「人間の弱さに向き合う仕事だからこそ、

その弱さを  ”利用しない” ”手段としない” ”つけ込まない”

という厳しい職業倫理がなくてはいけない。」

阿部志郎 神奈川県立保健福祉大学初代学長

 

折にふれ、見返すようにしている言葉です。

 

 

(社会福祉士試験を受験された皆さまへ)

試験も終わり、

拝読しているブロガーさん、

拙ブログを訪れて下さっている方々は、

皆さま、よい自己採点となっているご様子で何よりです。

お疲れ様でした。

 

医者(医師国家試験)や弁護士(司法試験)といった難関資格もそうですが、

資格をとってからが本当の意味でのスタートですね。

 

 

 

 

感染症対策で手一杯の感のある昨今の介護業界ですが、

来たる制度改正で、

「科学的介護」、

「アウトカム(介入成果)」を考えた「エビデンス(根拠)に基づいたケア」といった方向性も打ちだされています。

 

勘(かん)に頼った、何となく行われるケアでは、

支援者側のひとりよがりなものとなってしまう危険性が高いでしょうから、

(そのほかの点で諸々の問題はありますが…)

よい方向性と個人的には感じています。

 

介護業界の片隅に身を置いている人間として、

専門性をより一層高めていかなければならないなと改めて感じているところです。


そんな中で、

頭をよぎったことがあります。

 

支援者は、

ケアの専門職である前に、

一人の人間としていかにあるか…

ということが(も)大切だよな…ということです。

 

例えば…

あいさつができる。

時間が守れる。

怠惰ではない。

人の自尊心を傷つけない。

見下すような振る舞いや態度をしない。

間違ったことをしてしまった時には謝れる。

相手の立場になってものごとを考えることができる。

人の話に耳を傾けることができる。

親切である。

人間的な暖かさを持っている。

ヒューマニティ•マナーとでも言うようなものでしょうか?

例えばこのようなことが、専門性と言われる事柄の前に大切ではないか?…ということです。

 

武道は、礼に始まり礼に終わりますが、

福祉の支援者は、

専門職としての知識やスキルを研鑽していく存在であらなければならないことはもちろんですが、

その前に、一人の人間として、いかにあるか

…ということが大切ではないか?

そんなことを考えました。


(参考書籍)


社会福祉士試験まであと12日、
介護福祉士試験まであと5日となりましたね。
受験する方は最後の追い込みをされていることと思います。

私は、昨日、自己研鑽で、
ファイナンシャルプランナー(FP)3級の試験を受けてきたのですが、
その時に、社会福祉士、介護福祉士試験においても気をつけた方がよいと感じることがありましたので、以下記しておきたいと思います。

試験を受けた会場なのですが、
コロナ対策が行われていて安心であったのですが、その反面、
換気がしっかりと行われていたためなのか、
多分、例年より冷えていて、
ダウンコートを着た状態で受験をするかたちとなりました。

真冬という季節柄、
例年の注意事項ではあるのでしょうが、
「防寒対策」がいつも以上に必要かなと思いました。

試験会場により様子が異なるとは思いますが、
身体が冷えて集中ができなくなってしまっては力が出せませんので、
重ね着をするなどして
状況によって調整できるようにしておく必要があるなと思いました。
ホッカイロなども念のため用意しておけたらさらによいのかもしれません。

また、
大学共通テストで話題となっている鼻マスク問題ですが、
使い捨ての不織布マスクでしたら、
顔にフィットするように、手でつまんで型取りをして使用すれば、メガネをかけていても曇らないようにできますね。

貴重な休日を使ってせっかく受験をするのですから、
できる準備はすべて行って、
悔いが残らないかたちで受けることができたらよいですね。

さまざまな試験全てに通じるであろうことで改めて認識したこととしては、
直前期に頭へ格納した知識は、
試験当日にちゃんと記憶に残っているので、
費用対効果の一番高い(使った労力が結果につながる)時期ということを改めて感じました。

これまで学習してきたことを、
高速で確認して(見直して)いけたらよいですね。

私が社会福祉士試験を受けた際は、
ワークブックの各章の端末にある一問一答の問題に関しては完璧にして試験に臨みました。

ファイナンシャルプランナー3級試験(合格率が介護福祉士試験と概ね同じくらい)は、
合格点が絶対評価(クリアしたら全員合格)で60%(点)となっているのですが、
お陰様で、自己採点ではありますが、
学科、実技試験とも90%の出来でした。

来たる社会福祉士、介護福祉士試験を受験する皆様も、ぜひよい結果をつかむことができるよう願っています。
体調に気をつけてどうか頑張られて下さい。


以下、ファイナンシャルプランナー(FP技能士)試験のことを少し書きます。
相談援助業務を行っていく上で、
この試験の学習範囲は、
取り組んで損のない内容と思いました。
2級は、研修受講や3級資格などがないと受験資格がなかったので3級を受けたのですが、
年金や保険、税金といった分野の、基本的な事柄を学ぶよい機会を持つことのできる試験でした。
今後の相談援助業務の中で活かしていけるのではと感じています。
 
(参考)
FP3級技能士試験範囲
・ライフプランニングと資金計画(公的年金、公的医療保険など)
・リスク管理(生命保険、損害保険など)
・金融資産運用(株式投資、マーケット環境など)
・タックスプランニング(医療費控除など)
・不動産(登記、借地借家法など)
・相続・事業承継(相続、遺言など)
若い方は、自分自身の経済的なライフプランを考える上でも役立つ内容かと思います。



これまで、サービス担当者会議(※)
サービス提供事業者側、
またケアマネとして、
数多く参加をしてきましたが、
特に事業者側として参加をしていた時に、
いろいろなケアマネさんがいるものだなあと感じたものです。

ご利用者さん中心に関わる方、
ご家族中心に関わる方…
中には、ケアマネ一人でずっと喋りっぱなしで、
どうだ!と言わんばかりに振る舞っていた人も。

ここのところ、SNSで、
いろいろなケアマネさんの意見を見る機会を比較的もっているのですが、
自分のペース(ケアマネ自身の価値観、その価値観の中での正解を求めるような感じ)でどんどん話しを進めていく方が、思っていたよりも多いなあと感じているところです。

どちらかというと優柔不断な性格で、
人に決めてもらった方がいい!という方には、
そうしたスタイルのケアマネさんが合うのかなと思いますが、
そうではない方にとっては、
残念ながら合わないケアマネが担当になってしまっている…ということが少なからず起こっているのでは?と感じるところです。

ケアマネを決める際には、
自分に合う関わり方をしてくれる人か?を確認しておいた方がよいのかなと思います。

コロナへの向き合い方も人それぞれですが、
この年末年始も、忘年会や新年会で会食をしていたケアマネジャーもいるようです。
アルコールが入るなどした中で、感染予防をするのは難しいかな?と個人的には感じていますが、人により感性はさまざまですね。
そうした点なども、自分の感覚に合うかどうか?の判断材料の一つにするとよいのかもしれませんね。


…介護保険制度において、ケアプラン作成時などに、ご本人、ご家族、サービス提供事業者(デイサービスや訪問介護など)などが会して、サービス内容などに関して、同じ目標のもとチームとして支援するための合意を得る場。ケアマネジャーが開催。

日頃持ち運びしているノートパソコンが故障してしまい、久しぶりにスマホで作成してみました。


経済的な価値に重きがおかれているのが

資本主義社会の日本での風潮ですが、

以下のように考えることもできるはずです。

 

私たち人間は存在しているだけで価値がある。

 

豊かな人も残念ながら豊かではない人も、

健康な人もハンディキャップ、障がい、病を背負ってしまった人も、

年齢、性別、人種などといったものに一切かかわらず、

一人の人間として存在するだけで、かけがえのない価値がある。

個性をもった一人の個人として存在すること自体に価値がある。

だれもが個として尊重される。

 …

日本国憲法13条をそのようにとらえる考え方があります。

 

日本国憲法第13条【個人の尊重、生命・自由・幸福追求の権利】

すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

 

新型コロナ禍の中、

久しぶりに、憲法の書籍をひもといています。

 

社会福祉士や介護福祉士国家試験に関してでは、

憲法25条を知っておいた方がよいですね。

日本の福祉制度の源となっている法です。

 

日本国憲法第25条【生存権、国の社会保障義務】

1 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。

2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

 

 

 

 

 

 

新しい年が明け4日が経ちました。

あけましておめでとうございます。

 

訪問して下さりありがとうございます。

 

さて、

2つほど

こころに残っているコトバを記していきたいと思います。

 

最も強い者が生き残るのではなく、

最も賢い者が生き延びるのでもない。

唯一生き残ることができるのは、

変化できる者である。

 

ダーウィンが言ったのかは定かではないようですし、昨夏、某政党がツイッターでつぶやき炎上した言葉ではありますが、

そんなことを踏まえてもなお、

AIやコロナなどで生活スタイルの見直しが迫られている現在、

頭の片隅にとどめておいて損のないコトバと思いました。

 

また、

 年始にこんなコトバに出会いました。

 

一流の仕事をするために身につけるべきもの

①スキル(最先端の業界知識と技術)

②スピリット(理念・高い志)

③人間力(多様な経験・共感力・イマジネーション・徳)

(伊藤真 伊藤塾 塾長)

 

仕事にしろ、

資格試験の学習にしろ、

日々の研鑽、こころがけが大切ですね。

 

 

 

社会福祉士試験まであと33日

介護福祉士試験まであと26日

 

 

福祉職の方は、

コロナ禍の中、年末年始もいつものように仕事であった方が多いことと思います。

少しでも待遇改善につながるような政策が必要だよなと思うところです。。

 

コロナが落ち着くまで、まだしばらく時間を要することでしょう。健康に気をつけて、感染予防に努めながら頑張っていく必要がありますね。

友人から聞いた話です。

地域包括支援センター、特養、グループホームなどを運営している社会福祉法人。

その中のひとつのサービスでの出来事…

 

食事介助中に、

管理者と古参スタッフが、

そこにいない職員の悪口を言っていたとのこと。

ご利用者の介助中に!

ほかの場面でも似たような様子で、

ご利用者のカンファレンスも行われていないので

介助方法も職員によりてんでバラバラと。

 

管理者と古参スタッフがこんな感じでは、

この先も、まともなサービスが行われる方向へは向かわないでしょう。

課題のあるご利用者への支援も、カンファレンスをせずになんとなくやっている状況…

 

法人幹部は理事長の身内で固められていて、介護には興味がない様子。

 

テレビドラマのように、

スーパーマンのような職員が登場して、

見違えるような法人に生まれ変わる…

そんなことは、あまり期待できないでしょう。。

 

こんな社会福祉法人は淘汰されていくとよいと思うところですが、

地域包括支援センターや特養を運営しているので、

きっと、この状態が維持されてしまうのだろうな…と悲しい気持ちになります。

 

保険者(市区町村)が、

地域の介護事業者にきちんと目を向け、

少なくとも運営状況を適切に把握するなど、

もっとしっかりしないとダメだよな…

と思った次第です。

 

 

緩和ケアの介護を長年つとめ、

数多くの患者さんを看取ったブロニー・ウェアさんが、

その経験を基にして書いた著書『死ぬ瞬間の5つの後悔』からです。

 

 

1.自分に正直な人生を生きればよかった

2.働きすぎなければよかった

3.思い切って自分の気持ちを伝えればよかった

4.友人と連絡を取り続ければよかった

5.幸せをあきらめなければよかった

 

 

 

限りある人生をどう生きるか?

後悔しない人生を送るためには?…

考えるヒントになりますね。

 

 

 

 

 

 

社会福祉士試験のことは↓

試験合格のカギは「繰り返すこと」をご覧下さい。

 

65歳から運動をスタートして、

87歳の時にフィットネスインストラクターデビューをしたという方がいます!

 

昭和6年生まれのタキミカさん(89歳)

 

 

「介護予防」について調べている中で、

タキミカさんを知りました。

 

個人の資質という側面もあるのでしょうが、

それにしても、スゴイ!、素晴らしいと思いました。

 

 

年齢はただの数字だ。

 

 

(参考)

 

 

 

 

 

 

 

緩和ケア医 大津修一医師の著書『死ぬときに後悔すること25』からです。

 

健康を大切にしてこなかったこと

遺産をどうするか決めなかったこと

夢を叶えられなかったこと

故郷へ帰らなかったこと

行きたい場所へ旅行しなかったこと

美味しい物を食べなかったこと

趣味に時間を割かなかったこと

会いたい人に会わなかったこと

自分の葬儀を考えなかったこと

やりたいことをやらなかったこと

人に優しくしなかったこと

心に残る恋愛をしなかったこと

結婚しなかったこと

子どもを産み育てなかったこと

子どもを結婚させなかったこと

悪事に手を染めてしまったこと

たばこをやめなかったこと

感情に振り回された一生を過ごしてしまったこと

自分が一番だと信じて疑わず生きてしまったこと

死を不幸だと思ってしまったこと

神仏の教えを知らなかったこと

生前の意思を示さなかったこと

残された時間を大切に過ごさなかったこと

自分の生きた証を残さなかったこと

愛する人に「ありがとう」と伝えなかったこと

 

後悔しない生き方をするための参考になりますね。

 

 

 

 

 

社会福祉士試験に関する記事は