今日は70年代のイタリアを代表する作品を残したArtiの1stです。

Frio Chiricoの高速ドラミングが話題になることが多いですが、それ以前にトータルアルバムとしての完成度が極めて高く、聴き始めると一気に最後まで聴いてしまいます。

括りとしてはJazz-Rockであることは間違いないのですが、多様な要素を変な意図なく混ぜ込んだまさしくプログレという作品だと思います。

ドラムが一つの個性になっていることは間違いないのですが、曲構成、演奏者各自の技量が高水準で、バンドの旬も間違いなくこの時期だったのでしょう。

LPはRicordi pressのものが1stプレスで、Babyのものは後プレスです。

裏ジャケの右側を見るとDistribuzione~と記載があり、こちで見分け可能です。

初回盤にはポスターとカードボードが付いていたそうですが、私は未だに実物を見たことがありません。

インナーバッグは確かBaby盤でもついてたはずです。

日本盤も1976年に出ており、値段が安く音も良いのでお勧めです。

音質的にはCDで学生時代に聴いた時にはドラムの音軽!って思ってたのですが、オリジナル+まともなオーディオで聴くと量感質感ともに十分でした。

手数多いからしょうがないかと思っていたのは完全に私の勘違いで、YoutubeでChiricoが実際に叩いてるの見たら結構余裕だったのでびっくりした記憶があります。

 

今日はイタリアのSPHINXです。

当時のイタリアはプログレ系の人気が急激に衰退し、メジャーバンド以外には非常に厳しい時代だったようでドイツでデビューというのがちらほらあります。

レア盤で有名なAtlantideもその口ですね。

ドイツというのは間口が広いのかバンドの本国では発売されていないアルバムが出ていたりします。

さて、SPHINXは簡単にいうとプログレ風味のKey×2入りハードロックで、Iron Maidenあたりが好きな方であれば気に入りそうな感じです。

B面まで聴いた記憶はほとんどなく、2曲目のJaneが中々の名曲でメロトロンチックなKeyが心地よくほぼ毎回ここで力尽きてしまいます。

昔は幻の名盤扱いされていて結構なお値段がついてましたが、再発があり、その内容がばれてしまったからなのか、LPだとオリジナルのPeak盤でもお手頃価格で入手可能です。

別名、別ジャケットで1985年に別レーベルからも出ていますが、中身一緒の曲順違いのようです。

 

 

 

オーストラリアの方で本業はプロデューサーやサントラのスコアかいてる人みたいです。

恐らく彼名義のアルバム自体は二枚で、こちらで紹介するWinds of Isis以外にもう一枚Crosstalkというアルバムがあります。

後者は電子音楽っぽいものらしくたまに見かけますがまだ買ってません。

Winds of Isisはコンセプトアルバムで全体を通して一つの物語を表現しているようです。

Mike Oldfieldのように楽器は全て自分で演奏しているようで、MellotronとMu-tronが多用されており、サウンドを特徴づけています。

購入した当時内容は全く知らず、メロトロンのクレジットがあれば何でも手あたり次第買ってた時代でした。

いわゆるシンフォニックですが非常にスケールの大きな作品で、全編聴き通しても退屈する部分がないくらいによくできた作品です。

購入当時から今でもターンテーブルに乗ることが多い飽きのこない作品ですね。

最近まで再発されていなかったようですが、昨年CD再発されたようです。

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今日はスペインのTeveranoです。

 

スペインを代表する70年代のJazzRockグループであるIcebergとBarcelona Tractionのメンバーで結成されたグループでシングルとアルバムを一枚ずつ残しています。

Disco全盛時代ですがキャッチ―になりすぎることなく、男らしいJazzRockに仕上がっており、80年代初期の作品としてはトップクラスの完成度を誇っています。

スペインは地方によってサウンドに特徴がありますが、ギターとバイオリンのエッジが効いており多少フラメンコっぽさを感じます。

再発はされていないようでCDはないみたいようです。

当時もそれほど売れなかったのか今でもSealedのものが多数存在するようです。

 

レコードにも色々とありまして、いわゆるアルバムというものだけでも底知れず永久かと思うようなラビリンスなわけですが、サントラやライブラリーなんかを含めると底なし沼という表現以外思いつきません。

サントラは一般的ですがライブラリーものはマイナーです。

今は亡き(まだあるのかな)レコードマップの記事中で志村けんがおならの音のレコードを持ってると言っていたようものがそれです。

範囲は極めて広く効果音から普通にアルバムとして売り出したらと思うほど内容が良いものまでジャンル問わず色々なものがあります。

しかも担当アーティストは腕利きでスタジオミュージシャンも務められるような極めてセンスの良い方やその筋では非常に名のある方が担当しており、私の敬愛するGeroges Arvanitasも数多くの作品があります。

これが当たり外れが大きく、内容を調べないとなかなか手が出しづらいのですが、DJの功罪か内容が良いものはその数の少なさゆえに値段が高いという傾向があり、いわゆる通常のアルバムのレアなだけで値段が高いというものとは多少一線を画しているような気もします。

レーベルにも一応色があり、お気に入りを見つけるとはまるかもしれません。

業務用なので大抵カッティングやプレスは素晴らしく、音が良いのも特徴です。

さて、ここで一枚だけ紹介しておきます。

これはB.T.Wというイギリスのライブラリー専門レーベルより出たアルバムで、素晴らしくかっこいいJazzRock作品となっております。

Brian Miller、Phil Lee、Chris Laurence、George Chisholm、Frank RicottiやStan Sulzman等々BritishJazz好きにはたまらないクレジットが並んでいます。

映像関連、ラジオ用に切り出しやすいように作られている曲だそうですが普通に聴いても何の違和感もないくらい内容が良いです。

私は滅多に買いませんがお気に入りのアーティストのライブラリーものなど見かけたらぜひ試してみてください。

新たな発見があるかもしれません。