2022年12月8日 都議会本会議一般質問に登壇しました!
自分自身が取り組んでいる「インクルーシブな社会」に向けた施策について、質疑しました
質疑内容① インクルーシブアート
質問と答弁の動画アーカイブ
"誰もが自分らしく輝きながら参加しているという実感が持てるインクルーシブな社会"を目指しております。インクルーシブを軸に質疑をさせていただきます。私は、アート活動はバリアが少ないことから、多様な人が一緒に制作を楽しむことができるインクルーシブアートを推進しています。
私の地元の渋谷では、(東京都)交通局や生活文化スポーツ局の協力や支援の下、(渋谷区東2丁目の)都営バス営業所の全長200メートルの壁に延べ250人以上の方が制作に関わった巨大な壁画「渋谷みんながつながるインクルーシブアート」が(2022年)11月に誕生しました。
様々なスペシャルニーズ・障害のある人、医療的ケア児、小さい子から大人までが参加できるようにと、バリアを取り除く配慮をする一方で、多くの人の目に触れるものなので、誰が見ても「いいな」と感じてもらえるアートとしてのクオリティーも追求した作品です。
インクルーシブアートの全容制作風景はこちら
(アート制作活動)参加者からは「公共の場所に展示され、障害のある人たちの存在が見える化された」「存在を知られたことで第二の誕生日のようだ」「いつも支援されてばかりだけど、このように地域に貢献できることは喜びだ」「もっと地域の人とつながっていきたい」という感想が聞かれました。
この壁は、以前は落書きだらけでした。治安の悪化が懸念されている場所でした。
アートを通じてまちに彩りを添え、(落書きを防止して)美化を推進し、多様な人が交じり合い、コミュニティが育つインクルーシブアート、とても意義があるものだと実感しています。
今後、インクルーシブアートの取組をもっとまちに広げていきたいと考えています。
Q東京都としても、今後もインクルーシブアートのような芸術文化を通じた社会包摂の取組を積極的に支援してほしいと思いますが、見解をお伺いします。
生活文化スポーツ局長(横山英樹さん)答弁
芸術文化を通じた社会包摂の取組についてでございますが、多様な価値観や個性を認め合える社会を実現していくことは重要であり、都では、芸術文化による社会支援助成を通じ、様々な環境の人々とアートをつなぐ取組や、芸術文化で社会課題に取り組む活動を支援しております。
都立文化施設では、字幕機器などを活用し、演劇や音楽公演の鑑賞サポートを広げ、誰もが芸術文化に親しめる環境整備を進めております。
また、今年度、芸術文化団体等が実施するイベントの際に、手話通訳や託児サービスなどのための費用を一定の範囲で上乗せする助成を開始いたしました。
この夏開催した、だれもが文化でつながる国際会議の成果も踏まえ、こうした取組を通じ、共生社会の実現に向け、施策を進めてまいります。
次の舞台は渋谷区の水道道路!
次の展開は、渋谷区の笹塚・幡ヶ谷・初台をつなぐ「水道道路」に計画を進めています。この件について小池百合子都知事からの答弁をいただいたので、次に投稿していきます。
インクルーシブアートの経緯
インクルーシブアートについて興味がある方がいらしたら、こちらが過去の経緯です。