今日はDavid SanciousのForest of Feelingです。

鍵盤からドラムまでなんでもひとりでやっちゃう人ですがメインは鍵盤。

ジャンルという型にはまらない方ですが、Fusion界隈でのお仕事が多いです。

シンフォニックで非常にメロディアスな一曲目は煌びやかで壮麗なキーボードワークが素晴らしいプログレ然とした名曲。

バラエティー豊かでいわゆる普通のFusion系のアルバムとは一線を画していますが、勿論それっぽい曲もあり、非常にタイトな演奏で完成度高いです。

アルバムとしての構成もよく考えられており、Billy Cobhamnoプロデュースも光ります。

ただ高いだけのレア盤よりも、Fusionコーナーで安く売られているこういう良い作品聴いた方が満足感高いと思います。

Isildurs Banenの1stに近い感じもあり、彼らはファンなのかもしれません。

CDもありますので気軽に聴いていただけると思います。

 

 

今日はDenny ZeitlinのExpansionです。

ものすごく才能豊かな方でお医者様でありながらジャズマンとしても一流。

プログレ畑の方にはあまり馴染みがないかも知れませんが、このExpansionは強烈で、紛うことなきプログレ。

A1には度肝を抜かれる方が多いと思います。

いわゆるPiano Trioなのですがこの曲だけはKeyborad盛々で各人非常にアグレッシブに電子楽器をプレイしています。

ジャケ裏面でご本人が仰っているようにしがらみなく音楽が作りたかったそうでレーベルまで作ってやりたいことをやったそうです。

事前に構成された部分とインプロのバランスが非常によく、A1は2分くらいにしか感じません(実際は13分以上あります)。

残念なことにCDはなく、レコードも二回プレスがあるのみ。

オリジナルはDouble Helix Recordsと表記のあるもので1750 Arch Recordsのものは再発。

再発は知りませんがオリジナルは盤がぺろんぺろんですが音は非常に優秀です。

プレスが少ないですが元がジャズ畑の方でプログレ界隈ではそれほど認知されていない作品なのでプレミアはそれほどついておらず、日本よりも海外の方が高いです。

ユニオンのJazz館などで見つけられればたぶん安いでしょう。

 

 

今日はフランスのAtollの2nd L'ARAIGNEE-MALです。

1stも3rdもそれなりに良いですが、2ndの完成度の高さは抜きんでています。

YESと形容されることも多いですが、私はMahavishnu Orchestraに近いものを感じます。

演奏技術は極めて高く、曲の構成力も素晴らしいです。

Mahavishnu Orchestraは各人のテクニックやセンス頼りな印象がありますが、作品通しての完成度という部分ではこちらの方に軍配が上がると思います。

ジャンル関係なく文句なくかっこよく、こういうのをプログレというんでしょうね。

当時かなり売れたようでプレスも沢山ありますが、EuroDiscの馬車オープンラベル(薄緑色)がオリジナル。

ジャケットもバージョンが複数あり、最初期がフルコーティングの背絞りジャケ、その後が片面コーティング、コーディングなしの順番といわれています。

ラベル面の形状が少し異なっており、最初期のものは凹凸があるラベル面で年代が下がると平坦になります。

初期盤はかなり音が良く,ハイハットからベース、バスドラの音まで非常にクリアで、色々と細かいことやってるのもよくわかります。

以降のプレスとはB面のミックスが違うので初期プレスはそれなりに人気があり、国内で探すとなかなか見つかりません。

海外の方が探しやすいと思いますが、区別ついてないレコード屋も多いのでご注意ください。

 

 

今日はたまたま棚から出てきたイギリスのDr.Zで、Vertigoぐるぐる軍団の中でもトップクラスにレアなものです。

Keith Keyesという人が中心人物でOxfordで音楽関連の学位を取った方だそうです(昔は物理といわれていたような。。。)。

元々は4人だったそうですが、デビューシングル発売後に一人が抜け3人編成となった後にこのアルバムを出しています。

ELPなどのキーボードトリオとは異なり暑さのかけらもない黒魔術的な内容漂う不気味で内政的作品です。

電子楽器は使ってますが中心はチェンバロなどのアコースティック楽器。

歌詞もキリスト教など理解していないと把握しずらいと思います。

観音開きの変形ジャケットで昔から高いですが、はっきり言ってそんなにお金を払って買うような内容ではないと思います。

ジャケの状態がそれほど良くない買えるような値段のものを見つけられたので持ってますが、40万円出して買いたいとは思いません。

レコードの値段も浮き沈みがあり、私がレコードを買い始めた20年位前というのは中々良い時代だったようで、

- レコード熱が冷めていて、紙ジャケの登場によりCDへの買い替えが進み、レコードの価格が低下傾向だった

-初期のEbayやネットが今のように一般的になっていない時代のネットショップは値付けが適当で、かなりお買い得品が多数あった

状況だったので今ではとても買えないような値段で手に入れることができました。

当時はイギリス盤のオリジナルといえば3800円みたいな時代で、今では高くなったCrimsonのLarks' Toungues in AspicやRedももれなくこの値段でした。

ユニオンなんかも査定が適当で、再発とオリジナルの区別がついておらずSandroseのオリジナルがMusea再発と同じ値段で売ってたり、Pink FloydのDark side of the moonのMatrix2/2のSolid Triangle盤がごみのような値段で売っていた良い時代でした。

今は査定がかなりしっかりしているのでほとんどこういうものはなくなってしまいました。

地方のレコード屋さんなんかだとイギリス位はわかるけどそれ以外の国はあまり詳しく

ないのか、ユーロものの恐ろしくレアなものが0が2個とれたくらいの値段で売ってたりして手が震えたのを覚えています。

本題に戻ると、英国以外に当時盤でイタリア盤があり、同様に変形ジャケット。

多分レア度はこちらの方が高いです。

他国盤は他にないみたいで、以降はブートや再発のみです。

 

 

今日はarti + mestieriのセカンドアルバムGiro di valzer per domaniです。

1975年発売なので1stから一年後に出た作品ですが、すでにピークアウトしてしまったのか前作のような凄みは感じません。

悪い作品ではなく、Chiricoのドラムは前作以上に凄まじい手数で決して演奏のテンションが低いわけではないのですが。。。

Jazz-Rock的な要素が強まり、シンフォニックな要素が減っており、曲間も継ぎ目なく進行していくのでまとまりがないわけではないのですが、このアルバムの後にしばらく休止期間に入るのでバンド内で何かあったんでしょうね。

オリジナルはCRSLP 5502のものでBaby盤しかなく、Ricordi盤があるという話は聞いたことないです(あれば教えてください)。

フランス盤も同時期に出ており、タイトルがフランス語になってます。

イタリア盤は上記以外に5205 502の番号のものがあり、Areaなども同じような番号で再発があり、78年ごろのものと言われています。

以降長らく廃盤でしたが2000年以降に何度かLP再発されているようです。