2020年の秋からスタートしたホームモンテッソーリのお手伝い。
具体的にお引き受けすることを検討し始めたのは、約10年に渡って受講したモンテッソーリ教師養成講座の0歳~12歳のコースを修了して1年が過ぎた頃でした。
いつかは、自分の学んだ知識をどなたかのお役に立てるよう還元できたらと考えてはいたものの、20年以上教育畑を歩きながらも、実際モンテッソーリ教師として教室に勤務した経験はゼロ。そんな自分に、果たしてモンテッソーリ教育を伝える資格はあるのだろうかと自問する時間ばかりが続きました。
しかし、そんな中、数多くの方々からいただいたお声。
「お教室の中のモンテッソーリ教育ではなく、家庭の中のモンテッソーリ教育が知りたい。」
そんなお声に背中を押していただいて誕生した『ホームモンテッソーリのお手伝い』。
この「お手伝い」という文字には、ご家庭の中でお子さんと親御さんがモンテッソーリな時間を過ごす中で、ちょっとした疑問点が浮かんだ時。気兼ねなく聞くことができるような相談相手になることができればと願って付けた名前でした。
しかし、この3年の間に、まだまだ自分は力不足だと感じさせられる部分は計り知れず…。
受講者の方々は0歳から中学生のお子さんを持つご家庭の皆さま。
居住地も国内のみならず、アジア、アメリカ、ヨーロッパと様々です。
そして、モンテッソーリ教育初心者の方からすでにモンテッソーリ教師のディプロマをお持ちの方々までいらっしゃいます。
そんな様々なバックグラウンドを持つ皆様のご家庭のホームモンテッソーリ。
モンテッソーリ教育の哲学、提示について、大人の在り方等々。
ご質問は多岐に渡ります。
そしてもっと総括的に学びたいと意を決してアメリカの大学院のモンテッソーリ教育学部へと入学を決意したのは、ホームモンテッソーリのお手伝いを始めて1年後のことでした。
今思うと、もしこのようなお手伝いをお引き受けしていなければ、決してモンテッソーリの大学院に進学する等といった選択肢は確実になかったでしょう。
そして「ホームモンテッソーリのお手伝い」を開始してから3年を迎えた今。
まさか修士を終えてからそのまま博士に進学するなどとは入学当初は思ってもみませんでした。
すべては、我が家の10年に渡る凸凹なホームモンテッソーリの記録を読んで、モンテッソーリ教育に惹かれる母を信じてついてきてくださった皆さまのお陰。
受講を開始した頃は2歳だったお子さんが5歳になり、もうすぐ小学校という現実にただただ感慨深く、伴走させていただけていることに感謝しかありません。
今後の母の夢…。
それは、変わらずご家庭内におけるモンテッソーリ教育が広まること。
モンテッソーリ園へ通われていても、残念ながら現在の日本にはモンテッソーリの小学校がほぼ皆無のことを考えると、やはりご家庭にてお父さんやお母さんと共に過ごすモンテッソーリ環境が何よりも大切だと感じています。そして、この環境とは決して物的環境を指すのではなく、大人の子どもの見方だったり、自身のあり方という人的環境の部分だと言えるかもしれません。
我が家にとってのこの11年間がこれほど充実していたのはホームモンテッソーリというお守りのお陰。
ぜひ、一人でも多くのご家庭の皆さんにそう感じていただきたいと切に願っています。
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ここ何年もの間、ずっと心待ちにしていたあべようこ先生の新書がついに発売となります。
タイトル通り、『小学生のためのモンテッソーリ教育』!!
国内初の奇跡的な瞬間がついにやってきます。
0歳~12歳のモンテッソーリ教師養成講座を受講して感じたのは、幼児期だけのモンテッソーリ教育で完結してしまうのは非常にもったいないということ。現在13歳の娘を見ていると、小学生のモンテッソーリ教育があったからこそ、彼女の中学生における学びがこれほど充実しているのだと感じます。
是非、皆さん、書店に行かれた際にはチェックをしてみてください。
ホームモンテッソーリのお手伝い(「回数無制限コース」「月1回コース」の有料メールサポート)
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