あのビルから
今日は朝から
濁り空
アスファルトの
湿った匂いと
夏の匂いが
鼻をくすぐる
そんな天気は
幾分丁度良い
何故なら
大嫌いな
あの人が
ニガテな空気だから
晴れ晴れした
笑顔を
見なくてすむ日は
束縛感も
薄れて
身体が軽い
だからあのビルの
屋上からの景色も
綺麗に見える
何時もは粉々に
したいほどなのに
手摺りから身を
乗り出して
穴が開く程
見つめて居よう
こんな日は長く
続かないから
明日になれば
きっと
僕はこの景色に
ちょっと
色を付け足して
しまいそうだから
影に
もうすぐ太陽は
真上に来る頃
僕は心地悪さを
布団と共に
引きずって
眠たげな瞼を
無理やり
こじ開ける
目眩する程の晴天に
少し残念な気持ちに
なって
遮光カーテンの
レールに手を掛ける
この薄暗い場 所が
とても
とても
安らぐから
今日は
このまま居よう
部屋の鍵は閉めて
そして
うずくまって
闇の中
生をじっくりと
体感していよう
光は他人に任せて
朱い線路
終電のホーム
疲れ果てた
背広姿が揺らいでいる
背中をポンと
押すだけで
その人の全ては
癒やされるだろうか
少し離れた
電光掲示板から
そんな想像している
僕は
やっぱり彼女が
云う様に
思考回路が
狂ってるの
でしょうか?
違うだろう
誰だって
頭の中で
独りぐらいは
滅茶苦茶にしてる筈
猟奇的な殺人を
犯しては
脳の中のモヤモヤを
祓い切ってる
貴方も貴女もアナタも…
ヒドく頭が痛いから
早く薬を買いに行こう
隣街まで
誰にも
知られたく無いから
こんな僕は
見られたくは無いから
青いベンチシートに
もたげて
ぐるぐる回る
目の奥に残る
残酷な残像を
早く消して…
疲れ果てた
背広姿が揺らいでいる
背中をポンと
押すだけで
その人の全ては
癒やされるだろうか
少し離れた
電光掲示板から
そんな想像している
僕は
やっぱり彼女が
云う様に
思考回路が
狂ってるの
でしょうか?
違うだろう
誰だって
頭の中で
独りぐらいは
滅茶苦茶にしてる筈
猟奇的な殺人を
犯しては
脳の中のモヤモヤを
祓い切ってる
貴方も貴女もアナタも…
ヒドく頭が痛いから
早く薬を買いに行こう
隣街まで
誰にも
知られたく無いから
こんな僕は
見られたくは無いから
青いベンチシートに
もたげて
ぐるぐる回る
目の奥に残る
残酷な残像を
早く消して…