こんにちは。
店長のごうちです。
おかげさまで
今月16周年を迎えたクルミドコーヒーですが
ここまでの16年間を”味わい直す”をテーマに
メニューや営業時間など、
さまざまな面で「復刻!」をしてご提供をしてきました。
現在復刻メニューとしてご用意しているのは
クルミドケーキクリームりんご
2013年頃までご提供していた秋のケーキクリームです。
少し食感が残るように焼き加減を微調整した
つやつやの焼きりんごを
半玉ドーンとケーキの上に載せて
上にはレモン汁を加えたさっぱりとした味わいのシャンティをつやっと。
見た目にも楽しい人気のケーキを復刻させよう!
とちょっとずつ準備を進めてきました。
(復刻させたい!と言ってくれた間渕ちゃん、
試作を重ねて重ねて頑張ってくれていました◎)
今回復刻するにあたって苦労したのは
実はりんごの仕入れでした。
クルミドケーキクリームりんごで
使用しているりんごは
すべて紅玉です。
紅玉は多くのケーキ屋さん、
パティスリーで人気の品種のひとつ。
私も小さい頃
「アップルパイを作るなら紅玉じゃないとね」
なんて耳にしたこともしばしばありました。
美味しい品種が増えている昨今ですが
加熱しても残るしっかりとした硬さと
爽やかな酸味は紅玉ならではの味わいにも感じます。
そんな魅力のある紅玉を仕入れるのは
実は年々、大変さが増しています。
例年高騰する紅玉の価格もさることながら
実はそもそも、「今日は市場に納品がなくてね・・」
とお話をもらうことも増え、
仕入れ自体の難しさを感じることも増えていました。
多くの紅玉は
すでにケーキ屋さんが独自のルートで確保していたり
大手の仕入れ先が独占していることも多いということもあり
小さなカフェでの安定した価格や量での仕入れには
少しハードルが高かったのでした。
そんな中、今回クルミドコーヒーへの紅玉の卸しに一肌脱いでくれたのが
青森のローカルスーパー「スーパーカケモ」の欠畑悠さんでした。
実は悠さんは2年前まで
国分寺に住んでいらっしゃり
私や店主かげやまとも
国分寺赤米プロジェクトの活動を通して
一緒に汗をかいてくれていた
いわば”まちの仲間”と呼べる存在でした。
↑2022年の赤米の収穫祭「赤米祭」の時の集合写真。
中央にうつるリーダー坂本の上にいるのが欠畑悠さんです🌾
先にご紹介したローカルスーパー「スーパーカケモ」は
悠さんのご実家の家業で
いま、悠ちゃんはその家業を引き継ぐために
2年前にUターンを決意し、日々奮闘されています。
今回、りんごの仕入れ先を確保せねば、
と各々が調べている中で
日本のりんごの生産の6割が青森だと知った店主かげやまが
はっと悠さんのことを思い出し連絡をとったところ
今回の卸しに関して快く引き受けてくださいました。
結果的に
「ご縁の繋がりによってお店のメニューの提供を実現できる」ということを
実感できた出来事となり
私たちスタッフにとっても
提供するたび嬉しくなるメニューとなりました。
🍎
悠ちゃんが今回用意をしてくれた紅玉たちは
それぞれ、思い入れのあるひとつひとつ大切なりんごたちです。
その紅玉ひとつ一つの紹介もまた追ってさせていただきますね。
ぜひ青森の秋の味覚、紅玉をつかった
クルミドケーキクリームりんごを
口いっぱいに頬張ってお楽しみください*
お店でお待ちしております🍎