デッドライン
そんな暗い顔して
どうしたの?
楽しそうに笑顔で
問い掛けて来る
貴方達が
無性に僕の苛立ちを
助長させる
善意面して
ズカズカと
人の領域に
踏み込んで
なんぞ手助けでも
したつもりか?
甚だしい程の
勘違いだ
余計に胸焼けがする
押し売りの
「善意」だの
「好意」だのと
云った類の物を
自分の価値観だけで
押し付けて来ないでくれ
偽善者の
自己満足の犠牲者に
僕はなりたくは無い
けれど押し潰れる
ぐらいの勢いで
ヤツらは
攻め立てて来るのを
突き放す事も
怖くて出来ずに
八方美人で
おどけたふりをする
自分自身に
更に嫌気が降り注ぐ
あぁ
社会とかモラル
だとか
そんな建て前に
振り回されないで
もっと
自由に手足を
動かせたら
なんて
眼前の景色は
色鮮やかに
変わる事だろう
今の僕には
全てが白黒に
見えて
生きている意義すら
こんがらがって
来ているよ
明日は路地裏にでも
出向いて行って
買い物でもしようか?
アレがあれば
夢の中に
居れ続けられるから
徐々に徐々に
壊れて行く僕を
見ても
貴方達は
今日みたいに
笑ってくれるの
でしょうか?
今度はきっと
悲しい振りを
して来るのでしょうね
ちょっとだけ
お願いがあります
良い加減
まとわりつかないでくれ
消えたくなるから
悲しい程の橙
朱い夕焼けが
僕と君と景色を
滲ませて
楽しかった日々に
終わりを告げる
別れの言葉を
二人手探りで
見つけられず
只 星が降り注ぐ
瞬間をひたすら
待ち続ける
満天の空の下
ぎゅっと
握っていた
手を離し
別々に
歩いて行かなきゃ
明日の朝になれば
君は「キミ」で
無くなるから
さよなら
さようなら
もうすれ違う事も
出来ないんだね
悲しいけれど
それが僕らが
選んだ結末だから
上を向いて
歩いて行くよ
君が誇れる様に
そして何時しか
淡い想いに
瞼を閉じて
安らぎに身を
置ける様に
枯樹
小雨模様の中
枯れた樹に
頭をもたげて
蝉の声が
身体を
突き抜ける
昨日の厄介事を
片付けられず
厄介者の隅に
追いやられながら
しなびていく心は
いつだって
傷口を広げる
ばかりで
赤い脈動を
繰り返すばかりで
泣き叫ぶ声も
今は枯れ果て
立ち尽くす
僕には
誰も見向きはしない