【パラリンピックのレガシーとして、手話言語の推進と、情報バリアの無い合理的配慮の行き届いた東京の実現を❗️】
昨日は、「オリンピック手話問題の総括と、今後、国民的行事に手話通訳による情報保障を求める記者会見」に、手話推進議員連盟・NPO法人インフォメーションギャップバスターの皆様と共に、私も議連のメンバーとして参加させて頂きました。

東京2020大会は【多様性と調和】をテーマとした大会でありながら、五輪開会式に手話通訳が付いていなかった課題を重く受け止めねばなりません。

議連の永野会長、NPO伊藤会長を中心に、
オリンピック開会式直後からNHKを始め、関係各所への要望活動により、オリンピック閉会式放送にEテレでろう通訳付き放送が実現しました。

オリンピック閉会式、パラリンピック開会・閉会式と、Eテレで視聴しましたが、
ろう通訳の手話の表現の豊かさに初めて触れる機会は、手話言語の魅力を伝える事に大きく寄与したと実感します。
とても豊かな表現力に、「私も手話を学びたい!」
「手話通訳がとても良い!」と私の元にも多くのお声を頂きました。


一方で、なぜNHK総合放送で手話通訳が付かなかったのか、
パラリンピック開会式の視聴率が、NHKで49%、
Eテレで4%との事で、
素晴らしいろう通訳の豊かな表現力を、多くの方に見て知って頂きたかったとの思いがあり、

Eテレと分けるのでは無く、誰もが共に多様な言語で楽しむ事が出来るよう、せめてパラリンピックの開会・閉会式は、NHK総合放送に手話通訳を付けるべきだと感じました。

そもそも、東京2020大会開催時にも、多様性と調和をテーマとした大会を世界に示すために、
「オリンピックとパラリンピックを分けずに、同時開催出来ないか、大会機運を高める為に、パラリンピックを最初に開催出来ないか」等の提案も行いましたが、国際団体が異なる と云う理由で叶いませんでした。

閉会式直後から実施されたWEBアンケート集計結果や資料も発表されました。




東京2020大会のテーマである【多様性と協調】

We  the 15

世界人口の15%は何らかの障害がある。

世界12億の障がい者

一人ひとりが、共生社会の実現のために

いかなる差別を無くし、社会を変えていく
 
違いは強みであり、弱さではない。全ての人に機会が開かれる社会への希望の光

夢を追い続け 信じ続けて今日がある。

特別扱いするのではなく、いかなる壁を無くす

コロナ禍で情報バリアが深まっている中で、全ての方に合理的配慮の行き届いた社会の実現を願い、

パラリンピック開催都市として、いかなる障害があっても無くても、差別や社会参加への障壁に困る事が無い、多様なコミュニケーション・言語の一つとして
手話言語の推進と、合理的配慮の行き届いた
真の共生社会の実現に、取り組んで参りたいです!


昨日の記者会見より】

永野代表〉オリンピックに手話通訳が無かった
国民的行事に対しては、情報保証として

オリンピックの開会式が終わってすぐに、
手話通訳をつけて欲しいとの要望書をあげた。

連休明けの7月26日に東京都へ直接
東京都の障害者差別解消条例においては、国の法に上乗せして、
事業者にも合理的配慮が義務付けられている。

OBSの映像を使っていると見られる諸外国では、
カナダ、台湾、韓国では、手話通訳をつけて放映されていた。

放送で解説されている内容が手話通訳で伝えられていない事は、
NHKとも3度のやりとりを行いながら、

なぜ、総合テレビに付けられないのか?
→「総合テレビにつけると、見たくない人もいる」(とのNHKの回答に???)

Eテレ 聾者の方の手話 とても分かりやすかった。
挨拶のところだけ、会場の通訳が映し出された。
しかし、総合テレビに手話がついていなかった事は残念。

Webアンケートの開催
→どうして、初めから検討されて着かなかったのか。

それをしっかりと総括しなければ、また同じことが起きる。国会の各党にも、声を伝えてきた。

1週間で2762名のアンケート
聴者とろう者 やく半数づつ
→74%の方が高評価

2305名の方が、Eテレの聾者による手話通訳なので、雰囲気が伝わってとても良かった。

オリンピック・パラリンピックの放送はどうあるべきか

Eテレ、ネット放送、字幕をつける。

自由回答→手話通訳が必要

ろう者、難聴者、聴者についても、非常に高い満足度
聴者からも、雰囲気が良く伝わった
と云う声。

総合テレビで見た方→挨拶だけではなく、手話通訳をつけて放送して欲しい。

「手話通訳を見たくない人がいる」と云うのは本当か?
手話通訳について否定的な回答はほとんどなかった。


【手話は言語と位置付けられている】

手話は、合理的配慮の中で、当然付けられるべきものである。




伊藤理事長〉
耳が聞こえない当事者として、五輪開会式に手話通訳がついていなかった。

五輪開会式で、字幕を見ていたが、タイムラグがあり、パフォーマンスが終わってしまっていたので、
リアルタイムで楽しむことが難しかった。

雰囲気を味わったり、共感したりする事が大事

場の共有。

視覚による情報を中心に生きてきたので、場の共有ができなかった。

多くの方の声を反映して、Eテレにろう通訳がつく

国民的イベントにろう通訳がつくのは初めて

様々な反応を知ることとなった。


日本には、日本語と同じ様に、手話という言語がある。

オリンピックかいかいしき、閉会式

普段生活で使っている言語であり、初めて一体感を感じることができた。

音声、字幕、手話
総合テレビでは、音声と字幕
Eテレでは、音声・字幕・手話

多様性と調和

同じ場、同じチャンネルの中で、視聴者が

分け隔てるのではなく、同じ場で、多様な情報手段を選べる

今後は、手話通訳者も含めて、多様な情報手段をどのように実現して行くのか。

放送事業者と、

多様な情報伝達手段

合理的配慮


寛容と選択による共生社会

ろう者による手話通訳

様々なじょうほうでんたつしゅだ


オリンピック・パラリンピックが生み出したレガシー

国民的イベント、災害時の緊急放送、今後行われる北京五輪についても当たり前になることを。


インフォメーションギャップバスターズの石川さん〉

こどもに関する施設で仕事をしている。
オリンピック・パラリンピックのついて手話通訳がついた事はとても素晴らしい。

今後4年 手話通訳がついてきて、
五輪だけではなく、国民的イベントについても、手話通訳がつく様に。

聴こえない兄弟を持つSODAの会
藤木和子さん
インフォメーションギャップバスターズでも、聴こえない仲間と共に行動してきた。

若い世代とも一緒に行動してきた。

家族、聴こえない弟と育った家族として

家族で一緒に楽しめる番組

幼い頃は字幕がなく、家族でテレビを見ることができなかった。

家族で一緒に見る事ができて嬉しかった。

手話の人はEテレに行ってくれと言われた様な気がした。

「字幕じゃダメなんですか?」

教育背景から、読み書きが苦手と言われる事が多い。
間違いではないが、

合理的配慮が必要ということが明記されているが、

字幕の代替として手話を考えられたら困る。


障害者権利条約、権利法

手話は5対等な言語である。

47% 4%(400万人)


記者〉今回のアンケートを元に、結果をどの様に生かしていくのか

永野さん〉インフォメーションギャップバスターズのHPでも
更なる要望につなげていく。

NHK 民放連 組織委員会に於いても、今回の課題をしっかりと総括して頂きたい。

記者〉国民的行事に、

永野さん〉災害対応、各都道府県のコロナ会見にも、手話通訳がついていない自治体もあった。

五輪、平和記念式典、終戦記念日

会場に手話が用意されていても、放映に手話が無かった。

手話通訳が当然のこととなって欲しい。

伊藤さん〉国民的行事 国民の多くの人が関心を寄せている大事な行事。

現場には手話通訳が置かれていても、テレビには放映されていなかった。

緊急事、災害情報についても、手話通訳をつけて頂きたい。