色同士を引き立たせて、雰囲気を和洋折衷にするのが狙いです)

 

柿渋は塗ってから紫外線に当たっているとドンドン色が濃くなり、塗った回数により、より深い茶色に変わっていきます。

 

防腐防虫効果もあり…日本の昔からの塗料です。

 

(※渋柿からつくります)

 

無垢材のエイジングで灰色になっていくスギの色も好きなのですが、この柿渋の色も、柿渋だけに「渋い」です…

 

昔ながらの[赤黒い柱]、ありますよね。あれは人工色なのかは知りませんが、望創家宅の柱も似たような色に変化してきました。

 

(※赤黒:男子なら分かる、あの格好いいカブトムシの色です!)

 


 

『いつも手をつくところなので、渋墨と柿渋と手の脂で…決して毎日の雑巾掛けでできた艶ではありません…』

 

(※隙間テープが邪魔ですよね。昔の建具の歪みで隙間があくので…)

 


 

『昭和40-50年代の建具も墨色にすれば、古風』

 

(※塗る前にガラスを外すのですが、割れやすいので注意を!大概ネジが錆びついてるので、ネジの替を用意されてください)


望創家がいつも使う墨と柿渋は、和歌山県のコチラです。

 



『木の国』

 



ふるさと納税返礼品にもなってますが、普通に、墨の方は…

 


Amazonでも出してくださってます。

 

少し手間かもしれませんが、[直接]も購入できます。

 

まずはお試しセットでもいいかもしれません。

 

コチラ


・木の国:柿渋3,000円/2L

・木の国:渋墨2,400円/1.5L

 

望創家はいつも上記の2種類を使っています。

 

(※一度購入すると、顧客名簿に登録されるのか[購入時期]、[住所]、[名前]を電話で告げたら直ぐに送って下さります。メールやFAXでなくても対応OKみたいです)


・木の国:渋墨古城3,500円/1.5L


こちらの商品は江戸時代末期の[黒]を忠実に再現されたようです。渋墨よりお値段が若干上がっております。


初めての方のお試し用に[渋墨300mlの3本セット1,300円]又は[渋墨300ml2本+柿渋300ml1本の計3本セット/1,800円]というのもありました。

 

オススメは後者(太字)のセットです。

 

どうしてかと言いますと…ここからは商品説明と望創家なりの[使い方]です。

 

皆さん[焼き杉]ってご存知でしょうか。杉板の表面を5mm以上焼き付け炭状にした壁材でしょうか。

 

炭なので、防腐防虫効果や防水効果、防臭効果などイイコトヅクシである壁材ですが…望創家憧れの壁材であります。

 

いつか自作小屋つくるときに厚さ30mmぐらいの杉板材を三枚を三角形の筒状の煙突状態にし、内側から火種入れて…燃やして…DIYで焼き杉板をつくろうと思っています。

 

生で見たら…本当格好いい壁になります。

 

って脱線すみません。



『頂き物の建具をまずはお掃除』

 

(※塗装前はしっかり汚れを取りましょう!網戸の材料です⭐︎)

(※古くなった障子紙も一気に取り除きます)


皆さん、炭って、手で触ると黒くなりますよね?この[渋墨]には松煙(しょうえん)といって[松を燃やしたときにできる煤(すす)]と柿渋をベースに墨色をつくっています(それと清酒など)

 

望創家のように建具に墨を塗る場合は…塗ったあとの建具の開閉時に余裕で墨が手につきます。なので工夫を。

 


 

『渋墨塗りました』

 

(※洗浄した翌日に塗ってます)

 

墨を塗りたい場所にまずは塗ります。そして、自分が好む墨色にしたいぐらいに軽く乾燥させたあとに[拭き取り]ます。

 

望創家好みは[木目に墨色が残るぐらい]なので、軽く水で濡らし絞ったウエス(雑巾)で墨を拭き取ります。

 

(※どんなに塗装後乾燥させても、墨は手につきます。なぜなら墨(炭/煤)だからです)

 

そのあとに[柿渋]を上から塗ります。乾燥すると手に墨色はつきません。


 

『このぐらいまで落とします』

 

(※柿渋を塗ったあとの色です。白っぽいところもイイ感じに柿渋の色が入り、古風が楽しめます)

 

人が触れない壁などでしたら渋墨だけの仕上げでいいと思いますが、望創家のようにアクセントやポイントで渋墨を使う場合は、

 

①塗る対象物をよく掃除する

②その対象物乾燥後に渋墨を塗る

③好きな渋墨の濃さに仕上げ[ある程度]乾燥させた後に、濡れ雑巾で墨を軽く拭き取り

(墨の残す度合いにより乾いた雑巾でもいいと思います)

④好みの濃さになった渋墨の上から[柿渋]を塗り乾燥

 

⭐︎出来上がり⭐︎

 


 

『自作犬走りで涼しく作業』

 

(※玄関に入れる網戸づくり建具二つを一つにするための枠組み。建具選定→建具洗浄→建具塗装→枠組みづくり。この時点で二日かかってます)

 

渋墨を塗るときは衣服や[手]にご注意を。素手に墨がつくと、あとで手洗いが大変です、が、爪の隙間や指の細かい箇所は使い古した歯ブラシで難なく落ちます。さすが天然素材。

 


 

『キッチンの天井:柿渋、壁:珪藻土、梁:渋墨&柿渋』

 

(※柿渋は塗りたてはほとんど[木の色]が濃くなった程度ですが、日が経つとこんな色になります。1回しか塗ってません)

 

使い捨てのビニール手袋で作業されると、あとあとが楽だと思います。

 

こんな感じですが、如何でしょうか。無垢仕上げもいいですが、柿渋仕上げだけでもイイ色合いになります。

 

(※柿渋は早めに使い切らないと酸化で[膜]らしきものができるので、塗装時にそれが邪魔することも)


 

『このシリーズが好きです』

 

(※音はあまり気になりません。白い壁に映えます)



『建具の場所には網戸を巾木で抑え込み済みです』

 

(※こんな建具、ありそうですよね)

 

天然に拘るのは身体にイイことだと思います…が、敢えてここで[デメリット]をお伝えしたいと思います。

 

柿渋や渋墨を塗ると…吸湿がいいのか…無垢材のときは何もなかったのですが…[時期]になるとカビが生えます…。ウチだけの話かは分かりませんが、生えます。

 

毎日お掃除される方は大丈夫だと思いますが、ま、いつかは消滅してくれることを祈ります。

 

如何でしたでしょうか。

 

皆さんのこれからの[和づくり]の参考にして頂けたら幸いであります。

 

それではまた次回お会いしましょう。

 

Ciao!

 

追記:

 


 

『アクセントに両サイドの小窓に得意のハモニカーボを』

 

(※ハモニカーボ:中空構造ポリカボネートで断熱材としても効果あり。私は断熱材効果狙いとガラスに見立ててよく使っています)

 


 

『建具裏にL字のアルミとキャスターを』

 

(※例の溝に入れ込むためです)

 


 

『玄関枠には幅の違うアルミ板2枚を重ね、鉄板ビスで枠に直打ち』

 

(※建具の上部にもこの[レール]に入れ込むためにL字のアルミを設置しました)

 


 

『これで建具上下が素敵におさまりました』 

 

(※側面の隙間はあとで)

 


 

『上下の網戸建具の隙間には…』

 


 

『ブルーブロンズの板は開閉式』

 


 

『不審な方が来ても網戸を開けずに、小窓からチラシなどを受け取れます』

 

(※材料不足なため取手などはまだつけてません。鍵もきちんとつけます)

 

皆さんも建具を利用し、新たな建具、つくりませんか。

 

捨てるなんて勿体無いです!




『コードレス刈払機に適するチップソー研究もしてました』

 

(※チップソーの当たり外れはデカいです。チップは[飛ぶ]のは前提なので、できれば1〜2,000円で刃代は抑えたい)

(※この刃は面白いです)

 

世界の

 

「エンジン音とか排気ガスってなんか面倒臭いって思うときあるよね。しかも夏だと暑苦しく感じるし、近所にも騒音などで迷惑掛けてるって思っちゃうよね。え?バッテリー式?そんなんで仕事できる?」

 

と「混合油つくるのも面倒臭い」って言ってウチらにつくらせる先輩のその呟きに、「どうせあなたは一日2時間しか草刈りする体力がありませんよね」と思ったことのある皆さん、こんばにちは。望創家ノリです。

 

本日の大分県山間部は晴れ。田畑には盆トンボ(ウスバキトンボ)が飛び交い、グリーン絨毯が風になびき、時折秋の涼しさを感じる、暑い中にも心地よい空気が漂いはじめて参りました。

 

皆さんの地域は如何でしょうか。

 

(※刈払機=草刈り機、で話を進めております)

 


 

『田んぼも綺麗ですが、近所の阿蘇のグリーンも綺麗』

 

(※この時期のバイカー事故、多いので気をつけてくださいね)

 

さてはて、田舎の夏と言えば、そうですね、草刈りですね!2週間に1回はしたいぐらいですよね。

 

朝5時、5時半にはそこら中から草刈り機のモーニングコールが響き渡り…「あぁ、夏だなぁ…」と感じる季節となりました。

 

林業でも朝5時前から下刈りをし、昼前には仕事を終える夏シフトなところもあります。

 


 

『望創家宅には畑(田)一反がついていました』

 

(※大体一反で2時間ぐらいの草刈り時間です。研究し放題です)

 

この暑さに対処する方法、各々考えるわけであります。

 

望創家の通常な草刈り機は[共立]の背負い式の…

 

 

軽量且つ[ロングタイプ]で適当に使える[背負い式]の26〜27ccクラスの草刈り機です。

 

(※ロングタイプ:身長が175cmぐらいの方はロングタイプがオススメ。それでも短いんですけどね…)

 

望創家はループハンドル式を好みますが…なんでも[安全対策](for 緑の雇用生)で…「背負い式はダメ!」、「U字ハンドル以外はダメ!」という林業話を去年聞きましたが…なんでも[使用者の使い方]だと思っています。

 

『このぐらいのパワーが欲しい…次回はコレ買う』

 

(※パワーがあると出力が落ちないので…30ccクラスも好きです)

 

望創家が背負い式を好むのは、肩掛け式ですと[燃料タンクの傾きでエンジンの回転数が不安定になるから]です。

 

(※肩掛け式の猛者からのコメント待ってます!)

 

つまりは…[無理な角度まで上げたり下げたりして使用している]からなんですけどね…


(※「腰より上の使用は禁止」でしたら仕事できません。大体…3m近く上の枝を切ったり…)

 

背負い式&ループハンドルに慣れると[肩掛け式&U字ハンドル]が使えなくなります。

 

大分県に来るまでは[肩掛け式+U字ハンドル]だったんですけどね…慣れって怖いですね。

 

そんなエンジン式の草刈り機も、ちょっと引っ張り出して使うには「面倒臭いー」って思うことがあるんですよね、特に家ですと。

 

燃料入れて手が臭くなるとか、特に背負い式ですと、背負うのも…「あぁ、面倒ぉー」と思うことが。そう、手軽さに欠けるんですよねぇ、エンジン式って。

 


 

『ループハンドル』

 

(※雑多にモノが…ダホンの折り畳み式自転車と日本一周半したママチャリもうっすら写ってますね…ムフフ)

 

そこで…マキタ派かハイコーキ派かに分かれる電動工具メーカー(又はボッシュやリョービ…いろいろありますね)

 

それぞれで、今はイイもの、出してますよね。

 

望創家の電動工具は7割ハイコーキ(日立含む)、2割マキタ、1割パナソニックです。

 

その7割を締めるハイコーキでコードレス刈払機を、去年購入し、研究しておりました。

 

 

『コチラです!』

 

いやぁ、正直、バッテリー式なんて、バカにしてました。本当にごめんなさい。

 

1年ぐらい使い…もう、この手軽さがたまりません。

 

ただ、手軽過ぎるがゆえに、[安全防具を怠る]にはならないでください。

 

このバッテリー式の何が最高かというと…

 

・手軽

・音が静か

・メンテが楽

・振動が少ない

 

という点でしょうか。

 

逆に欠点を挙げると…

 

真面目に飛散防止カバーを使うとパワー不足で止まりやすい(草が絡まりやすい)

(→最高にパワーを上げればいいとは思いますが)

・18Vバッテリーだとエコモードでも20〜30分でバッテリー切れ

・パワー不足を補う意味で、適当にイイ刈り刃が必要

(→エコモードで使用の場合)

・肩掛け式しかない

・バッテリーが高い

(→本体のみなら4万円台)

 

とまぁ、36Vバッテリーなら[イイ仕事]するので、バッテリーを2つ常備していれば、使用中のバッテリーが空になっても、その時間充電器で他方を満充電できるので(現場で電源が取れない場でなければ)安心ですね。

 


『バッテリーの性能がドンドン上がってます』

 

(※予備バッテリーがあれば[仕事]できますよね)

 

取り敢えず、望創家は[ナイロン使用]を考えコチラのコードレス刈払機を選びました。255mmまでの刃も使用できるので。

 

このサイズよりワンサイズ小さいコードレス刈払機もあります。

 



充電器やバッテリーセットでもお手頃です。

 

ただ…「大は小を兼ねる」ではないですが、私は[CG36DC]で良かったかなと思います(知らんけど)


この静音&手軽さを武器に、ちょっとしたお庭の草刈りに如何でしょうか。

 

騒音問題なし!

混合油必要ないし!

イヤーマフ(耳栓)必要なし!

 

ただ、安全を求めるなら、スネあてと甲ガードと先芯(鉄芯)の入ったブーツを履いてください。防護メガネは絶対です!

 

刃が怖い方はハーネスでより安心に作業をされてください。

 

(※望創家はナイロンが苦手です。飛散し過ぎなあの派手さが…苦笑)

 

 

『更に刈払機の重量を感じなくなります』

 

(※作業的にし辛くなるかと思いますが、これをすればキックバックが怖くないです)

 


 

『一応使ってます、ハーネス…家のときだけ…』


『ナイロン使用は基本的にパワーを使います』

 

(※エンジン式なら27cc以上が推奨ではないでしょうか)


地域のちょっとした草刈りなら、36Vバッテリー1〜2個で足りそうですね。

 

ポイントは、低速でよく切れる刃を使ってください。岩など障害物がなければ笹刃でいいのですが、やはりチップソーが手軽でイイですよね。

 

(※チップソーの目立てもできますが…使い捨てかなぁ…)

 

まだコードレス刈払機で悩んでいる方、ハイコーキもオススメですので、ご参考を。

 

 

『軽く反りもあり、軽量で特殊な加工が』

 

(※ホームセンターで2枚で1,000円とかありますが、1枚2,000円近いものは…それでも当たりハズレがあります。バッテリー式はパワーを上げれば勿論切れますが、なるべくバッテリーを持たせたいなら、やはり適当にイイ刃がストレスなくイイと思います)


 

『望創家チップソー』

 

(※コレ、発明品です)

 

 

『チップ以外も刃になってます』

 

(※ちょっと高いですが、試してみてください。多分特殊な刃の方は笹刃の丸ヤスリで目立てできます)

 

ここでバッテリーなどもセットで購入しておけば、マルチボルトシリーズで、アレもコレも欲しくなること間違いなし!

 

それではまた次回お会いしましょう。

 

Ciao!

 

追記:

 


こちらの刃も試しました…が、ちょっとイマイチな気がしました。パワーがあればイイと思い、エンジン式に使ってます。


 

『内側の返し刃が絡みつき防止らしいのですが…』

 

(※逆に絡みつく気がしました。飛散防止カバーを外せばよかったのかな…)


 

『正直…ナイロン使用以外は、飛散防止カバーは邪魔です』

 

(※草が見えにくいのは勿論、切った草がつまり絡みやすいです。特に…往復切りを多用するので…)

(※往復切りは高等技術です!禁止技とも言いますが…)

 

ちょっとしたメンテで済むコードレス刈払機、らしいですが、連続使用時間は…1時間がイイとこじゃないのかなと思います。

 

凄い負荷がかかると自動で止まるので安心ですが、モーターに負荷かけ過ぎると…心配になるので、できればエコモードではなく[オート]で使いたいですね。 

 

36Vバッテリー…買い足そうかなぁ…

 

今後は耐久性の研究です。