欧州車かく語りき。 -76ページ目

秋の夜長の整備ネタ

昨日土曜日はめでたく出勤。その後ヤボ用で帰宅は深夜。
 
せっかくの日曜だったが、日頃の疲れか昼まで気を失ってしまった。
その後、オートバイでも洗車して・・・と思ったが、やりたい作業があった事を思い出した。
 
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いわゆるトップブリッジ。これはジュラルミン削り出しの製品。
 
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これは純正品のトップブリッジ。こちらも同じアルミ製だが溶けたアルミを型に流し込んで作られる鋳物製品。大量生産に向くその製法は、正確な寸法が必要な箇所のみ、鋳造後に切削加工が施される。
 
表面は見た目からの切削だろうが、フォークをクランプする穴はまさにその理由。
 
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この画像は他所からの拝借だが、上画像の本来の姿。
三重県にあるヤマハ系に強いオーバーレーシング製の製品で、私はこれを友人からタダで貰ったが、私にくれたその理由はであった。
 
なんと”金色”だったのだ。画像が無いのが残念だが、是非見て欲しい成金ぶりだった。
この拝借した画像のモノはシルバーなので、これならそのままでもアリかと思うが、だとしたら貰えなかったのは間違いない。
それにしても”ゴールド”は私のセンスでは有り得ない・・・。
 
というわけで、金色から黒色にすべく再アルマイトに出した。
 
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今回、中央部分にあった”OVER RACING”の文字も消した。
私はこのメーカーの宣伝をする理由が無い上、これ見よがしに感じてしまう。
このメーカーから宣伝目的で無料だったなら考えたかもしれないが、そうでもない。
 
乗車中常に目に入る部品であり目障りなので、どうせ表面処理をするついでという事で切削してしまった。0.5ミリ程度薄くなったが強度に問題はないだろう。
 
このメーカーのHPを覗いてみたが、この車種のラインナップは全て無くなっており、文字通り絶版品。となればこの製品の金額を知る由もないが、¥20,000~¥30,000程度はしたのではなかろうか。
 
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ジュラルミン無垢材からの総削り出しの製品は、見た目カッコよろしい。しかし、しかしです。
 
ここから先はお得意の拘りの境地です。
 
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なんでしょう、この削り残しは。外注に出しているのか自社で製作しているのかは不明ですが。
 
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大きくR形状で削られている場所に、いわゆる”目立つキズ”が。
これはどうしてなったか分かりません。
 
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製品裏側には大きな肉抜きが施されていますが、段差がありました。
1枚の板を片側から切削する場合、肉を抜いた方へ”ソリ”が発生する事があります。それを吸収出来なかったのかも。
 
本来これらを無くすには、製品の厚み方向の加工をより厚い素材から両面切削をすれば、起こり難いと思われますが。
 
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裏側にも削り残しがあります。嗜好品とはいえ、加工業者の手抜きというか認識の甘さが気になります。(もちろん遠くからは見えませんが)
 
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フォークをクランプするボルトが貫通する場所。ボルトのネジ部が顔を出す部分のバリ取りがなされていますが、もう少しキレイに出来ないものか・・・。
 
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おまけにこの付属品のボルトの安っぽさ。無論替えましたが。
 
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これを¥30,000-で造れと言われれば、造る業者は少ないかもしれない。それほど手間は掛かっているのは事実。
まして販売メーカーが在庫を持つとなると、製作数は増えるものの、実売価の半額以下で造らなければならない。
この商品を¥15,000-程度で造るとなった場合、最低でも30セット以上の受注は欲しい所か・・・。
 
となれば、多少の手抜きは致し方ないと思いつつ、上方から見て明らかに削り残しがあるのはどうか?は率直な思いだ。
余計な名前など彫り込む前に、もう少し仕上げに注力すべきでは。
 
「機能自体全く問題無いだろう・・・」レベルの低い加工業者は口を揃えて同じ事を言う。私も確かにそう思うし、おまけにタダで貰ったモノなので尚更文句を言うつもりはない。
 
こういった遊び業界は”使えれば良い”という風潮が未だ存在しているという事だというのが良く分かった。
 
続いて装着します。
 
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トップブリッジの換装は、見た目以上に大変な作業。
何が面倒とは、キーシリンダの脱着であり、盗難防止の為のネジの形状をしていないネジを緩めねばならない。
画像のボルトのネジ頭は完全ノッペラボーであり、当然工具は使用不可。となればドリルで揉んでぶっ壊すしかない。
 
ネジ頭をドリルで穴を開けて、そこへ逆タップでネジを取り外す。
 
が・・・・。
 
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無事折れてしましました。しかしこの状態でもキーシリンダーは取り外す事が可能なので問題無し。このトップブリッジも使用予定がないのでヨシとします。しかしネジロック材大盛。
 
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外したキーシリンダを新しいトップブリッジに取り付ける。
ちなみにキーシリンダを外すのに、サイドカウルを取り外した。
まだ簡単だという事だが、カウルを留めるボルト類が11個もあるので、これも非常に面倒な作業。
 
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とりあえず取付完了。と思われたが、ステムナットに載ったカラーはトップブリッジの下側だったので、また外して下側へ再セット。
 
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ようやく形になりました。ハンドルロックもOK。
他人の手を借りながらここまで3時間少々。
黒いとイメージが締まる。手間は掛かったが、タダだからアリ。
 
今時カウルとミラーを支えるステーがある車両は無いだろう。古き良き時代を感じる画。
 
というわけで、本日は疲れたのでこれで撤収。効能は正直わかりませんでした。ビジュアルということで・・・。
 
アルミ部品のサビで悩ましい方、色を替えてみたい方、お安く施工しますよ。
 
 
 
 
 
 

秋を感じるべく清津峡へ

お盆のツーリングに続き、秋の催しと言う事で新潟県は清津峡へ。
週初めの予報は結果週末まで変わる事なく、金曜夜はそれなりの降りであり、ある意味諦めさせるのに十分だった。
 
4輪?なんて考えも過ったが、一度失敗をしているので却下。
日本に住んでいれば雨のツーリングもやむを得ず・・・と思わせるのもGSだからこそ。
 
自称晴れ男の私ですが、久しぶりに滑り出しから雨のツーリングになってしまった。
 
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本当は違う車両で出掛けるつもりだったが、ハナから雨という事であればの必然。年を重ねると楽をしたくなるし、雨でなお快適さを求める。贅沢な事です。
 
 
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集合場所である関越道上里SAにて懐かしい車が。
「は~い、マイコー!今日の調子はどうだい?」で有名なナイト2000が・・・。停車中は点灯してませんでしたが、走行すると中央部の赤い部分が流れていた。が、中には思い切り東洋人が乗車しており自動操縦ではなかったのが惜しい。
 
今回の旅は8名の予定だったが、1名が風邪で残念ながら欠席。
さらに1名はヘルメットを階段で落として破損。修理してからの出発となり、上里SAを6名で出発。
 
SAでの滞在中には勢いのあった雨だったが、出発時には小雨になり、高速道路上の流れにのった頃には上がってしまった。
上里SAを後にした一行は一路”月夜野IC”を目指して北上。
 
その後も雨天が予想された為に、昼飯を食べて温泉入って宿に直行するという事で、月夜野ICから”法師温泉 長寿館”へ。
月夜野ICを降りた時に既に正午であったことから、私独自の判断で、通達はしていなかったが、先に国道17号沿いの食堂へ入った。
 
私の直後にいた4台は問題無く入ったが、少し間の空いた後方の2台が店に入ったのを見逃し、猿ヶ京温泉方面へ消えて行った。
 
タクボーが追いかけるも、法師温泉入口を知らない彼は、消え去った2台の発見には至らず。メールをしてその旨伝えると、帰ってきた返信は「法師温泉現着」。という事で我々が昼飯を食べてから、法師温泉に向かうという事にし、温泉と食事と各々で愉しむことに・・・。
 
そそくさと昼食を終わらせ、法師温泉に向かうも日帰り入浴はPM13:30で終了してしまっていた。ここで三国峠新潟側にある貝掛温泉へ勝手に急遽予定変更。
 
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初めて訪れた”貝掛温泉”小奇麗で泉質も中々もお宿でした。
入浴のみ¥1200は少々高額に思うが、日帰り終了14:00のトコを14:20にも関わらず入浴させてくれたのでヨシとします。
 
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貝掛温泉の露天風呂。加温無しの露天はかなりぬるい。
しかしおかげで長湯ができ、結果的に1時間半程度は浸かっていたようだ。
 
長湯を終え、玄関を出ると逸れた2名が到着していた。
そしてヘルメット破損男が、そろそろ追い付きそうという事で待つ事に。
 
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そしてまるで○発作業員の様相のヘルメット破損男”エンマコ”がほどなく到着。
相当飛ばした彼は、練馬ICから上里まで30分だったそうだ。
初めてそれなの距離を乗ったBMWにえらく感動していたのが印象的。言わずもがな。
 
この後、このエンマコを先頭したのに問題があった。
あまりの猛烈なペースに全員付いていけず・・・。一番後方から見ていたが、5分も経たないうちに視界から完全に消えた。
免許を取得して1年半とは思えない走りになっていたのは、BMWの仕業か。その後全員からブーイングだったのは言うまでもない。
 
まさに「タイヤを換えて良かったろ?」というのが私の感想。
 
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宿到着前にやっぱしコンビニ。ここにエンマコがいないのは、先述の理由。飛ばすにも程がある。おまけに街中にもかかわらず。
それと、一部コンビニ好きがいる事も忘れているのも問題だ。その後宿でも皆の愚痴を淡々と聞く事となったのは言うまでも無い。
 
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程なく今夜のお宿到着。清津峡温泉の”清津館”もちろん秘湯を守る会の宿で、若女将が美人さん。そして夕飯までゆったりとした時間を過ごす。
 
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今夜の夕飯のメインは新潟南魚沼”近く”産の新米。これは旨かった。ただ正直他はどれもパッとしなかったのが残念だった。とりわけ”鯉こく”と鯉のカルパッチョは有り得なかった。鯉はどうしてもダメ。近所のドブ川の鯉の顔が・・・。
 
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貸切風呂に入るの図。寂しがりなこの人達は4~5人で最適な風呂に7人で入ります。肌や股間等々がアチコチが触れているのは気付かなかったということで。無色透明のお湯は快適な湯温で、とても温まった。
 
この後就寝しましたが、夜中にトイレにたった私は面倒な事をしてしまった。なんと温泉宿には珍しいオートロックの扉を誤って閉めてしまい、朝4時に部屋から閉め出されてしまった・・・。朝から何やってんだか。
 
1階だったので部屋の外の窓から、タクボーを叩き起こして事無きを得た。なんだか寝た気がしなかったのは気のせいか。
 
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空けて日曜日。
夕飯はイマイチだったが比較的良かったのがこの朝食。
とくに”温泉粥”のほんのりとした体に優しそうな塩味が良かった。やはり米の土地です。
高原牛乳もほんのり甘くて、なお濃厚で旨かった。
 
新潟県南部という事もあり、チェックアウトギリギリの午前10時までゆっくりし、津南、秋山郷経由で志賀高原を目指すことに。
 
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秋山郷の紅葉は真っ盛り。
よって山奥に関わらず車はとても多い。この時期の峠道は各所で撮影している人間が多く、非常識な輩になるとカーブ途中で路上駐車・・・なんてことが往々にしてあるので特に注意が必要。
 
 
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切明温泉前にて。ここから先の紅葉はとくに素晴しく、時期的にはちょうど良かったようだ。せっかく紅葉を見に行ったにも関わらず、道路事情がとてもよろしく、画像無し。途中紅葉のせいで辺りが明るくなっている場所もあったほどだったのに。
 
その後志賀高原に到着するも、紅葉は既に終了。もうすでに冬の様相。
白銀に閉ざされた世界になるのもあと僅か・・・。
 
志賀高原より志賀草津道路で万座で入浴・・・と思いきや、またもや2名が逃走。結果草津まで来て大好きなコンビニで小休止。
 
 
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この乗組員のF650GSは当該人妹からの借り物だという、コンビニ好き野郎。いつもの愛車はスクーターであるT-MAX。
 
1日に最低1本のアメリカンドッグを食べないと気が済まないというこの男。今回付いたあだ名は”アメリカンドッカー”。
ちなみに、彼に触発された何人かが皆アメリカンドッグを購入した為、このアメリカンドッカー当人が購入出来なくなってしまった。
 
セブンイレブンの店員に3本揚げさせていた。相当好きな様だ。
 
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草津から榛名湖経由、渋川伊香保ICから関越道でバックする。
榛名富士も良い色は終わってしまった様子。
 
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結局、雨が降ったのは初日の午前中の早い時間のみ。2日目の日曜日は晴れて、終始20℃前後のツーリングには最高のコンディションでした。
 
関越道から高坂SAまで一気に走って小休止後、入間市で夕食を食べてから解散。午後九時からそれぞれの帰路へ。
 
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最後は”エンマコ”と。往復500キロ少々を走って、だいぶ慣れた様だ。転ぶ気がしないBMWに感動していたようだが、それが一番危険だという事にはまだ気付いていない。
 
これから誘導していかなくてはなるまい。事故は絶対にダメである。
 
そんなこんなで秋のツーリングの幕が下りました。お疲れ様でした。
 
P。S 業務連絡:年末の忘年会ツーリングは12月10日~11日になりますので調整の程宜しくお願い致します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

またひとりBMWユーザーが・・・。

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また私の影響でBMWユーザーが増えた。
 
と、これを観た仲間内には確実に思われているだろう。
間違い無く・・・。
私は基本的に薦めません。無論「買え!」なんて間違っても言いません。
でも、「どうか?」と問われれば「良いと思うよ」とは答えますが。
 
今回ネットオークションを観察する事2カ月余り、ようやく見つけたのは一昔前にボクサーカップを席巻したR1100S
他のRシリーズが軒並み1150へとシフトする中で、唯一1100ccのまま、熟成を重ね生産され続けた息の長いモデル。
 
相場より高額で購入したこの車両は、正直程度はあまり良くなかった。
走行距離こそ14000キロと11年落ちの割には少ないこと、外装類は他の部位に比べ艶が残る状態であること。良かった点はこの程度。
 
最初に目にした時は、雨天走行後そのままの状態だった。
ネットオークションで何度となく車両販売の経験はあるが、綺麗に洗って画像を載せるし、現車確認に来ようものなら、通常洗車より気合いも入ろうものだろう。
 
しかし前オーナーはどうも”乗りっぱなし”な方の様で、汚れは洗えば落ちるのでヨシとしても、直射日光による外装以外の樹脂類は白く焼け、配線を纏める被覆類は触ると崩れ落ちる程の疲労感。
 
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一通り綺麗にし、組み上げ後。
ホイールの汚れを落とすのに2時間~、配線の再養生、タンク取付ネジ山再製作、ETC配線のひき直し、エンジン、ミッション、ファイナルデフオイル交換、タイヤ交換に車検取得等々。最終的にこの二日間は他人の力も含めこの作業類に使った。
 
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あれだけ内部がグッタリだったのに、なぜか外装は艶を保っていた。
しかし大きなキズが2~3か所はあったので、タッチアップ。
 
バッテリーが弱っていた為か、一旦点灯したABS警告灯が、バッテリー交換後も点滅したまま。これはディーラーでエラー削除して貰わないとダメかも。1150特有のサーボシステムが無い分、最悪の事態にはならないのが救いです。
 
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しかし良い事もあります。
 
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フロントリア共にオーリンズのショックアブソーバが装着されている。
 
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ステンチューンのマフラーに換装されているが、2000年式という事もあり、そのまま車検はOK。そしてササキスポーツ製と思しきハンドル調整用のアダプラーが付いている。
 
この部品を取り付ける事により、R1150RSのハンドルをもっと手前に持ってきたようなポジションになっている。
しかし、それにより上体が起きてしまう事、DOKEN製のスクリーンが付いている事で胸より上に走行風が直撃するのが問題か。
スクリーンの縁がしゃくれている純正は短いながら、よく仕事をしている証拠である。BMWの純正品を見てくれだけで変更するのは大きなリスクを伴う事を忘れてはならない。国産とは違うという事だ。
 
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元々装着されていたタイヤはミシュラン製”マカダム”。05年生産のモノだったので、溝はあったが容赦無く交換。
偏摩耗が進んでおり、ハンドリングが二段階になっていた。
 
オーナー本人曰く、「溝のあるタイヤをなぜ換える?」と言って交換を拒んだが、転んでからではタイヤ代だけでは済まない旨を淡々と説明してようやく納得させた。
痛い思いをした事ない人間に限って、タイヤをケチる。
 
結果、交換後に乗って感動していたのも本人だ。とりあえず良かった。
 
これから彼のBMWライフはスタートする・・・。今週末のツーリングでお披露目予定です。なんだか私も楽しみだったりします・・・。