欧州車かく語りき。 -32ページ目

欧州紀行備忘録 霧の都ヴェネツィア?

不定期更新の欧州備忘録はまだまだ中盤に差し掛かったという所でしょうか。
 
二度目の往訪となるフィレンツェでは始終快晴に恵まれ、汗ばむ陽気はローマと同じでした。そのフィレンツェを出発したのはまだ薄暗い早朝6時。
早朝過ぎる故に朝食を摂れずに出発なので、なにやら悔し過ぎます。
いくらパンを焼く匂いに飽きたとはいえ、あるのと無いのでは大きく違うわけで・・・。
 
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フィレンツェの次はイタリア最後の土地であるヴェネツィア。
交通量の少ない早朝のフィレンツェをスムースに離れ、淡々と高速道路で距離にして約200km、時間にすると3時間少々です。
 
この画像はヴェネツィア迄あと30分程度の所ですが、辛うじてまだ晴れています。しかしよく見ると霧が掛かっているのが分かります。
この時点でまだAM8時過ぎですし、単なる朝霧と思っていましたが、それは間違っていました。
 
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ローマで拝借した日産製のレンタカーはここでお別れ。ヴェネツィアは車走れませんし。
フィンランド同様、ヴェネツィアでも乗り捨てでしたが、さほど高額では無いのでおススメかも知れません。レンタカー最悪宿にもなりますし・・・。
 
 
ヴェネツィアは離れ小島で、イタリア本土(というと程大袈裟ではない)から15分程度電車に揺られる必要があります。
最初は知らずにヴェネツィアまで車で行ってしまいましたが、返却場所が本土である事を知り、再び逆戻りしての返却。わかり辛い土地という事もあり、中々難儀でした。
 
 
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ヴェネツィア駅には電車界のフェラーリ?これが”イタロ”。
フェラーリってこんなどんよりな赤ではありませんが・・・。どことなくモスラ(幼虫状態のモノ)に似てるような。
 
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初ヴェネツィア到着!
しかし高速道路から発生していた霧はここでも発生していました。
この時点でAM10時は軽く回っているので、残念ながら朝霧では無かった様です。
 
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ヴェネツィアでの宿、”HOTEL BELLINI”この旅では初めてとなる四ツ星ホテルです。€130/Nightてな感じでさほど高額でもありません。円高還元ですが・・・。(当時€1=¥100)
 
3泊お世話になるこのホテルは見た目から小さな印象ですが、入り口だけが小さく、表面に見えている建屋は奥へ行くほど左右に広がり、その奥行きは150m以上はあろうか、半端ではありませんでした。部屋数も数えておりませんが相当数あると思われます。
 
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四つ星だからでしょうか、嫌味な程立派なシャンデリアはヴェネツィアングラス製。
チェックイン時間には少し早いですが、荷物のみ預かって頂き街へ繰り出す事にします。
 
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血管の如く細かく入り組んだ裏路地がとても良い感じです。
水が思いのほか汚れていたのが予想外でした。透明度は10cm程度でしょうか、魚はおろか海底は全く確認する事が出来ません。
 
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リアルト橋もこの通り霧に包まれてしまっております。
天気自体はそれほど悪い訳ではなく、11月にしては暖かく、時折青空も顔を出す状況。しかし画像で見ると本当に曇っています。
ここもフィレンツェのヴェッキオ橋と同じく、橋の上には店が林立しています。
 
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さてさて、昼時を少々回った所で昼食にします。
私は世間一般からすると貧乏な側ですから、画像の様なステーキを頼む事はありません。横にあるオリーブ油のビンや椅子と比較するとそれなりの大きさなのが分かるかと思います。
が、何故ここにこんな立派なステーキがあるかと言いますと・・・。
 
貧乏であり、重ねて貧乏性である私は一番安価なモノを注文しようと、
をサラにして吟味した結果このステーキは€7.5でした。
このステーキを注文して30分以上待たされましたが、ようやく到着したステーキは軽く1kgはありそうです。
 
そんなステーキが€7.5で食べられるヴェネツィアはそんなに物価が安いのか?!と感動すら覚えていながら、反面はどんなに安価な肉なのだろうというのも気になっていました。
本当はもっと肝心な事を心配すべきなのですが・・・。
 
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昼間からワインは飲むわ、立派なステーキを食べるわ、贅沢の極みです。
大きな肉をイタリア人シェフが切り分けてくれました。
この手の肉はあまり出ないのか、周りの客から「クレイジー」とか「ストレンジ」とか少し恥ずかしいですが色々なコメントを頂き、注目の的でした。
 
このステーキ、多少歯応えを感じるものの、それほどガチガチに硬いわけでもない。にも関わらず€7.5、日本円にして¥750-とは驚愕。
世界有数の観光地でこれならガイドブックにも載ってる事でしょう。
こういった事は日本の観光地もマネして欲しいと思いました。
 
当然満腹となり、日中から酔いの回った私と言えば、”ヴェネツィア最高!”となったわけですが、この先に大きな大きな落とし穴が・・・。
 
お会計時に不思議な現象が起きました。なんと会計が€82との事。
以前にイタリア訪れた際に、ガソリンスタンドで二重会計をされた私は、また騙されてると思い、「オイオイ、€7.5では??」と聞くと、定員はメニューを指して何か申しております。
 
私の頼んだステーキは確か€7.5・・・ん?€7.5/100g??
おおよそ1.1kgあれば丁度そのくらい??
 
どうやら私の注文したステーキはグラム単価が€7.5だったのです。
もう少し大きく書いてくれませんかね。これも巧みに騙すという事か・・・いやいや私の注意力散漫なのがイケないようです。
 
日本国内でも1回の食事に¥8.000-なんて使った事がないのに、非常に痛い出費。安価に上げようとして真逆の結果になってしまうという何と間抜けな事か。
 
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ヴェネツィア中心のサンマルコ広場。
晴れていれば最高のロケーションなのでしょう。この街が晴れが多いのか雨が多いのかは知りませんが、運の悪さをここイタリアでも発揮中。
 
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このサンマルコ寺院はエレベータだったので容赦なく登りました。
この眺めも良いかもしれませんが、やはり晴れてないと・・・。
 
 
 
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水上バスから見たサンマルコ寺院。幻想的と言えばそうかもしれないが、やはり蒼い空に碧い海が似合う場所でしょう。
 
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水上バスに揺られて到着したムラーノ島。ここはなんでもヴェネツィアングラス発祥の地だそうで、せっかくなので製造工程の見学に行ってみました。見てるだけだと自分にも出来そうな感じですが。
当時は技術の漏洩を恐れ、職人は島から出られないという様な時代もあった模様。
 
この街には便利な水上バスが観光客の足として活躍しています。
しかしパス選択が微妙で困ります。1時間とか12時間とか24時間の時間制の乗り放題パスがあり、3日間乗りまくるかと言えば、観光や食事等もあるので、24時間や36時間パスを買っても無駄が多い。
しかし1時間では離れ島を観光していると正直1回~2回しか乗る事が出来ない。
 
もう少し合理的にならないものか。
 
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離れ小島は別として、船に乗らずとも徒歩で十分になんとかなるのが小さな街ヴェネツィア。街中も水上バスが通るので楽といえばそうですが、結局1時間パスを2度程購入し、歩き倒す事としました。(昼飯での痛い出費もありますし)
 
陽が落ちた街はここヴェネツィアも素敵です。
 
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夜のリアルト橋。昼間には無かったレストランのオープンスペースも出て雰囲気がよろし。ここで単独で写真撮影をしていたら、酔っ払いイタリアン10人程に写真を撮ってくれと頼まれ、カメラを取っかえ引っかえ30枚程(といっても携帯カメラ)撮らされた挙句、「お前も入れ!」となり、そこからまた30枚程囲まれて撮られてしまいました。
 
綺麗系のオネーサンも居たので、後半は自分も楽しんでましたが。
(イタリア人のフェイスブックとかに載せられてそうです)
 
でも、やはり酔っ払いは世界的に嫌いです。正直面倒臭い・・・。
 
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部屋画像。特に広くもないがバスタブがあったので、非常にゆっくり出来ました。
 
結局、3日間共に霧が晴れる事は無く、水の都ならぬ”霧の都”になってしまいました。次に訪れる機会があるならば、是非晴れのヴェネツィアを味わってみたいと思います。
 
最後にもう一つヴェネツィアで事件が発生しました。事件という形容がピッタリな程、間抜け丸出しな事項です。
 
ヴェネツィア最終日の夜、最後の晩餐という事でホテル近隣のレストランにて事は起こりました。
 
イタリアで相当回数食事をしましたが、観光地という事もあり、レストラン等店の前を通り過ぎる際に店員と目が合うと必ず出て来て勧誘されます。
「ウチは旨い」とか「安い」とか「日本語メニュ!!」とか。
 
その最後の晩餐も「日本語メニュー!」とカタコトの日本語に誘われ、そのレストランに入りました。
自分で言うのも何ですが、私も相当お調子者です。しかし本場のお調子者は中々ツワモノです。
 
「ステーキ~!」や「いらっしゃい~」等の日本語に安心する傾向があると思いますが、そこの”にーちゃん”は「スズキ!」「ヒラメ~」とかそそるメニューを日本語で伝えて来ます。
 
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これがその”にーちゃん”。異常なまでの調子の良さ。他の客にもやたらに話し掛け、何やら詰らない冗談を飛ばしている様子。
 
このにーちゃんに完全にナメられている中年日本人男性な私ですが、「ヒラメ」の単語にやられてしまい、うっかり注文する事に。
 
一応価格を確認すると€8。ヨシヨシ安い。
「ヒラメのムニエル?」みたいなモノとご飯モノとして、リゾットを発注。
 
ヒラメも旨いですが、ここのリゾットは絶品でした。日本人の口に合わせたのか、これが本場の味なのかは定かではありませんが、ビールで酔っ払った今宵も楽しいのが優先です。
 
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自分とヒラメとお調子にーちゃんと。
空きっ腹に飲めないビールで良い感じ。この感じからこの後起こる事件を予想出来るはずもなく。
 
この日も一日中歩き回り、散々ん楽しんで気持ちの良い満腹感に満たされたトコで、さてさてお会計。
 
€100近い・・・アラ?もしかして・・・。
やはり最後の晩餐もやってしまいました。
 
€8/100gでした。ここまで来ると笑うしかありません。持ち合わせが無く結局カードでお支払い。数か月後に届いた明細を見て思い出に更けた事を思い出しました。
 
観光地で余計な事はするモノではありません。1週間や10日間の旅なら「まぁ良いか」で済みますが、まだまだ先は長いので現金にも限りがあります。
 
3日間の間に2回の贅沢な食事を堪能。一般人の方が一生懸命働いている年末にこんな優雅で良いのか??バチが当りそうな状況ではありますが、折角だから地獄へ落ちる覚悟で愉しむ事とします。
 
イタリアはこのヴェネツィアで終了、次なる目的地はお国自体が初のフランスはパリ。
 
前回は余り使えなかった英語が今回は比較的通じるイタリア観光でしたが、フランスの方々はプライドが高いから英語は喋ってくれないとか・・・飛行機を降りてからが気になりますが、頑張ってみようと思います。
 
 
 
 
 

欧州紀行備忘録 ピサとフィレンツェ

陽気が気分を持ち上げてくれる季節になったものです。
こんな時期はあちこち緩んでくるわけですが、仕事への熱意も緩んできます。
 
遠くに出掛けてみたくなるのもこの時期ではないでしょうか?(本当は一年中ですが)
 
そんな中こんな記事を書いていると気が滅入ってきます。
それはさておき、今回はシエナのサンジミニャアノという街を出発し、フィレンツェへ向かいますが、来訪した事のないピサへ立寄ってから向かう事に。
 
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イタリアは二度目ですが、ピサには初めて訪れました。
そこで初めて見たピサの斜塔は直立していたんです。実は横の建物が傾いていたとは・・・。恐るべき視覚効果。
 
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というのは冗談ですが、本当に斜塔というだけあってそれなりに傾いていました。
建造し始めてから2階?3階?部分に達した時に傾き出し、そこからかなりの長い期間建造が中断されていたらしく。改めて傾きを止めてから建造が再開されたとの事。(その間数十年~百年以上掛けて立てられたとか)
何故この位置で止まってられるんだか・・・。
 
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斜塔内部。
この側面に付いている装備で上までエレベータかなにかになってなっていて頂上まで運んで貰えると勝手に思い込んでいました。なぜならこの下に椅子があり、内側面に観光客が張り付いて座っているものですから・・・。
 
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そんな甘い事は当然無く、頂上まで問答無用で徒歩です。
傾いている建造物だけに、登っている途中、無理やり傾いている方向へ引っ張られます。依って皆が歩く部分が窪んでしまっているのがここの階段の特徴です。
 
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心臓が破けそうになりながらもようやく登頂完了。
通常日本では塔やビルにそうそう登る事がありませんが、この旅ではこう言った登りが多い様に思います。しかし€15も取ってエレベータ位作って欲しいと思うのは私だけか。
 
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私は高所恐怖症でして、こんな眺めは好きですが嫌いです。
こんな傾いた建物に登って、急に倒壊したらどうするんですか。
何百年の歴史か知りませんが、たまたま倒れる日に当ったら堪ったものではありません。(万年目の亀を買ってしまい次の日死んでたみたいな)
 
ピサで軽食を立ち喰いしながら数時間過ごしてからフィレンツェへ向かいます。本日のお宿は中々期待の出来る宿ですから非常に楽しみです。
 
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急いだつもりで到着したフィレンツェはすっかり陽が落ちていました。
街自体に車の乗り入れが禁止になるので、そそくさと駐車場に停めるも、とても高額な所ばかりで閉口してしまいます。さすが世界に名立たる観光地。
 
駐車場から荷物を担いで中心部にあるHOTEL MEDICI(メディチ)ヘ。
 
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星2つのホテルですが、フィレンツェのシンボルであるドゥオモが部屋からこの通り。久々のヒット宿です。
街中心部故、少々やかましいですが、この眺めなら多少は我慢可能です。
あとシャワーに扉がないのも二つ星たる所以ですか。
 
 
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まだ夜が浅い街には多くの人が歩いています。
とりあえず夕飯を摂るべく街へ繰り出します。日本食を離れて2週間以上経ってますが、それ程恋しいというわけでもありません。
と言いつつも近所にあった中華料理屋に吸い込まれる様に入り、チャーハンで満腹にしましたが。よく考えたらローマでもチャーハン食べてます。
 
 
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翌朝。ここもパンの焼く匂いで起床。
この画、実は部屋のトイレからの眺めです。トイレからの眺望も素晴しいのはフィレンツェの嫌味でしょうか。しかしパンの匂いで起きるのも少し飽きてきたかも。
 
 
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朝食を摂ったら、先ずはミケランジェロ広場まで行ってみました。そこから更に岡の上に墓地があり、誰も居ないそこの眺めはフィレンツェ独占といった趣でおススメの場所でした。(しかし雰囲気伝わらない)
 
ここまでの道は全て登りでしたが、ここからは街へ戻るのには無論下りです。とにかく旅は疲れます。
 
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特に何かしてたわけではありませんが、すっかりランチタイムになってました。朝は少し雲がありましたが昼頃にはすっかり良い天気になり、暖かくて快適です。
 
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私は”ちくわぶ”が大好きなのですが、それと何となく通ずる”ニョッキ”も大好きなわけで。(通じない?)
依って本場のニョッキが食べてみたかったわけです。
ホウレンソウと程良い滑らかさのクリームが良く絡み合い、粉っぽい感じのモチモチ食感は健在。でもイタリアだから・・・という旨さはあまり感じず。雰囲気重視でいきましょう。
 
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ここでまた何をしてたのか不明ですが、すっかり夕方になってしまいました。ランチもそうですが、カフェへの立寄りがクセになってしまい、それで時間が取られてる様です。なにせ歩き回るのでついつい休憩・・・となってしまっております。
 
やはりフィレンツェといえば、ここクーポラでしょう。ここには以前一度登った事がありますが、記念の再訪です。気付いたらまた登り作業です。何故か夕方にも関わらずかなり行列が出来ており、不思議に思っていましたが、その理由は最高部に登って判明しました。
 
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ここもピサの斜塔と同じく狭く暗い通路を淡々と登っていく事15分程でしょうか。以前に登った時はとてもツライ印象でしたが、これまでの旅で身体が仕上がってきた様で、あまりツラく無かったのが良かったです。
 
 
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クーポラの内壁画。カメラの画角が狭すぎてイマイチ迫力が伝わらないのが残念。こんな時に限ってデジイチをホテルに置きっ放しなんです。
 
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無事登頂完了。以前に来た時は工事で足場が掛かってましたが、今回は大丈夫です。その時は日中に登りましたが、この夕方の黄昏も良い感じです。素晴しい情景ではありませんか。
 
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なるほど周りは私を除いてほぼカップルです。
「チュッ♡チュッ♡」という音が周りから必要以上に聞えてしまうのは、私が単独だからでしょう。どうりで入口で行列が発生しているわけです。
 
よく見ていると自分が宿泊しているホテルも見えました。
特にやる事もありませんので、久しぶりに何も考えずに、ただボーッとしてしまいました。とても贅沢であり何にも代えがたい貴重な時間でした。こんな時間が定期的にあれば生活も充実することでしょう。
 
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夕飯の為のレストランを探しているとヴェッキオ橋が見えてきました。
所謂観光地ですが、本当に素敵な街で、フラフラしているだけで満足な雰囲気です。
 
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ヴェッキオ橋のカオス感が悪くないです。
このフィレンツェ最古の橋が作られた理由は、治安の悪かった時代に屋内で移動する為に作られたそうな。この橋の二階部分を通り、外に出る事なく要人が行き来したそう。
 
イタリアのベタ?な観光地であるフィレンツェですが、なんだか好きな街です。ブランド品の店舗が集まる地域や、観光客向け価格等々色々ありますが、雰囲気がローマやピサ、またトスカーナ地方の田舎街とは違った雰囲気を作り出しています。
こんな雰囲気の街なので、彼女や奥様と来るのも良いですが、独りで周ってみるのも良いと思いました。
イタリアは北へ行くほど治安も良くなっていきますが、やはり観光地だけに注意は必要ですし、ついでに駐車違反にもです。出来れば電車バス徒歩がベストの街です。
 
そういえば帰宅後数カ月、フィレンツェ?政府?から手紙が来てました。通行禁止違反金督促状が・・・。前回訪れた際にも駐車違反の請求がレンタカー会社を通して請求された事を思い出しました。
 
かなりしつこく追い掛けてくるので、その辺りは覚悟した方が良いようで・・・。
 
次回はフィレンツェから水の都”ベネツィア”へ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

欧州紀行備忘録 世界遺産な街サンジミニャーノ

欧州備忘録をここ最近で書いておりますが、書く事自体を忘却してしまい、中々テンポ良く出来ない自分に嫌気が差しております。
 
忘れじの旅路という事で思い出しながらの書き込みになっている為、思い出せば思い出す程に再訪したくなってしまうのは、平素日常にも嫌気が差しているという事でしょう。
 
日常の愚痴はさておき、私の非日常の続きを書いていきたいと思います。
 
前回の講釈ではローマを出発し、何も決めていないフリーな夜という事で比較的緩く行動したおかげで郊外の露天風呂にまで足を延ばす事も叶いました。
 
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温泉の次はトスカーナの田舎を回ってみようという事で”SIENA”シエナという街へ立ち寄ってみました。
 
イタリアには「アウトストラーダ」という高速道路が整備されており、一部を除いて無料なので、街から街への移動は比較的安価でスピーディに可能です。明日の目的地はフィレンツェですが、少し横道に逸れても全く問題無し、日本でこれをやると時間と金銭が掛かってしまいます。狭い国なのはイタリアも同じでしょうが、日本は旅を推奨してないとしか思えません。
 
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”らしい”といえばらしい光景。やはりこの街も坂が多く良い運動になります。
 
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シエナの街中心部に下りて来ました。
ここは”カンポ広場”という場所で、世界一美しい広場という異名も持ちます。画像正面にある塔がマンジャの塔、上迄登る事が出来ますが、脚が破壊したら困るので下から眺める事に。(上まで映ってないのがセンス無)
 
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11月中旬のイタリアはまだまだ暖かいので、皆さん自由に寛いでいるのが印象的。平日の午後2~3時位ですが、仕事はしなくて良いんですか??
 
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蒼い空と何をするにも丁度良い環境。という事で私もこの時は仕事から離れていたので思い切り寛いでみました。
本当はビールを飲みたかったのですが、一応運転があるのでコーラで良しとしましょう。
日本では日比谷公園や新宿中央公園、代々木公園等々芝生で寝転んでいる人は見ますが、石畳に寝転んでいる人は中々いません。石畳に寝転ぶのはとても気持ち良い事に気付きました。芝生より良い感じです。芝生だと衣服が湿気ますし、もし犬のう○こがあっても見え辛いし。
 
こんなゆっくりとした時間が平常に存在するイタリアの人々が羨ましいです。
 
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特に電話を掛ける必要はありませんが、公衆電話。当然こちらでも携帯電話は普及していますが、稀に見掛けるのは日本と同じです。それにしてもステンレス剥き出し無塗装筐体が無骨な印象を受けますが、形状がなんとも可愛らしい。
 
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数時間をシエナで過し、そろそろ陽も傾き始めた午後4時頃。
トスカーナ地方の長閑な風景を走ります。ここで一服タイム。
 
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本日宿泊しようと思っている”サンジミニャーノ”という街はこの先にあります。交通量も少なく気温や湿度もなんと心地の良いことか。
 
先述した通り、今宵の宿の確保はまだ出来ていません。おまけに予定地である街は非常に特異な街であるため、この時間に現着していないのは少々不安でもあります。が、しかし最悪は車中泊で夜空でも眺めながら・・・という少なからずの余裕もあります。帰路の飛行機は決まっていますが、急ぐ旅路ではありませんから。
 
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シエナの街から1時間少々でしょうか、程なくサンジミニャーノの街へ到着。良い感じに夜の帳が降りかけていました。空の色がとても素晴しい。
 
この城壁の中がその歴史地区で世界遺産登録されています。ここからは車は入れないので近隣の宿泊者用駐車場へ車は移動せねばなりません。
 
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街の入り口にある宿泊施設予約ボード。(まるでラ○ホテル状態)
 
緑に点灯している所が本日空室アリで、そこボタンを押すと上部の地図にも点灯して教えてくれるというもの。
横に無料電話があり宿番号のみで直通予約が出来きます。
が、きっと田舎なので日本語はおろか英語もダメでしょうから、イタリア語で電話するのは無理と判断、目ぼしい宿を記憶して直接宿へ向かいました。
 
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城壁の中へ入るとこんな感じ。とても風情があります。
初めての街にも関わらずスムースに事が運ぶのはスマートフォンのお陰です。
 
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依ってお目当ての宿はすぐに見つかるわけです。
携帯電話及びネット環境の無かった頃を思い起こすと相当の苦労をしていた記憶が蘇ります。しかしそれがあったからこそ、こうして自由気ままな旅が愉しめている事に他なりません。
 
チェックインもスムース。フロントでは、流暢な英語を話すイタリア美人さんが丁寧に手続きしてくれました。本日もノープロブレム、€98/Night
 
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東京は青山か原宿か・・・的な画ですが、価格ではそれ程でもありません。世界遺産とは云え比較的良心的、更には円高の影響でこんな洒落たレストランでも普通に入れます。
平日だからか、遅い時間でもないのに店があまり営業しておらず、実は消去法での選択。
 
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飲めない私は、こんなモノとビール1杯でヘベレケ状態に陥ります。
 
旅の全行程を通してそれ程高額商品を食べてないからかも知れませんが、日本にあるファミリーレストランチェーンの「サイゼリア」は美味しいです。イタリアの安価なモノというと失礼かもしれませんが、一般的なモノ?と同じ味がしますから。
 
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明けた翌日、朝食後にしばし散歩に出てみました。やはりこの街も坂が多くアップダウンの繰り返しに、朝から良い運動になりました。
 
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少々モヤ~っとしてますが、トスカーナ地方の丘陵地帯を望みます。
屋根の色が共通なのはきっと決まりがあるんでしょうか。この一体感が素晴しいです。無秩序な日本で同じ光景を見るのはほぼ不可能に思います。
 
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何処の街でも朝市があります。朝から色々眺めているだけで楽しくなってきます。今日も一日良い日になりそうな予感。
 
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豚の丸焼?何もボディに顔を載せなくても・・・。この画も日本では非難されそうな気がしますが、でもこれがイタリアなのです。ハムやチーズがとても旨そうで溜りません。
 
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イタリアは特に・・・なのかもしれませんが、時間の流れ方が明らかにゆっくりしている様に思います。
 
長期と呼ばれる休暇が連続1週間も無い日本人は、集中する余暇を奪い合う様に取得し、その結果が招いた通常の2倍も3倍にも跳ね上がった宿泊料金や移動するだけの高速道路にお金を使わざるを得ません。
 
何に於いても愉しもうという人間性のイタリア国民を少しは見習うべききなのかなと。
日本では”いい加減な人間性と謳われるイタリア人”ですが、そう思う我々日本人の方がどちらかというと不憫に思います。
 
少ない休日に行く小さな旅はお金と気を使うだけ。
世の父親は機嫌斜めな子供にヒステリーな妻、癒しの旅のはずが疲労の旅に・・・という状況が目に浮かびます。
 
家庭環境はともかく、折角の休日の高速道路くらい無料にならないモノでしょうか。ガソリンも日本は異常に高いです。身体と財政状況が悪化が少しでも押さえられれば、その他諸々色々と上手くいくのでは。
 
遠い昔から黙々と働く事のみが評価され、遊ぶ事が”悪”の様に云われるここ日本も少しは考え直した方が良いのではないでしょうか。
 
日本人ならではの“真面目さ”は多いに評価されるべきと思いますが、メリハリの無い真面目さは如何なものかと。仕事も然り、遊びも然り愉しまなくては損。今更人間性を変える事はかなりの難題ですが、イタリアに1カ月も居ると少しは変化するかも知れません。
 
そういう自分が明日も仕事ですので全く説得力ありませんが・・・。
どうでしょう、自分を見つめ直す旅など。今は無理だとしても、それを目標にして行動すれば結果は自ずと付いてくるものですから。
先ずは目指さない事には何事も始まりません。
 
 
この次の講釈はフィレンツェに向かいます。