声迷線の彷彿線 どこ行き? -16ページ目

八月の海を目指して



月の明かりが
眩し過ぎて
此処からは
星が良く
見えないよ

路面を滑る
タイヤの音が
騒がしくて
キミの寝息に
辿り着けないよ

静かな海を目指して
旅を続けているけど
八月の道のりには
焼け付く砂が
あるばかりで

銀色の太陽が
街並みを
睨んで目が眩む

今日もまた
どこかで
さよならを云うよ

Rest In Piece


澱みのなか
堕ちて行く
瞼は静かに
塞がれて

生きて居る事に
疲れたんだね
良いよ
ゆっくりと
お休みなさい

瞳に焼き付いた
刃型の痕と
心の軋みが
癒えるまで

傷ついた
重い思い出だけが
キミを
苦しめるのを

誰にも
気づいて貰えずに
独り抱えてたんだね

僕には
解ったから
腕を貸してあげよう

テーブルに
散らかった
様々な薬も
もう必要ないね

今はただ
安らかな笑みを
君に送るよ

惜しむ夜

宵に連れ
嘆きばかりの毎夜が
今夜も虚ろに移ろって
云いも寄らぬ気持ちにさせる

眠れぬ豪雨が
路面を撃ちつけ
次々と現実を
壊していく

耳を塞ぎ
瞼を閉じても

あの一瞬が
忘れられず

まだ見ぬ
灯りに
何を宿す

生に執着も
出来ないのに