新井紀子さんのおっしゃること。
共感しかない
ので、以下Twitterより転載しますね
最近、もっとも懸念しているのは、
「おしゃれな新婚家庭は
乳幼児の文字環境として砂漠のようだ」
ということです。
インタビューでもお伝えしていますが、
部分的にしか掲載されないと思うので、
一応全部書きます。これは科学的に
確認できていません。私見です。
類人猿は皆、もっとも身近にいる人
(主として親)が何に興味を持つかで、
それを見ながら育ちます。
知育玩具に親は真剣な興味はありません。
ので知育玩具では不十分で、生活の中に、
文字と数字があり、それを通じて
大人同士がコミュニケーションする
必要があると思います。
まず、
「月日、曜日」が漢字で入っているカレンダー
を壁にかけて、それでイベントの共有を
してほしいです。
たとえば「12月10日日曜日、
ディズニーランド」のようにです。
カレンダーは数の並びを自然に理解するのに
非常に有効な手段です。
小1で「じゅういち」を「101」と書く子、
相当います。
できれば、小学生の家庭では、トイレには
「今日は何の日」が書いてある
日めくりカレンダーをかけてほしいです。
(みつをはやめてほしい、論理性がつかないので)
それでだいぶ語彙が増えます。
できれば小学生以上の家庭では、
トイレには日本地図(または世界地図)を
張ってほしいです。
赤ちゃんが生まれる前に、必ず、
数字がきちんと入っている、
文字盤の時計を壁にかけてほしいです。
デジタル時計もあるのはかまいませんが、
それでは、3ケタのひき算ができるまで、
「6時まであと何分」を把握できません。
朝ごはんのときには、ラジオをかけてください。
ニュースが含まれるものが望ましいです。
ニュースを聞いたことも見たこともない状態で
小学校に入るととても大変だと思います。
ラジオは耳から入ってくる情報だけで
リアルを想像しないといけないので、
情報処理能力が鍛えられると思います。
できればテレビで
ドラマと時代劇を幼稚園~小学校低学年の
子どもと一緒に見てください。
「印籠」とか「切腹」「身分」「武士」
などという語彙は、時代劇見ないと
獲得が難しいです。
最後は小学生をもつお父さんへのお願いです。
AV見てないで、本棚の一番上の子供の手が
届かないところに官能小説を本の背が
見えないようにそっと置いてください(苦笑)。
ときどき、そっと取り出して読んでください。
子供は両親が留守のときにきっとそれを
手にとって大量に語彙を学びます。
できればジェンダーバイアスがかかっていない
のをお願いします
できれば、紙の新聞を購読してください。
それが嫌なら、せめて本を買ってください。
それを読む姿を子どもに見せてください。
自分が本を読まないのに、
本を読む子に育てるのは難しいです。
というわけで、おしゃれな家は、読解力の敵、
と私は思っています。順番に科学的に示していくつもりですが、どういう仮説があるかは、予めお伝えしました。
小学校の教科書で必要な語彙を身に着けるのは不可能です。語彙検定しても難しいです。それでは語にリアリティがないので。時代劇お勧めです!
なんか、なんか、
感動してしまった
いつの間にか身についてたことって
本当この通りだったな〜
とか思った。
当時、親や祖父母がそんなこと
(私に読解力をつけよう!みたいなこと)
意図したはずもなくw
でもでも、
先日のこの記事に書いたのと
通ずるとこもあってね。
FAQ
「なんで電子書籍やデジタル新聞ではいけないんですか?」
答え
「それはあなたのタブレットかスマホに鍵がかかって入っているので、子どもはそれを見ることができないからです。無意識にシェアされることが必須です。」
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