経済的な価値に重きがおかれているのが
資本主義社会の日本での風潮ですが、
以下のように考えることもできるはずです。
私たち人間は存在しているだけで価値がある。
豊かな人も残念ながら豊かではない人も、
健康な人もハンディキャップ、障がい、病を背負ってしまった人も、
年齢、性別、人種などといったものに一切かかわらず、
一人の人間として存在するだけで、かけがえのない価値がある。
個性をもった一人の個人として存在すること自体に価値がある。
だれもが個として尊重される。
…
日本国憲法13条をそのようにとらえる考え方があります。
日本国憲法第13条【個人の尊重、生命・自由・幸福追求の権利】
すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
新型コロナ禍の中、
久しぶりに、憲法の書籍をひもといています。
社会福祉士や介護福祉士国家試験に関してでは、
憲法25条を知っておいた方がよいですね。
日本の福祉制度の源となっている法です。
日本国憲法第25条【生存権、国の社会保障義務】
1 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。