あのビルから | 声迷線の彷彿線 どこ行き?

あのビルから



今日は朝から
濁り空
アスファルトの
湿った匂いと
夏の匂いが
鼻をくすぐる

そんな天気は
幾分丁度良い
何故なら
大嫌いな
あの人が
ニガテな空気だから

晴れ晴れした
笑顔を
見なくてすむ日は
束縛感も
薄れて
身体が軽い

だからあのビルの
屋上からの景色も
綺麗に見える
何時もは粉々に
したいほどなのに

手摺りから身を
乗り出して
穴が開く程
見つめて居よう

こんな日は長く
続かないから

明日になれば
きっと
僕はこの景色に
ちょっと
色を付け足して
しまいそうだから