<目次>
ジュンコ田中ロングインタビュー byさいわいとみよ の連載を開始します♪
田中【ジュンコ田中ロングインタビュー①】第一章 地獄の日々
【ジュンコ田中ロングインタビュー②】第二章<その1>長女の発達障害
【ジュンコ田中ロングインタビュー③】第二章<その2>車椅子のわたしにお供え物??
【ジュンコ田中ロングインタビュー④】第三章 心に秘められた力今回の記事
【ジュンコ田中ロングインタビュー⑤】第四章 乳がん発病から東京を目指す
【ジュンコ田中ロングインタビュー⑥】第五章<その1> 「ラポール・ラボ」を立ち上げる
【ジュンコ田中ロングインタビュー⑦】第五章<その2>NLPコースとは…
【ジュンコ田中ロングインタビュー⑧】第五章<その3>まずは自分自身を知ることから
【ジュンコ田中ロングインタビュー⑨】第六章 蜘蛛の糸ー地獄から天国へと
【ジュンコ田中ロングインタビュー⑩】第七章 予防の心理学と世界平和を目指して
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第3章 奇跡的に手足の麻痺を救ったのは「心に秘められた力」だった
ージュンコさんのブログにも書かれていますが、車椅子と自宅の介護用のベットで寝たきり生活の中、鬱鬱とした日々だったとのこと。その時に、ある「内観」=「イメージ」をしたことから、全く動かなかった身体に変化が生じたと伺いました。
はい。
ちょうど、私の誕生日が近くて、発達障害ではない小学生の次女が天真爛漫に「お母さん、お誕生日に何が欲しい?」って聞いてきたんですよね。
私は心の中ではこっそり「命もいらない」と思っていたので…
こんな私がいない方がこの子のためにもなると。。。
「欲しいものもない」「したいこともない」・・
でも、この娘に応えないとと・・
困ったなと思いましたね。
↑1才の長女と
そこで数日、ベッドからぼんやりと天井を見つめながら、それでも、「何かないか?」と考えたんです。
しばらく頭の中で時間をさかのぼり・・ふと記憶の中に埋もれてしまっていた中学生だった頃の自分の夢を思い出したんです。
「ウインブルドンに行きたい」と言っていた私の夢。
私はテニスが大好きで、意外と体育会系だったんですよ^^
あれから何十年も経った後、寝たきりのベッドで、
「私はウインブルドンに行きたかったんだ!」と思い出したんです。
「テニスが大好きだった」
どんな炎天下でも、冬の凍てつくような日でも、コートにいて走り回っていた、その時の自分の感覚をありありと思い出したのです。
ジリジリする日差し。
流れる汗や乾いた喉の感覚。
ポーーン ポーーンという軟式庭球ボールの打音。
みんなの「ナイスで〜す」や
「あと5分で〜す」のローテーションの掛け声。
サーキットトレーニングの体の疲れ。
↑手足麻痺の回復後のテニス姿
この過去の五感の記憶を鮮明に思い出し、それが今の動かない私自身の体に、まるで今起こっているかのように、ありありと感じられた瞬間、
血液が手まで流れる感覚が戻ってきたんです!
ー凄いですね。自分の精神的イメージ、心が身体に影響を与えた瞬間ですね。
そして、ジュンコさんのお話されたNLP心理学の基礎「見る」「聞こえる」「感じる」という五感が潜在意識の力を使って、物理的な現実に影響を与える理論をまさしく体現されたわけですね。
そうなんです、実際にNLPを学んだ時に、「これ、私が経験したことだ」と後からわかりました(笑)
その後、誕生日にスポーツショップのアルペンへ連れて行ってもらい、テニスで着れるようにと、ジャージを買ってもらいました。
不思議なものですが、ジャージを着て「もう一度テニスをしたい」と改めて思ったときに、麻痺してしまっている身体に対して、初めて絶望を感じたんです。
「動けなくて本当に悔しい」と、ボロボロ涙を流して。
ーなるほど、鬱で「何も感じない」「感じられない」状態だったんですね。絶望も、そして、希望さえも…
皮肉にも、このご自身の身体に対して「絶望」を感じ始めたというのが、最初の回復へのステップだったのですね。
苦しさ、悲しみ、怒りはあまり感じたくない感情ですが、「感じられる」ということは、心が正常であるという証拠なんですね。
その後「この感じる心」を取り戻したジュンコさんは、少しずつ、回復され、3年の念月をかけ本当にテニスをされるまでに見事に克服されました。
↑回復後、ベテランJOP50代シングルス全国ランキング最高100位にまで!
田中オリジナルのカサンドラ 脱却メソッド
NLP@RLのコース